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秋の味覚といえば「さつまいも」。9月から11月に旬を迎え、ほくほくとした甘みが美味しい季節の代表的な野菜です。
筆者も先日、娘と一緒にいも堀りをして、大きなさつまいもを収穫しました。さつまいもを土から掘り出す瞬間は、収穫の喜びを感じます。
今回は、旬のさつまいもを使った定番おやつ「スイートポテト」の作り方をご紹介します。このレシピは、バターの代わりにオリーブオイルを使うのがポイント。オリーブオイルを使うことで、しっとりとまろやかな食感はそのままに、軽やかでヘルシーなおやつに仕上がります。
パティシエでもある筆者が、きれいに仕上げるコツやポイントなどもお伝えします。
お家にある材料で簡単に作れるレシピなので、秋のティータイムやお子さんとのお菓子作りにもぜひご活用ください。

一見シンプルなお菓子であるスイートポテトですが、きれいに作るにはいくつかコツがあります。
ちょっとしたコツで見た目も味もぐんと美味しくなるので、抑えておきたいポイントを解説します。
さつまいもを加熱して柔らかくなったら、熱いうちにすぐマッシャーや麺棒などで潰します。冷えるといもに含まれるデンプンが固くなってきれいにマッシュできなくなるので、手早く作業しましょう。
スイートポテトでよくある失敗が、生地を柔らかくしすぎてうまく成形できないというもの。味に影響はありませんが、うまく成形できないと見ばえが悪くなってしまいます。
特に牛乳や卵などは、固さを見ながら少しずつ入れて調整しましょう。手でまとめられる位の固さがベストです。
成形するときにラップを使うと形を整えやすく、手も汚れないのでおすすめです。
今回はラップを使って3cm角のキューブ型にカットします。一口サイズにするとお子さんも食べやすいです。

バターの代わりにオリーブオイルを使ったスイートポテトのレシピです。オリーブオイルを使うと、しっとりしてコクがありつつも、軽やかでヘルシーに仕上がります。甘さ控えめでさつまいもの自然な甘さが楽しめるレシピです。
小さめのキューブ型にしているので成形しやすく、お子さんのおやつにもぴったりです。
1. さつまいもは皮をむいて1cm厚ほどの半月切りにして水にさらす
600wの電子レンジに5〜6分かけてやわらかくする

2. 熱いうちにマッシャーや麺棒などで潰す
ゴロゴロした感じが好きなら粗く潰し、滑らかな方が好きならしっかり潰す

3. グラニュー糖を加えてなじませ、牛乳とオリーブオイルを加えてゴムベラで混ぜる

4. 卵を溶きほぐして、仕上げ用に大さじ1だけ取り分ける。
さつまいもの固さを見ながら、少しずつ加える

5. 生地をラップに包んで四角く成形する。この辺りでオーブンの余熱を開始する
包丁で16等分にカットする

6. 形を整えながら、オーブンシートを敷いた天板の上に間隔を開けて並べる

7. 表面に取っておいた卵液を刷毛で塗り、黒ごまをのせる

8. 200℃に余熱したオーブンで約15分焼く


さつまいもには、食物繊維、ビタミンC、カリウム、ビタミンE、βカロテン(ビタミンA)などが含まれていて、栄養豊富な野菜です。
脂溶性ビタミンのビタミンAやEは、油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、オリーブオイルとも相性抜群!
美容や健康にもプラスの効果が期待できます。食事やおやつに上手に取り入れて美味しく栄養補給したいですね。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸とさつまいもの食物繊維には腸の働きを整える効果もあり、腸活にもぴったりです。

さつまいもは収穫したてよりも、少し寝かせた方が甘みが増します。最適な温度で保存すると、さつまいもに含まれるでんぷんが酵素によって分解され糖に変化します。この現象を「追熟」といいます。
追熟の適温は10~15℃。収穫したら泥付きのまま1本ずつ新聞紙でくるみ、涼しい場所か冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いでしょう。1カ月を目安に追熟させると甘みが増します。

栄養たっぷりで美味しいさつまいもは、秋のおやつにぴったり!
今回ご紹介した一口サイズのレシピなら、型も使わず、手軽につまめるスイートポテトが作れます。バターの代わりにオリーブオイルを使えば、軽やかでヘルシーな美味しさが味わえます。
材料も少なくとっても簡単なので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
コロコロした可愛い形は、子供たちも喜びますよ。オリーブオイルが香るスイートポテトで食欲の秋を楽しみましょう。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。