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エキストラバージンオリーブオイルのPRや説明でたまに見かけることがある「早摘み」オリーブオイル。その意味と魅力についてご案内します。
オリーブオイルはご存じの通りオリーブの木に実る果実を収穫し、絞っただけのフレッシュジュースです。
オリーブの実は膨らみ始め、熟していく過程でその色が緑→赤→黒紫と変化してゆきます。瓶詰オリーブの塩漬けは早摘みの緑色のものが多く、皆さんも見かけたことがあるかと思います。瓶詰に早摘みのオリーブが瓶詰に多く使われる理由は、まだ若い果実なのでポリフェノールが多く、熟成したオリーブオイルよりもオイル分が少ないため、フレッシュな味わいとしっかりした食感が魅力で、そのままでも美味しく、様々な料理にもアレンジしやすいためです。特に小梅の様なコリっとした食感の「ピクアル種」は、熟成し柔らかくまろやかな味わいのブラックオリーブとは食感も大きく異なりおススメですよ。
この早摘みのオリーブの実を絞って作られたエキストラバージンオリーブオイルが、早摘みオリーブオイルなのです。
若いオリーブの実にはポリフェノールが多く含まれます。その理由は、果実を病気や害虫、紫外線から守る為。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質の作用を抑える効果もあり、動脈硬化など生活習慣病の予防になることで注目されていますが、若い実ほどその成分が多く、オリーブオイルの味わいにも大きく影響を与えるのです。
エキストラバージンオリーブオイルを食べると、辛みと苦み、ちょっとした渋みを感じると思いますが、それはポリフェノールに依るもので、早摘みオリーブオイルそれらがいっそう強調された味わいとなっており、大きな魅力の一つとなっています。
フレッシュな早摘みオリーブオイルは、香りが強く、味わいの輪郭もくっきりしています。その為、様々な料理を引き立てる調味料としても万能。さらにポリフェノールの抗酸化作用以外にも善玉コレステロールを減らさず悪玉コレステロールのみを減らすオレイン酸がたっぷり。健康にも役立つ貴重なオリーブオイルなのです。
むせ返るような刺激的でフレッシュな香り、スパイシーで痺れるような余韻。一度は味わってほしい鮮烈な味わい、これぞ早摘みエキストラバージンオリーブオイル!そんな魅力がフルに詰まった一本が、ピエトラコロンビナ。イタリアでも入手困難といわれる早摘みエキストラバージンオリーブオイルのヌーボーです。
ピエトラコロンビナ(イタリア トスカーナ州)
10月下旬から11月中旬までのごくわずかな期間に収穫される早摘みオリーブ果実を使用した、オリーブオイルのヌーボー。
■編集部のピエトラコロンビナレビュー
日本人が知らないオリーブのジュース、ピエトラコロンビナ
絶対に試してほしいのが、バゲットにそのままつけて、香りや辛みなどの味わいを楽しむこと。それだけでワイン1本飲めちゃいますよ。加えて、サラダはどんな野菜にも万能な相性。塩コショウ、酸味が欲しい人はレモン汁かワインビネガー少々でシンプルに頂きましょう。
他にもぜひ試していただきたいのが、
参照:編集部が選ぶ、絶対美味しいエキストラバージンオリーブオイル Vol.01/オリーブクエスト
参照:夏に食べたいたっぷりオリーブオイルを使ったジュエリートマトのカプレーゼ
参照:オリーブオイルと塩麹豆腐の和風カプレーゼ
美味しいと健康がいっぱい詰まった万能調味料、それが早摘みエキストラバージンオリーブオイルです。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。