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今回はごく普通のクリームチーズが超簡単にグレードアップする、エキストラバージンオイルとスパイス、ハーブを加えた「クリームチーズのオイル漬け」を作ってみる。でも、このおつまみ、チーズが美味しくなるだけじゃない。漬けたオイルまでもが抜群に美味しい調味料になるから、一度作り始めたらやめられない。
今回は居酒屋じゃなくてトラットリアか?なんて調子よく料理開始。
料理というほどのことは全然ない。材料集めで9割9分という感じ。あとは時間が美味しくしてくれるという、なんとも手抜きな感じが否めないが忙しい方にはオススメ。
ただし、オリーブオイルは奮発して上質なエキストラバージンオリーブオイルを使ってほしい。手を加えない分だけ素材の味がストレートに出るからだ。今回は、ピエトラ・コロンビナの2017年年末に初しぼりした大奮発のヌーボーオイルを使用している。オリーブのフレッシュな香りとキレのあるほのかな苦みと辛みが、クリームチーズのコクを一層引き立てるのだ。
【材料】
【作り方】
1週間漬けたチーズは、赤ワインにぴったりの美味しさ。オイルのくどさはまったくなく、香りとコクが増して、そりゃもう絶品。
チーズを全部食べてしまったら、またチーズを足して漬けてもOKだが、漬けたオイルはオイル自身の美味しさに加えて、ハーブ、ニンニクの香りが移った抜群の高級調味オイルに変身している。
今が旬の新じゃがの小さいものを半分に割り、塩を振ってこの調味油で皮ごと鉄皿でソテーすると、ワインにぴったりのアテになる。新じゃがの小さいのなんて格安なのに、このオイルのおかげで急に高級感が満載だ。
ソテーするときは、トマトが焦げやすいので最初はオイルだけすくって鉄板にひいて焼き、焼きあがったら最後にトマトとオイルを回しかけるときれいに仕上がる。
このような鉄皿がなければ、オイルと一緒にアルミホイルに包んでオーブントースターで焼いても美味しい。次回は、このオイルとチーズをソース代わりに使ったおつまみを紹介したい。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。