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2022年6月27日

小さな新じゃがいもで作るおかずとおつまみ

小さな新じゃがいもで作るおかずとおつまみ

今年の新じゃがいもが出回る季節になりました。じゃがいもは去年の凶作で品薄、しかもとても値段が上がりました。一時期はハンバーガーチェーンでもポテトの販売を休止したほどでした。
私を含め、イモラーにはまさに冬の時代でした。正直なところ、いくらいもが好きでも2倍ぐらいの値段になってしまうと、なかなか手が出なくなるものです。しかたなくポテトサラダなどはカボチャやサツマイモを半分ぐらい混ぜてごまかして作ったほどです(逆に少し甘くてその方がおいしかったりしましたが)。

  • ルイーザ(LUISA)

ミニサイズの新じゃがいもを購入

最近、やっと九州あたりから今年の新イモが出てきて、少しはイモ不足は解消しているようです。でもまだまだ高い。どうしようか…となじみの八百屋さんであれこれ見ていると、小さい新じゃがいもを発見しました。600g位入って98円!イモ不足の今にあっては安い。早速購入しました。

ミニサイズの新じゃがいも
これで98円

大きさがわかりにくいので、500円玉を置いてみました。こんな感じです。

ミニサイズの新じゃがいも
500円玉と比べると小さいのがわかる

普通、これほど小さいイモは収穫しても廃棄処分になるそうです。だって皮をむいたら身がなくなりますから。でも、新じゃがいもは皮が薄くて柔らかくむかなくて食べられる、いや、逆に皮があった方が噛んだ時に皮がぷつっとはじけて食感が良くおいしいのです。そこで、これをおいしく調理することにしました。

新じゃがいもは今だけ出回る旬の食材

普通出回っているじゃがいもは秋に完熟してから収穫し、冷蔵庫で寝かせることで水分が飛び、ホクホクした食感になります。これに対し、新じゃがいも、特に小さいものは大きい新ジャガを収穫するときに一緒に穫れてしまうもので、未熟なので水分が多く柔らかいのが特徴です。実も柔らかいですが、皮も薄くてそのまま食べられるので、丸ごと調理するにはうってつけです。それに野菜は皮と実の間に栄養が集中しているので、皮ごと食べることは野菜が持つ栄養を余すことなく摂ることができるわけです。

新じゃがいもも皮と実の間に栄養分が集中していて、普通のじゃがいもの4倍のビタミンCが含まれていると言われています。いかにもカラダによさそうです。
さらに栄養ばかりでなく、煮っころがしなどは大きさが一口サイズで切らなくても調理できるため、料理が苦手でも包丁いらずで簡単においしい新ジャガ料理を作ることができます。

ミニ新じゃがいもで作る“せいだのたまじ””味噌かんぷら”

早速、ミニ新ジャガで作る“せいだのたまじ”、“味噌かんぷら”をご紹介しましょう。といってもこの料理、地元の方以外はなんのことだかわかりませんね。“せいだのたまじ”は山梨県、”味噌かんぷら”は福島県の郷土料理です。山梨の上野原地区では小さいじゃがいものことを”たまじ”と呼び、福島の古殿町などでは“かんぷら”と呼ぶそうです。どちらも小さい新じゃがいもをまるごと甘味噌で煮た料理です。簡単でおかずになる、見た目もコロコロと丸くてかわいらしいです。じゃがいものサイズが大きすぎると味がしみないので、この料理はミニサイズが向いています。肉などは入れないので、多めのオリーブオイルでコクを出すのがコツです。

材料

  • ミニサイズの新じゃがいも:300g
  • オリーブオイル:大さじ2

<味付け調味料>

  • 砂糖:大さじ2
  • 日本酒:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 味噌:大さじ1.5
  • しょうゆ:小さじ1
  • 白ごま:少々

作り方

1. 新じゃがいもは水に入れてイモ同士をこすり合わせてよく洗う。

2. 1をレンジ強で5〜7分程度加熱する。串を刺してすっと通ればOK。

3. イモを加熱している間に調味料をすべてボウルに入れてよく混ぜておく。

調味料
調味料を用意

4. 2をザルに取り、水分を切る。フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、水分を切ったイモを入れて転がしながら焼き目がつくまで中火で炒める。

中火で炒める
フライパンを揺すって転がす
焼き目をつける
焼き目がついてきた

5. こんがりと焼き目が付いたところで、3の合わせ調味料を入れてフライパンを揺すって転がしながら煮る。

転がしながら煮る
調味料を入れて煮る

6. 汁気がなくなり、イモに味噌がからんできたら火を止める。白ごまをふってできあがり。

火を止める
このぐらいになったら火を止める
ツヤツヤ!まんまるで食欲をそそる

新じゃがいものちょい崩しソテー

続いてはおつまみに最適なレシピをご紹介。じゃがいもをソテーするのは定番ですが、レンチンして柔らかくした新じゃがいもを、ちょっと崩して小麦粉で固めてオリーブオイルでソテーします。これもごく簡単です。ビールに合います。今回はオリーブオイルでソテーにしていますが、オイルを多めにして揚げ焼きのようにすると、もっとカリっとして香ばしくなります。

材料

  • 新じゃがいも:200g
  • にんにく:適量
  • オリーブオイル:大さじ2~3
  • 小麦粉:大さじ1
  • 塩、粗びき胡椒:少々
  • パセリ:少々(少々)

作り方

1. 新じゃがいもは水に入れてイモ同士をこすり合わせてよく洗う。

2. 1をレンジ強で5~7分程度加熱する。串を刺してすっと通ればOK。

3. 2を包丁やフォークなどで1個をざっくり2~4分割する。細かくし過ぎるとコロッケになってしまうので注意。

ざっくり2~4分割する
細かくし過ぎないのがコツ
細かくし過ぎない
この程度にしておく

4. 3に塩と胡椒をふり、小麦粉を入れて小麦粉がイモにまんべんなくつくようにざっくり混ぜる。

イモに小麦粉をまんべんなくつける
小麦粉がまんべんなくつくように

5. 10分ほど置いて小麦粉がイモの水分を吸ったところで、手で一口大ぐらいの大きさに握ってイモをくっつける。

6. にんにくの皮をむき、包丁で少しつぶして香りを出す。

7. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、にんにくを入れて弱火で香りを出す。

にんにくを入れて弱火
先ににんにくを入れて香りを出す

8. 5を並べて焼く。途中でにんにくが焦げそうになったら取り出しておく。

並べて焼く
くっついたイモを焼く

9. 両面をこんがり焼いてできあがり。取り出したにんにくも一緒に盛りつける。お好みでパセリのみじん切りをふる。

両面をこんがり焼いてできあがり
カリカリホクホクでビールに合う
にんにくも一緒に盛りつける
簡単なのに意外とイケる

新じゃがいもの調理のポイント

新じゃがいもは皮ごと使う、が鉄則です。ということはまずはよく洗うこと。ゴリゴリとイモ同士をこすり洗いすると、皮がむけるものもあります。それはそれでOKです。
次に、たっぷりめのオリーブオイルで皮を香ばしくカリっとさせること。これで皮がついている方がおいしい、と感じられるはずです。皮つきだと煮崩れる心配もないので、煮物にはばっちりです。

ほんの一時期しか出回らないミニサイズの新じゃがいもを、上手においしく食べましょう。小さくてすごく安いのが何よりですけどね。

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