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前にホタテガイの殻を鍋代わりにして焼く貝味噌をいただいたことがあった。いかにもオツな趣向で、酒飲みの琴線に触れるビジュアルだった。同じことをしようと思っても、大体ホタテガイの殻なんて売ってないから手に入らない。
殻付きホタテはたまに見るが、どれも殻が小さくて鍋になりそうにない。代わりになるものはないかとごそごそと食器棚を探したら、昔100均で買って忘れていた、錆びた丸い鉄鍋が出てきた。おっ、これなら代わりになりそうだ。さっそく錆を落としてきれいに洗い、調理開始。
私は鋳物の鍋が好きなのだが100均でも鋳物の小さな鍋が売られていることがある。鋳物は熱の回りが柔らかで、使い込むほど油がなじんで使いやすくなる。それに火にかけたものをアツアツで食卓に持っていけて冷めにくく、美味しさが長続きするのだから、じっくり飲むにはマストアイテム。もし見かけたらぜひお買い求めいただきたい。
本当は生ホタテで作るのだが、今回は手に入りやすいボイルホタテで作る。最初にたっぷりのオリーブオイルで長ネギを炒め、香ばしさを出してからホタテを入れて味をしみ込ませるのがコツ。また、ホタテは粗みじんに切ってしまうので、小粒の安いもので十分。
1. 長ネギを大部分は荒く輪切りに、最後にのせるものだけは細い輪切りに切る。ホタテガイはザクザクと切る。
2. 鍋を熱し(小さめのフライパンでもOK)、オリーブオイルを入れて熱する。そこに荒く輪切りにした長ねぎを入れて、香りが出て軽く焦げ目がつく程度に炒める。
3. 味噌に日本酒を入れて溶いておく。2にホタテを投入して少し炒め、そこに溶いた味噌を入れてざっくり混ぜる。味噌が少し焦げて香ばしい香りがしてきたら出来上がり。食卓に運んで細かい輪切りの長ネギ、お好みで七味唐辛子を振る。
酒のアテには最高なのはもちろんだけれどおにぎりの具にも最高の貝味噌。オリーブオイルが入っていることでおにぎりにオイル分がしみて、ご飯がツヤツヤに。少々味が濃いので、具としてももってこいなのだ。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。