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地産地消の考えを大切にしており、使用する食材は代表や社員が農地や工房をめぐり、こだわりを体験してから導入といった流れで、地元の農家さんや生産者とのつながりの深いお店でした。
農家さんを始めとした、生産者にとってフードロス問題は深刻な問題でした。味は同じでも形がいびつだったり、大きさがばらばらだったりするとそれだけで買い取り先がなくなり、廃棄になってしまうものも少なくありません。
自分が育てている野菜や果物について、どれだけ愛情を注いでいるか、どれだけ手間を惜しまず向き合っているかどうかは、こだわりについて語る姿からヒシヒシと伝わってきます。
そういった農家さんの規格外食材を正規の価格で買い取り、使用する事もあったので、こだわりに共感した私たちもどこかホッとする思いでした。
そんな想いで12年間働いていたので、ある程度フードロス問題について意識はしつつ暮らしてきたつもりでしたが、改めてフードロス問題に直面することとなったのが、主夫としておうち料理に専念する事になった頃。
冷蔵庫の在庫管理がうまく出来ず、冷蔵庫内の死角、野菜室などでところどころ傷んだ食材や賞味期限切れの食材を出してしまうことが多々ありました。
「急なイベントや、外食などを挟むとついつい使い忘れて傷んでしまう。」
「作りすぎて食べきれなかったものを結局捨ててしまう。」
家庭ではあるあるですが、実はこの家庭内で起きるフードロスは企業で発生するフードロスと大差ないほどの大きな割合である事を知りました。
世界では貧困による飢餓で食事がまともに出来ない国もあるのに「恵まれた国に偶然生まれたんだから別にいいじゃん」という考えでいいのだろうかという疑問が生まれました。
日本のフードロスを減らすことで、世界の飢餓解決に直接的な影響を及ぼすかは分かりません。でも、何よりもったいないし、命あるものを無価値のまま捨てることが良くないことは分かります。
仕事としては取り組めていたフードロス問題ですが、家庭料理になると出来ない事実に直面し、改めて意識や仕組みを見直そうと反省しました。
飲食店で働いていた経験は企業のフードロス対策に、主夫としての経験は家庭内のフードロス対策に。
たくさんのフォロワーさまに恵まれた「パパイズム」という今の立場だからこそ出来ることはあるのでは?
少しづつ、ちょっとずつでもいいからひとりひとりの意識に語りかけることが出来るのではないか?
そんな思いで自分に出来ることからフードロス問題に向き合っていきたいと考えています。
「冷蔵庫をこまめに整理整頓するぞ!」
「食べきれる量を作ろう!」
「食べきれる量を注文しよう!」
こんな小さな意識でも、みんなで取り組めば救われる人はきっといるはずです。
寄稿:パパイズム
フードロス問題は、考え始めるとどうしようもない大きな課題がいっぱいで眠れなくなりそうです。なんだか闇も深そうですし。
とはいえ、私たち家庭の食品ロスは261万t(農林水産省・令和元年)。これは何とかしたいものです。私たちに出来ることといえば、まずは冷蔵庫のフードロスを減らすことではないでしょうか。一生懸命選びに選んだ美味しい食材を、余すことなく食べきる為にはどうしたらいいのでしょう。
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企画:オリーブノート
記事:オリーブノート編集部
寄稿:パパイズム
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。