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慌ただしかった年末年始も過ぎ、ようやく、新年を落ち着いた気持ちで迎えた頃だと思います。コロナの影響で飲み会や新年会の機会は減ったと思いますが、年末年始は、ごちそうや美味しいものを食べる機会がたくさんあり、普段よりも、たらふく食べてしまった方も多いかと思います。かくいう筆者もその1人です。
食べることが元々好きなのもありますし、追い打ちをかけるように、年末年始は気も緩み、食べ過ぎてしまいました。後悔している最中です。
そんな疲れた胃に、消化の良い料理を食べたいと切実に思いました。そこで今回は、胃の消化を助けてくれる山芋を使用した、とろろと黒豆の雑炊レシピをご紹介します。
筆者の地元の特産品である、山芋と黒豆をコラボさせた雑炊です。胃に優しいこのレシピをぜひ、お試し下さい。
1. 山芋は皮を剥き、鍋に入るように小さめに切っておく。
2. 黒豆はよく洗っておく。
3. 黒豆をフライパンで、4〜5分炒っておく。
4. 鍋に1の切った山芋とだし汁、酢を入れ、ひと煮立ちさせる。あくがでてきたら、お玉などですくい取る。
5. ひと煮立ちさせた山芋をハンドブレンダーですりおろして、とろろ状にする。
※ハンドブレンダーがない方は生のまま、おろし金ですりおろしても大丈夫です。
6. 鍋にご飯と3の黒豆、だし汁、しょうゆを入れて煮立たせる。
7. 器に4を盛り付け、すりおろしたとろろ、生卵、刻みのりを盛り付けて出来上がり。
今回使用した山芋は、地元の特産品で、品種としてはつくね芋に分類されます。上記の写真にあるように、げんこつのような丸い形で、スーパー等でよく見かける長芋の品種とは、形も粘り気も異なります。
関西では大和芋とも呼ばれ、粘り気が強く長期保存(3ヶ月程)も可能なので、筆者も重宝しています。和菓子の原料にも使われることがあり、「薯蕷(じょうよ)饅頭」の和菓子は有名だと思います。饅頭の皮に練りこまれた山芋が、しっとりとやわらかい生地の食感で、とてもおいしい和菓子なのでおすすめです。
山芋のとろとろとしたなめらかな食感と、炒った黒豆の香ばしさも口の中に広がり、胃にも優しい一品に仕上がりました。卵の黄身が彩りも添えてくれます。今回、黒豆は炒ったものを使いましたが、甘く煮た黒豆があれば、それを使っても味にアクセントがつき、おすすめです。
山芋は、酸化すると変色して見た目からもおいしさがなくなってしまいます。この変色を防ぐために、あらかじめ酢をだし汁と一緒に入れて煮ることで、山芋の酸化を防ぐことができます。また、長く煮すぎると山芋の風味や食感が変わってしまうので、やわらかくなったらすぐに火からおろすのがポイントです。
山芋は、おろすのがどうしても億劫になりがちです。筆者も正直にいうと、「面倒だな」と思ってしまいます。そこで、簡単にできる方法として、ハンドブミキサーでおろす方法を試してみました。山芋は先に切って、だし汁で煮てあるので、やわらかくなったら、そのまま鍋で山芋を粉砕でき、とても便利です。ハンドミキサーですりおろす場合は、下記の2点に注意して行いましょう。
山芋は粘りが強いため、山芋だけですりおろそうとすると、ハンドミキサーの機械が上手く回りにくくなります。だし汁と一緒にすりおろすことで、なめらかにすりおろしやすくなります。
また、ハンドミキサーの稼働時間は、1分以内を目安に速度も低速でゆっくり行うようにするのが、ポイントです。高速で長時間行うと、ハンドミキサーに負担がかかって、故障してしまうこともあります。
山芋の調理のときに悩まされるのが、手に起こる「かゆみ」だと思います。ハンドミキサーですりおろす方法は、皮を剥いたり、切ったりする際に手に触れますが、おろし金などでおろす場合と比べると、手に持つ時間が限られるため、かゆみのリスクも減らせます。
胃に優しいとろろと黒豆の雑炊レシピを紹介しました。年が空け、また慌ただしい日常が始まっていると思いますが、消化の良いとろろと黒豆の雑炊を食べて、胃と心も休めてあげてくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。