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2020年ごろからブームになった台湾カステラは、今では専門店も出店するほどの人気です。カステラと聞くと何となく日本の和菓子のようなイメージがありますよね。諸説ありますが、ポルトガルから伝わったものを日本人に口に合うようアレンジしたものと言われていて、長崎の定番みやげとして人気です。
日本の定番カステラと台湾カステラの違いは、食感とサイズ感。定番カステラは生地のしっとり感が特徴で、昔ながらの下にざらめが敷いてあるものもあります。一方台湾カステラはふわふわでメレンゲでふっくら膨らんだ分厚い見た目が特徴。口に入れるとシュワッと溶けることから、ふわしゅわ食感が台湾カステラの魅力です。カステラというよりはシフォンケーキに近いものです。
台湾カステラはベーキングパウダーなどふくらし粉を使用せず、卵、小麦粉、砂糖などシンプルな材料で作っています。今回は香り高いエキストラバージンオリーブオイルを使った、台湾カステラのレシピをご紹介します。
1. 卵は黄身と白身に分ける。オーブンを150℃に予熱しておく。
2. それぞれにグラニュー糖を大さじ2ずつ加える。
3. 黄身のボウルにエキストラバージンオリーブオイルを加え、混ぜ合わせる。
4. 3に600Wで20秒温めた牛乳を加える。
5. 4にふるった薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
6. 白身のボウルを泡立ててメレンゲを作る。ふんわりとした8分立てが目安です。
7. メレンゲを数回に分けて5に加え、ゴムべらで気泡を潰さないよう混ぜ合わせる。
8. オーブンシートを敷いた型に流し、表面をならす。
9. 天板の上に型を置き、50℃程度のお湯を天板に注ぐ。予熱した150℃のオーブンで1時間湯煎焼きをする。
10. 焼けたらすぐに型から外し、あら熱を取り完成。
この台湾カステラのレシピのポイントは、大さじのみで材料の計量ができる点です。キッチンスケールがない家庭でも簡単に作れます。さらにエキストラバージンオリーブオイルを使うことでバターを溶かす手間などもなく、比較的手軽に作ることができます。
普通のカステラは焼き上がった後寝かせて味を落ち着かせた方がおいしいとも言われていますが、台湾カステラはぜひ焼き上がりのプルプルの状態で切って食べてみて下さい。口の中でしゅわっと溶けて、あっという間に食べ進めてしまいます。
残った分は食べやすいサイズに切って、ひとつずつラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。5日ほど日持ちします。冷凍もできますよ。
ここからは調理のポイントをご紹介していきます。
メレンゲを作る作業は、些細なことで失敗しがちです。ボウルに水分が残っていた、泡立て器が汚れていた、黄身と白身に分ける際黄身が少量混じっていた、などの理由で卵白が立たなくなってしまいます。メレンゲを作る際は特に器具や調理工程に気をつけましょう。
湯煎焼きのお湯の温度は50℃と記載しました。温度計がない方は給湯器の少し熱めのお湯でも大丈夫です。お湯の温度が高いと表面がひび割れてしまう原因に、温度が低いと膨らみが弱かったり、上だけ膨らんで生地が二層に分かれてしまう原因になります。
卵白を立てすぎてしまうと、表面のひび割れなどの失敗に繋がります。逆にかたさが足りないと膨らまなかったりオーブンから出したときにしぼんでしまうため、注意が必要です。
定番のホイップクリームとの相性は抜群。脇にちょこっと添えたり、厚さのある台湾カステラを半分に切って間にクリームを挟んでサンドにしたりと色々なアレンジが楽しめます。卵の味が濃いシンプルなカステラなので、抹茶ホイップ、チョコホイップ、いちごホイップなど味をつけたクリームと合わせるのもおすすめです。
シンプルな味わいなので、はちみつやメープルシロップなどとの相性も抜群。このレシピは甘さ控えめなので、プラスでシロップやジャムを加えると甘党の方にはちょうどいい甘さになるかと思います。
台湾カステラは市販でも販売されていますが、やっぱり焼きたてが最高。お店でもタイミングによってはゲットできますが、ぜひおうちで手作りにチャレンジして、焼きたてを楽しんで下さいね。
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