良質なエキストラバージンオリーブオイルは、ちょっと料理に使うだけで料理上手になった気分になります。いつものご飯のランクを上げてくれるオイルですが、今回ご紹介するのは食べるオリーブオイルです。エキストラバージンオリーブオイルと香味野菜、ちりめんじゃこを使って、カリカリ食感と風味が楽しい万能調味料を作ります。
少しだけ時間はかかりますが、その分絶品で作業時間を後悔させません!おすすめのアレンジや調理のコツも紹介しているので、参考にしてみて下さいね。
1. 玉ねぎ、人参、長ねぎ、にんにく、生姜は全てみじん切りにする。
2. 鍋にエキストラバージンオリーブオイル、1の具材、ちりめんじゃこ、赤唐辛子を入れて中火にかける。
3. 温度が上がり音がしてきたら弱火にする。
4. たまに混ぜながらゆっくり加熱する。15分経った状態です。
5. さらに10分経ったのがこちら。これくらいになったら火を止める。
6. あら熱が取れたら、消毒した清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
今回使用したエキストラバージンオリーブオイルは「ピエトラ・コロンビナ」です。ろ過せずオリーブの香りや味を生かしたオイルは、フレッシュな香りと青々とした強い風味が特徴。上質なオイルだからこそ作れる「食べるオリーブオイル」は、さまざまなアレンジができる万能調味料です。
ここからはおいしく作るための調理ポイントを解説していきます。
ついつい火を強くして調理時間を縮めたくなりますが、グッとこらえて弱火でじっくり揚げましょう。火が強いとにんにくや赤唐辛子だけが焦げて苦くなってしまいます。その場から離れるのは危険ですが、揚げ物のように付きっきりになったり、絶えずかき混ぜていなくても大丈夫です。調理の合間にほかの調理や切り物などをすると効率よく作業ができますよ。
今回はにんにく、生姜、玉ねぎ、長ねぎ、人参と香味野菜をたっぷり使ったレシピにしました。香味野菜は風味豊かで、料理の味をぐっと引き立ててくれます。またカリカリになったじゃこもアクセントになります。じゃこ以外にも干しえびや干し貝柱、鰹節などの旨味食材で作るのもおすすめです。
香味野菜の風味と、じゃこの旨味と塩気があるので、入れる塩は控えめにして下さいね。
レシピを見ているとよく見かける「塩ひとつまみ」「塩少々」。この二つ、実は違いがあるんです。「塩ひとつまみ」は親指・人差し指・中指3本の指でつまんだ量、「塩少々」は親指・人差し指の2本でつまんだ量です。今回は「塩ひとつまみ」なので、3本の指でつまんだ量を入れて味見してみて下さい。
色々な具材をみじん切りにするのは面倒、という方もご安心を。流行のみじん切り器(ぶんぶんチョッパーなど)を使えば、一気にみじん切りができます。最近は100円ショップでもハンドル式のみじん切り器が売られていて、今回のレシピ以外にもハンバーグの玉ねぎや、コールスローサラダのキャベツ、離乳食などにも活用できます。玉ねぎや長ねぎを切る際は目が痛くならないのも嬉しいポイントです。
シンプルですがおいしい、トーストにたっぷりのせた食べ方。オイルがパンに染み込んで、カリカリの具材とマッチします。ただし出勤前の朝ごはんには要注意です(臭いが…)
チーズとの相性も抜群!バケットを添えてアヒージョ風もおすすめです。
これからの季節大活躍の冷や奴。色々な食べ方ができますが、洋風アレンジはいかがですか。豆腐の上に食べるオリーブオイルをたっぷりのせるだけ。上質なエキストラバージンオリーブオイルの風味と、シンプルな塩気、香味野菜の風味などであっという間にごちそう冷や奴の完成です。豆腐のつるっとした喉越しと、食べるオリーブオイルのカリカリも楽しい食感です。
ほかにもパスタやピザなどのイタリアン、炒飯などにも活用できます。ぜひお気に入りのアレンジを見つけてみて下さいね。
上質なエキストラバージンオリーブオイルと、好きな食材で作る食べるオリーブオイルは絶品。少しだけ手間はかかりますが、保存もできるので一度にたくさん作って楽しむことができます。おうち時間が増えた今、ぜひチャレンジして下さいね。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。