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最近、スーパーやコンビニでもよく見かけるようになった、「完全食」「完全栄養食」などと書かれた商品。どんな特徴があって、どのように食生活に取り入れれば良いか、よくわからない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、完全栄養食のメリットデメリット、実際にどのような商品が市販されているかなどについて紹介しています。
完全栄養食の特徴について知り、毎日の食事にうまく取り入れてみてくださいね。
一般に、1食あたりに必要な栄養素を1つの食品で満たすものを「完全栄養食」「完全食」と呼んでいます。炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素がバランスよく配合されているのが特徴です。
1食あたりに必要な栄養素は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」を元にしていて、1日に必要な栄養素の約1/3を含むものが多いといわれています。
完全栄養食はバラエティに富んでいて、食生活や好みに応じて選ぶことができます。
最も手軽に摂取でき、フレーバーなどの種類も豊富なので、飽きにくいのがメリットです。液体のものと、プロテインのように水に溶かして飲む粉末タイプがあります。
ご飯、麺、パンなど主食に栄養を加えたタイプです。食事の置き換えにしたり、忙しくて食事を摂る時間が無い方などに適しています。腹持ちも良いので、食事としての満足感も高いものが多い印象です。
クッキー、グミなど、間食にしたり、食事を補う目的で食べるタイプの完全栄養食です。偏食気味の方にもおすすめです。また、うまく取り入れればダイエットなどにも使えます。
自分が取り入れやすいものを選べば、手軽に栄養バランスを整えられそうですね。
完全栄養食は、調理の手間が少なく、簡単にバランスの良い食事を摂ることができます。
長期保存できるものは、非常食としてのストックにもなります。
完全栄養食は、カロリーと栄養バランスが整っているので、食べ過ぎなければダイエット効果も期待できます。カロリーを抑えながら栄養が摂れるのは大きなメリットです。
完全栄養食だけを食べる食事は単調になりやすく、一般的な食事のような楽しみは味わえないかもしれません。
食事を毎回完全栄養食にすると、おそらく多くの方は味気無さを感じるはずです。
完全栄養食には、栄養素は含まれていても、カロリーを抑えた商品もあります。
また、多くは1日分の1/3の栄養とカロリーなので、食事の回数を3食以下に減らすとカロリー不足になる恐れがあります。
カロリーが少なすぎると集中力が低下したり、疲れやすくなったりする可能性があります。
通常の食事では咀嚼があり、顔の筋肉を鍛えたり、能を活性化させる役割があります。
また、唾液の分泌も促されるので、胃腸の働きを整える効果もあります。
ドリンクタイプなど噛まないものには、特に注意が必要です。
朝食など忙しい時間帯の置き換え食品として使うと、調理や食事にかかる時間も節約でき、効率的と言えます。
カロリーを抑えつつ、必要な栄養素は摂取できる商品が多いので、上手に取り入れればダイエットの成功に役立つでしょう。
クッキーやグミなどは、忙しくて食事が摂れない時の補助食品として使うと、手軽に栄養が補えます。
なかんか食べるタイミングがなかった筆者も今回、いくつか完全栄養食として売られている商品を試してみたので、レビューしていきます!
まずひとつめ、スーパーで購入してみたのが日清のカップヌードルのシーフード味の焼きそばです。CMなどでも話題で食べたことがある方も多いのではないでしょうか。麺は、通常のカップヌードルより細めですが、普通のカップ焼きそばとほぼ変わらない見かけです。
栄養成分表示には、タンパク質、脂質、炭水化物とビタミン、ミネラルがずらりと書かれていて、パッケージには「どうせ食べるならカロパ凄い完全メシ」の文字が。カロパ(カロリーパフォーマンス)とは、摂取カロリーあたりの栄養バランスのことを差すそうです。
味は、意外や意外。インスタントの塩焼きそばとほぼ変わらず、ほとんど違和感は感じませんでした。
普段からインスタントラーメンなどをよく食べる方は、こちらに切り替えれば栄養のバランスがとりやすくなりそうですね。
次は生協で購入したお好み焼きです。パッケージから出すと、厚みもあり、豚肉も乗っていて美味しそう。ソースやマヨネーズ風のソース、かつおぶし粉や青のりなどもついていて本格的です。普段、購入する冷凍のお好み焼きと全く遜色がないのでどのような味になるのかとっても気になりますね。
味も全体のバランスが良く、海鮮などの食感も感じられてかなり満足感が高いと感じました。これなら栄養食品にありがちな味気無さも無く、普通の食事として楽しめます。
TVや広告などで完全栄養食として認知度の高い商品。コンビニなどでも専用の棚が設けられるほど人気の高い商品です。今回はスーパーで購入しました。
実際に食べてみると、やや全粒粉や大豆粉の癖があるのと、配合されている成分の影響なのか、筆者は若干の苦みを感じました。ただ、夫は全く気にならないと言っていたので、感じ方は個人差がありそう。気になる場合は、チョコ味など味の濃いタイプのものを選ぶと良いかもしれません。
種類によるかもしれませんが、通常のパンのようなふわふわ感はあまりなく、噛み応えのある食感です。健康やダイエットが気になるけど、パンがどうしても食べたい!パンだけで栄養を補いたい!といった場合に適した商品かなと思いました。
今回、完全栄養食を初めて食べてみましたが、各商品工夫が凝らされていて、更に種類も多く驚きました。これなら手軽に普段の食事に取り入れられそうです。
現代人は何かと忙しく、食事の管理などはつい疎かになりがち。食事の選択肢の一つとして完全栄養食があることを知っておくと、無理せず健康管理ができるでしょう。
完全栄養食ばかりに偏るのは良くありませんが、賢く生活に取り入れて食生活や栄養バランスを見直すきっかけにしてみましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。