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袋から出した瞬間——まるでマジックで使う花のようにボワっと3倍ぐらいにふくらむあれです。買ったのはたった100円、でも目の前には森のような量のパセリ。「こんなにどうすんの?」という気持ち、よくわかります。
この記事では、パセリを1束まるごと、無駄なくおいしく使い切れる3品をご紹介します。ドライにしてストック、ソースにして冷蔵庫に常備、かき揚げで一気に消費——この3品の組み合わせで、パセリに途方に暮れることはなくなります。

| レシピ | 使う量の目安 | 保存・用途 |
|---|---|---|
| ドライパセリ | 少量でOK、何回かに分けて作ると◎ | 冷凍で1ヵ月。日常使いのストックに |
| パセリソース | 1束の半分 | 冷蔵で1週間。パスタ・ソテーに |
| しらすのかき揚げ | 残り全部 | 揚げたてが最高。一気に大量消費 |
消費量の目安:1束の約1/4〜1/3
まずはドライパセリを作ります。長期保存が効き、ちょっと使いたいときに便利な一品です。天日干しすると時間がかかるのと、若干色が悪くなるので、レンチンで手軽に作ります。香りも残り色もきれいです。いつでもちょい足しできる便利なストックになります。
材料
1. パセリをよく水洗いし、振って水分をできるだけ切る。
2. 1の枝から葉をつまむ。
3. 耐熱皿にキッチンペーパーを一杯に敷き、その上に重ならないように2を並べる。


4. 電子レンジ強でまず2〜3分かける。一度レンジから出して、しなび具合を確認。まだしっとりしているので、ここからは焦がさないように、30秒単位でかけて様子を見る。水分が蒸発するまで30秒1セットを繰り返す。

5. 手でつまんで粉々になるようなら乾燥OK。キッチンペーパーごと手で丸めると一気に粉々になる。

6. ガラス瓶などに入れて使ってもOK。

7. ジップロックなどに入れて冷凍庫で保存すれば1ヵ月はらくらく保存が効く。
💡 2回目以降のコツ:何回か繰り返して作る場合は、最初に作った際の合計レンチン時間マイナス2分ぐらいで一気にかけ(合計で7分かかったのであれば最初に一気に5分かける)、あとは30秒単位でかけると焦げずに手間なくうまくできます。


フードプロセッサーに材料を入れるだけの超簡単ソース。パスタに和えるのはもちろん、肉・魚のソテーにかけても絶品です。エキストラバージンオリーブオイルを使うことで、香り豊かな本格的な味わいになります。
今回はアンチョビを入れていますが、ナッツを入れると本格的なジェノベーゼ風になります。パスタなら、茹でて和えるだけで良いし、肉や魚のソテーにかければ立派なソースでいけます。オリーブオイルは生でもおいしいエキストラバージンを使いましょう。冷蔵庫で保存すれば1週間はもちます。
1. パセリをよく洗い、水分を切って枝から葉を外しておく。
2. フードプロセッサーに1と残りの材料すべてを入れ、攪拌してできあがり。

パスタを茹でてあえるだけでジェノベーゼ風に。さわやかでおいしいです。


💡 アレンジ:フードプロセッサーがない場合は、みじん切りにして混ぜるだけでも作れます。くるみやカシューナッツを加えると、よりジェノベーゼに近い風味になります。
保存方法:密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間程度保存可能。表面にオリーブオイルをひと回しすると酸化を防げます。
これが一番意外な感じのレシピです。「パセリの香りが苦手」という方にこそおすすめの一品。
揚げることでパセリ特有の青臭さが消え、しらすの塩気と合わさってあっさりとした美味しさに変わります。三つ葉のかき揚げよりおいしいかも、と思えるほどです。
1. パセリをよく洗い、水分を切って枝から葉を外しておく。
2. ボウルに1としらすを入れる。

3. 揚げる準備をする。天ぷら油を火にかけて熱し始める。天ぷら粉に溶いた卵を入れ、さっくり混ぜておく。
4. 天ぷら粉を2に入れ、まんべんなく薄く粉が具材につくようにする。大体大さじ1ぐらいの粉をふる。多すぎると揚げた時、だんご状になってしまうので、あくまで薄く、がコツ。

5. 粉をまぶしてからすぐに揚げる。大きめのスプーンで4を一口大に取り、卵で溶いた天ぷら粉を上からかけて、くっつけるようにし、静かに揚げ油の中に入れる。
6. 途中で返して、カラッとしてきたらできあがり。

⚠️ ポイント:粉を薄くまぶしたらすぐ揚げ始めるのがカラッと仕上げるコツ。天ぷら粉が水を吸ってネタっとする前に揚げないと、だんごのようになってくどくなります。
これであれだけあったパセリをすべて消費することができました。残った茎は捨てないで。
ブーケガルニとは、パセリ・ローリエ・タイムなどのハーブをまとめて束にした、西洋料理のだし取り用香味束のことです。スープや煮込み料理に入れて加熱し、仕上げに取り出して使います。パセリの茎は香りが葉より強く、だし取りに向いています。
パセリの茎だけでも十分に使えます。そのまま冷凍しておけばいつでも使えて便利。ポトフ・ミネストローネ・シチューなどに入れると、香りがよく深みのあるだしが取れます。

パセリは決してつけ合わせだけの野菜ではありません。茎まで使えば、1束まるごと無駄なし。工夫次第で主役にもなれるポテンシャルを秘めた子に、どうか光を与えてやってください。
パセリと言うと、フライのキャベツの隅っこにあるか、スープにちょっとだけのっているかぐらい存在感のない、つけ合わせ野菜だと思われています。香りにも結構個性があるので、好き嫌いが分かれる野菜の一つでしょう。
しかし実は、パセリはすごいポテンシャルの持ち主です。
パセリはつけ合わせのイメージが強いですが、実は栄養価がトップクラスの野菜です。
問題は、つけ合わせ程度の量ではこの栄養を活かしきれないということ。だからこそ、大量消費レシピが必要なのです。
A. 作れます。パセリをできるだけ細かくみじん切りにして、残りの材料と混ぜるだけでOKです。食感は残りますが、風味はちゃんと出ます。
A. 葉は料理に直接使え、茎はスープや煮込みの香りづけ(ブーケガルニ)として活用できます。茎は硬いためそのまま食べるより、香りづけ用途がおすすめです。
A. ジップロックに入れて冷凍庫保存で約1か月が目安です。常温・冷蔵保存では湿気でカビが生えやすいため、必ず冷凍をおすすめします。
A. はい。くるみやカシューナッツを加えると、より本格的なジェノベーゼ風の風味になります。アンチョビなしのナッツ入りもおいしいです。
A. パスタに和えるほか、鶏肉や白身魚のソテーにかけるとソースとして使えます。パンに塗ってトーストにしてもおいしいです。
A. エキストラバージンオリーブオイルは生食に最適で、パセリの香りを引き立てながらコクを加えます。またβ-カロテンなどの脂溶性栄養素はオイルと一緒に摂ることで吸収率が上がります。
編集部より:2026年4月、加筆・修正しています。
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参考資料:東京農業大学パセリ特集 (PDF)










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。