今、発酵バターが人気です。発酵バターは原料の生クリームに乳酸菌を加えて発酵させ、撹拌してつくる発酵食品ですが、ヨーロッパでは昔からポピュラーなものです。芳醇な香りと微かな酸味がクセになります。日本では生クリームをそのまま撹拌してつくる非発酵バター(スイートクリームバター)が一般的です。
発酵バターは家庭でも、意外と簡単に手作りできます。使うのはヨーグルトの乳酸菌。発酵させるため少し時間はかかりますが、出来上がったバターは感動ものの味!
道具は熱湯消毒するなど清潔なものを使い、作ったバターは早めに使い切ること。副産物のバターミルクもパンケーキやパン作りに使えば美味!
発酵バターレシピ
【材料】
- 生クリーム(※):200ml
- ヨーグルト:大さじ1
※ホイップクリームは不可
【作り方】
- 生クリームにヨーグルトを加え、よく混ぜる。
パックの口をクリップなどで閉じる
- 40℃のオーブンなどで6時間発酵させ、冷蔵庫で3日間寝かせる。
生クリームが発酵して柔らかい固形になる
- ②をボウルに入れ、ハンドミキサーなどで撹拌する。
5~10分ほどでバターの粒と水分(バターミルク)に分離する。
しばらくするとポロポロになってくる
バターミルクの中にバターが
- ザルでバターの粒を漉(こ)し取り、キッチンペーパーに包んで余分な水分を除く。
残りの水分はバターミルクなので捨てない!
ペーパーを2~3回変えて水分を取る
- バターをまとめて、冷蔵庫で冷やす。
塩を加えるならこのときに
記事提供:丸ごと小泉武夫食マガジン
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