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この時期わたしの定番おやつはシュトーレン。特にお店のこだわりはなく、その年目に付いた小さめのものを購入して食べています。
仕事柄基本何でも作っていますが、実はパン作りが苦手。がさつなので発酵が上手くいかなかったり、せっかちなので発酵時間が待てなかったり・・・シュトーレンは発酵工程が不可欠なのですが、面倒なわたしはこの度「発酵不要」「バター不要」のシュトーレンを作ってみました。手軽にクリスマス気分を味わいたい方は必見です!
近年クリスマスの定番お菓子として人気のシュトーレン。無印良品やカルディ、スターバックスなど身近なお店でも販売しています。シュトーレンはドイツの伝統菓子で、たっぷりのバターに洋酒に漬けたナッツやドライフルーツなどを混ぜ込んだ焼き菓子です。まわりに砂糖がたっぷりかかっていることから保存性も高く、クリスマスを待ちわびながら薄くスライスして少しずつ食べる風習があります。
シュトレンを本格的に作ろうと思うと、生地を発酵させたり、マジパン(砂糖とアーモンドを混ぜたもの)を混ぜ込んだりと手間がかかります。そこで今回は手軽に作れるレシピをご提案。バターは使用せず、エクストラバージンオリーブオイルで代用。発酵なしで作れるシュトーレンです。
1. レーズンはラム酒に漬け、水分がなくなるまで染み込ませる。
2. ボウルに強力粉・薄力粉・ベーキングパウダーをふるい入れ、グラニュー糖、エクストラバージンオリーブオイルを加えて全体になじませる。
3. 溶き卵、牛乳、1、お好みのドライフルーツ・ナッツを加えひとまとめにする。
4. 打ち粉(分量外・強力粉使用)を振り、生地を伸ばして二つ折りにする。
5. 160℃に予熱したオーブンで40分焼き、しっかり冷ます。
6. 表面に粉糖をまぶし、好みの薄さに切って完成。
エクストラバージンオリーブオイルの香りとほのかなスパイシーさと洋酒が香る、大人のシュトーレンです。ずっしりと重量感があり、薄切りでもお腹に溜まるのでクリスマスを待ちわびる朝ごはんにもおすすめです。甘さは控えめなので、甘いカフェラテやミルクティーとも相性抜群。生地の甘さは好みで調節してくださいね。
今回はレーズンをラム酒に漬けましたが、市販のラムレーズンなどを使用しても大丈夫です。シュトーレンはほかにもクランベリーやオレンジピール、くるみ、ピスタチオなどを入れるレシピが多いです。色々揃えても少量しか使用しないと余ってしまうので、ミックスナッツやミックスドライフルーツがおすすめです。今回はパナップル、バナナ、マンゴー、アーモンド、かぼちゃの種が入っている商品を使用しました。
今回は薄力粉と強力粉、2種類の粉を使用しました。ひとくくりに小麦粉というイメージが強いですが、小麦粉はグルテンの量によって種類分けがされていて、使用用途が異なります。簡単にそれぞれの特徴をご紹介します。
薄力粉
たんぱく質含有量は約8〜9%。軟質小麦を使用して作られるもので、グルテンの量が少なく強度や粘度が弱いのが特徴です。粘りが少なくケーキやカステラなどの菓子類、天ぷらの衣などに利用されます。
中力粉
たんぱく質含有量は約9〜10%。硬質小麦を使用して作られるもので、グルテンの量は中間でうどんやひやむぎ、そうめんなどの麺類に利用されます。
強力粉
たんぱく質含有量は約12%。軟質小麦を使用して作られるもので、グルテンの量が多く強度や粘度が強いのが特徴です。特性を生かしてパスタやパン、餃子の皮、中華まん、ピザなどに利用されます。
薄力粉で作るのが定番のクッキーも、強力粉で作るとザクザク食感が楽しめます。スコーンなどは強力粉と薄力粉を混ぜて使うことで、サクサクで中はふわっとした食感を楽しめます。シュトーレンは強力粉をベースにアーモンドプードルなどを入れますが、今回は手軽に薄力粉を入れてずっしりパンのような食感の中にも、ふわふわした口当たりを目指しました。2種類使うのは少々面倒ですが、おうちにない方はぜひ強力粉を購入してみてください。
さらに手軽に楽しみたい方は、パウンドケーキ風シュトーレンや、カップケーキ風シュトーレンもおすすめです。ホットケーキミックスを使うと手軽にできますよ。
オリーブノートでも人気のオリーブオイルを使用したパウンドケーキのレシピにも、ドライフルーツやナッツを加えることでクリスマス気分を楽しめますよ。
クリスマス前はツリーや飾り付け、アドベントカレンダーなどで楽しみ、料理は当日のみ、という方も多いかと思いますが、シュトーレンは同じくクリスマス前から楽しめます。この季節の定番おやつにしてみて下さいね。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。