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こんにちは!過去10年間、毎年1万皿以上のパスタを作っていた男。パパイズムです。
プロと主夫の狭間に位置する私が、おいしいおうちパスタの作り方を伝授しましょう!というこのコーナー。
前回は「お家でホントにおいしく作れる濃厚カルボナーラ」の作り方を紹介させていただきました。
第三回のテーマは「ピーマンたっぷり!夏のペペロンチーノ」
冷蔵庫に余りがちなピーマンを大量消費できるレシピです。
「ペペロンチーノってオイルと茹で汁だけなのに味がいまいち決まらない。隠し味でもあるのかな?」
私のインスタグラムでこんな質問がありました。
とっても少ない材料で作れるペペロンチーノですが、シンプルがゆえに実はお家でおいしく作るにはいくつか守るべきポイントがあります。
2の「具材」を変えればレパートリーは無限大。
ペペロンチーノを美味しく作るときに守るべきポイントは4つ
●にんにくを焦がさないようにギリギリまで火入れする
→オイルに香りを移し、全体の味を引き締めるのが目的(にんにくの匂いも残らなくなる)
→具材を炒める際に一度取り出してもOK
●具材をしっかり炒める
→オイルに肉や魚介のうま味を移すのが目的
●乳化の時に、オイルの総量と水分(白ワイン+茹で汁)が1:1になるように意識
→オイルのバランスが強いソースだといくら塩を振っても味が入らず、ヌメヌメになる
→液体のバランスが多いソースだと麺に絡まず味がしない
●仕上は手早く!麺の水分量をいかに残すか
→盛り付けた時にじわっと下からソースがあふれてくる程度の水分量が適切
いかにオイルをうま味と香りのあるソースに仕上げていくかが重要なんです。
1. フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子で中火。にんにくにじっくり火入れしてオイルに香りを移す
2. ベーコンを追加して表面がカリっとするまで炒め、オイルにうま味を移す(にんにくはいちど取り出してもOK)
3. 白ワインを入れてアルコールを飛ばしたら、フライパンを揺らしながら茹で汁で乳化
4. 火を止めて塩、黒こしょう、味の素で味を調える
5. 麺が茹で上がったら、手早くソースと和えて盛り付け。仕上げにも黒こしょうをたっぷりかける
今回はベーコンとピーマンの組み合わせですが、具材に魚介類を使う場合はオイルにアンチョビを溶かしてから炒めるとグッとプロの味に近づきますので是非試してみて下さい。
毎日の食事作りが少しでも楽に、おいしくなりますように!
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。