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2021年6月7日

オリーブオイルって健康にいいの?安全なの?

オリーブオイルって健康にいいの?安全なの?

結論から言えば、オリーブオイルは体に良い安全なオイルです。その理由は、オリーブオイルの主な成分がオレイン酸であること。
また、製造方法がエキストラバージンオリーブオイルの場合、低温圧搾法で抽出されていることです。

オリーブオイルの主な成分はオレイン酸

オレイン酸について調べてみると、国内でオリーブオイルを販売する最大手メーカーの日清オイリオのホームページでは以下のように説明されています。

植物油に多く含まれている 不飽和脂肪酸で、オメガ9(n-9)系脂肪酸に属します。LDL(悪玉)コレステロールを上昇させないといわれています。体内でも作り出すことができ、また、酸化しにくい特質を持っています。べに花油(ハイオレイック)、オリーブオイル、キャノーラ油(なたね油)等に多く含まれます。

日清オイリオお客様窓口

オレイン酸は化学構造はn-9系列で、一価不飽和脂肪酸となり、主に体の組織を作ります。
一価不飽和脂肪酸は酸素と結合しにくく、多価不飽和脂肪酸といわれる多くの種子油とくらべると、酸化しにくいオイルです。

その為、こちらの記事「揚げ物はエキストラバージンオリーブオイルが最適な理由」にも記した通り、揚げ物をするときも、酸化する速度が遅く、胸焼けもしにくいのです。

また、地中海周辺の国々の人は、ワインを飲み沢山食べる生活をしているにもかかわらず、冠状動脈性心疾患の発症が統計的に少ないことがわかっています。これは、日常的にオリーブオイルをたくさん消費しており、LDL(悪玉コレステロール)を下げ、HDL(善玉コレステロール)を下げないという健康への有効性がわかってきました。

私たち日本人の油脂摂取量の中で、オリーブオイルはわずか2~3%。最も摂取されている油脂は、菜種油(キャノーラ油)・大豆油などの植物油で、全体の6割ほどもあり、これらのオイルはn-6系列の科学的構造を持っているリノール酸です。人体に欠かすことのできない必須脂肪酸ですが、摂取し過ぎるとアトピーや炎症性がんの原因になることが科学的にわかっています。

オリーブオイルが安全な理由は製法にも理由がある

オリーブオイルが安全な理由は製法にも理由がある

オリーブオイルはオイルの果実を搾ったジュースです。その製法は基本的に太古の昔から変わっていません。
収穫されたオリーブを、洗う・搾る・油分を分離・ろ過・瓶詰め、という工程です。つまりオリーブオイルは科学的な処理をしていない自然食品なのです。
詳しくはこちらをご参考ください「オリーブオイルができるまで

一般的な植物油の製造工程

植物油の製造工程

揚げ物や炒め物によく使われるサラダ油などの調合油はどのようにして作られるのでしょうか。

工程1:精選(油の撮れる種子と不要な部分や、ゴミなどを取り除く)

工程2:前処理(油を取り出しやすくする前処理:加熱・粉砕など)

工程3:圧搾(オリーブオイルやナッツはこれで油がとれる)

工程4:抽出(科学的な処理をして油を抽出)

植物油の製造工程
  • 溶剤(ノルマヘキサン)を使って油を抽出
    食品添加物に指定されているが、仕様基準を守れば安全とされる
  • 脱酸工程
    リン酸及び苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使って精製
    ここで酸価を下げてJAS法食用油脂規定に合わせる
    ※酸価についてはこちらを参照
  • 脱色工程
    活性白土(天然の賛成白土を硫酸で処理したもの)で脱色
  • 脱臭工程
    微量に残った天然抗酸化物質もの除去
    油を高温級加減圧処理するので、トランス脂肪酸が精製されやすい
    ※低温脱臭でトランス脂肪酸を発生させない方法もある

オリーブオイルと一般植物油の製法の違い

エキストラバージンオリーブオイルは低温機械搾り、またはコールドプレス法で圧搾されているため、生産者ごとに多様な風味や味わいがあり、天候など年によっても違いがあります。

対して、一般植物油は科学的な工程を経て生産されており、原則として無味無臭です。

オリーブオイルだったらなんでのいいの?

オリーブオイルには規格があります。代表的な規格として、国際オリーブ協会(IOC:加盟国EU7カ国)があります。
※日本は加盟していませんのでIOCのルールには従っていません。

【IOCの基準】

  • オリーブオイルの等級(酸化や劣化など)※酸価0.2%など
  • オリーブオイルの純度(混ぜ物が入っていないか)

これらを科学的に測定しています。

【IOCによるオリーブオイルの分類】

バージンオリーブ類:自然な製法のオイル

  • エキストラバージンオリーブオイル
    酸価0.8%以下
  • バージンオリーブオイル
    酸価2%以下 ※日本では非食用
  • オーディナリーバージンオリーブオイル
    酸価3.3%以下 ※日本では非食用
  • ランパンティーバージンオリーブオイル
    酸価3.3%以上 ※非食用

精製オリーブオイル

酸価が高く、そのまま使えないバージンオリーブオイルを精製したもの。これにエキストラバージンオリーブオイルを少量(10%以下)加えたものがピュアオリーブオイル。

  • 精製オリーブオイル
    酸価0.3%以下
    バージンオリーブオイルを科学的に精製(脱酸・脱臭)
  • ピュアオリーブオイル
    酸価1%以下
    精製オリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルを加えたもの

他にも、オリーブの搾りカスから圧搾法や科学溶剤をつかって抽出されたオイルをポマースオイルといい、オリーブオイルとは言いません。しかし、日本の法律ではオリーブオイルとして認められ、オリーブオイルとして売られているものがあります。特に業務用として多く使われていますので注意しましょう。

このように、日本国内にはJAS法しか規格がありません。
したがって、国内にはエキストラバージンオリーブオイルという規格がないのです。JAS法に定められた主なルールは以下となります。

  • 酸価0.2%以下:精製されていないこと
  • 精製されたオイルは酸価0.6%以下:精製オリーブ油でもOK

以上のいずれかをクリアすれば、オリーブオイルとして販売しても良いのです。

また、IOCの規格についても、その本質は生産者に甘くEU生産国に忖度した部分があるといわれており、例えば酸価0.8%以下という規格がありますが、その場合は品質に多くの欠陥を抱えたエキストラバージンオリーブオイルになり一般的ではありません。
さらに品質偽装も相次いでおり、市場には大量の偽エキストラバージンオリーブオイルがあふれているため、私たち消費者が、ボトルやラベル表記だけで見極めることが難しいと言われています。

遮光や温度など管理がしっかりしたお店から、信頼のおけるオリーブオイルソムリエや、同様に信頼できるブランドのエキストラバージンオリーブオイルを購入することをお勧めいたします。

企画:オリーブノート編集部
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