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気がつけばもう2月。冬の寒さもそろそろ落ち着いてくる頃だけど1月の強烈な寒波による記録的な電気代にけっこう精神ダメージを受けている。
0歳の赤ちゃんがいるから、冷暖房は生命保険代として割り切っているけど、どこか他の部分で節約しなきゃとなると外食を減らすだとか、食材を減らすだとか食費にスポットが当たる家庭は多いと思うんだよね。
そんなとき、我が家ではよくパスタを作るんだけど、今回はそのレパートリーのひとつである「ぺぺたま」を紹介したい。
ペペロンチーノを卵であえた「ペペロンチーノたまご」の略なんだけど、このパスタはとっても簡単だし、材料費安いし、満足感もあるのでササッと作るランチタイムにもおすすめ。
ぺぺたまはペペロンチーノとカルボナーラを合わせたようなレシピで、実はイタリアではなく日本発のレシピ。考案して販売を初めたのは「らるきぃ」という福岡にある有名なイタリアン。偶然から生まれたレシピが、今でもお店の看板商品として長く愛され続けているので機会があればぜひ食べてみてほしい。
このお店のぺぺたまはシンプルに具材はにんにくのみだけど、今回は少しアレンジしてベーコンとピーマンを追加し旨味や食感を追加するアレンジぺぺたまだ。
ベーシックなぺぺたまにあえて食材を追加するならば、食感と旨味のあるものがいいよねってことで冷蔵庫を漁ってみるとピーマンとベーコンがあったのでこれらを使って作ってみる。
ちなみにパパイズム流とは冷蔵庫にある食材を適当に使うという意味合いなので深い意味はない。
1. 下処理はにんにく、唐辛子、ピーマン。にんにくは皮を向いて硬い部分を落として2mm幅の輪切り。
唐辛子はヘタを切り落として中の種を取る。ピーマンはヘタをくり抜き、繊維に沿って千切り。
ベーコンは薄いやつを1cm幅の短冊切り。
2. 塩を溶かしたお湯を沸かしてスパゲッティを表記時間のマイナス1分茹でる。(時々かき混ぜながら)
ソース作りに慣れないうちは、ソースが完成してから茹で始めてもOK。
3. スパゲッティを茹でている隣でソースを作る。フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて中火にかけ
にんにくをこまめにひっくり返しながらきつね色になるまで1~2分加熱。
オイルににんにくの香りを移していくのが目的。
オイルから煙が出始めたら、高温のサイン。にんにくが焦げてソースに焦げの香りが移ってしまうので、フライパンを火から外すか火を止めて余熱でじっくりにんにくの中心まで火を入れる。
4. にんにくの両面がきつね色になったら短冊にカットしたベーコンを追加。火加減は中火でとにかくカリッと焦げがつくように、さっきのにんにくオイルで揚げ焼きしていく。
にんにくが焦げないように注意(一度取り出してもOK)
5. ベーコンがカリカリになったらピーマンを追加。
ピーマンは炒めすぎると色味も食感も悪くなるので、さっと油をなじませる程度でOK。
6. 5のフライパンをかき混ぜながら、茹で汁を入れてソースを白っぽくとろみが付くように乳化させ
塩と味の素で味付けして火を止める。
ガスコンロの場合茹で汁を入れる瞬間に、水が弾けて危険なので必ず火を止めてから茹で汁を入れると安全だ。
7. 麺が茹で上がったら温め直したソースと手早く絡めて味見。
この時点でしっかり味がついていたらいよいよ卵で和えていく。
火加減はソースの温度によるけれど弱火で様子を見るのがベスト。しっかりといた卵を入れたら絶えずトングでかき混ぜ続け、モッタリと濃度がつくまで調整する。少し卵のだまができるくらいがおいしい。
8. 器に盛り付ける。先に麺を盛り、上からピーマン、ベーコン、にんにく、唐辛子を乗せると見栄え良くもることができる。あとはお好みで黒こしょうをガッツリ振る。
ざっくりと作り方を解説したけれど、ぺぺたまパスタをつくる際にここは特に意識して作るとぐっと美味しくなるよ!もとい、失敗しにくいよ!というポイントがいくつかあるので紹介したい。
パスタの茹で方
まずはお湯だけど、パスタのお湯の塩分は0.8〜1%の塩分が個人的にはベスト。そしてお湯の量も多すぎないほうがいい。なぜなら、パスタの麺に含まれるデンプンがお湯にたくさん溶け出したほうが油と混ざりやすい(乳化する)からという根拠もある。
なので僕はいつも200g(2人前)のパスタなら26cmのフライパンに1.3L程度の水、13gの塩を溶かしている。フライパンで沸かすと両手鍋よりも沸くのが早く時短にもなるよね。
にんにくや食材の炒め方
すべてのパスタにおいて言えることかもだけど、使う食材の意図を理解することが大切。にんにくの役割はオイルに香りを移し、ソース全体の味にパンチを効かせることなので強火で表面だけ色付けしても意味がない。ベーコンはオイルにうま味や香りを足すものなのでカリッカリに炒める。ピーマンは食感を出したいので、軽く炒める。
この当たり前のような一工夫で味がガラッと味が変わるんだから面白い。
火入れによって変わる濃度
卵あえ系で最も失敗する原因がココじゃないかな?卵は70度前後で固まり始めるので熱々のソースに絡めるとあっという間に固まってぼそぼそになる。強火から弱めるのではなく、弱火から少しずつ強くしていくと失敗しにくい。
また、味見を卵あえの前にしてしまい、モタモタしないのも鉄則。
もったりと麺に絡んだ濃厚なソース、一口食べれば広がるのはにんにくの香り。ピーマンのしゃくしゃく食感を楽しんだら後に残るベーコンの香りとうま味。そしてペペロンチーノなのでピリッと後を引く唐辛子の辛味が合わさってフォークが止まらない。
ペペロンチーノとカルボナーラなんていかにもうまそうだけど、これは想像を超えてくるうまさだよね。
カルボナーラだと卵に火入れしすぎると失敗!となるけど、ぺぺたまのいいところは案外適当に作ってもおいしくなるところ。正直ベーコンと味の素はあったほうが絶対に美味しいと思うのでぜひチャレンジする際は入れてみてほしい。
皆さんの毎日の料理が少しでもラクに、楽しくなりますように。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。