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2023年2月27日

豚もも肉ををたまねぎドレッシングに漬けてジューシーなサイコロステーキ風に仕上げる

豚もも肉ををたまねぎドレッシングに漬けてジューシーなサイコロステーキ風に仕上げる

前回に引き続きまだまだ節約モードな我が家。スーパーで500g550円ほどの豚もも肉のブロックを買ってきました。

豚もも肉って脂身がまったく無いからヘルシーなんだけど、反面パサパサになったり、食感が固くなったりしやすいので薄切りで販売されてることが多いですが、自分でスライスはできないのでサイコロステーキ風にしていきます。

豚モモも少しでもジューシーに仕上げるために今回使う小ワザは「たまねぎドレッシング」に漬け込むこと!

たまねぎドレッシングに漬けるとなぜお肉が柔らかくなるの?という疑問もあると思うので、お肉を柔らかくする方法もせっかくなのでいくつかご紹介します。

  • ルイーザ(LUISA)
  • オリーブクエスト

お肉を柔らかくする方法

お肉を柔らかくする方法

結論から言いますと「お肉が柔らかく感じさせる」方法は大きく2つ。

  • 酸の力でPHを調整
  • 酵素の力でたんぱく質を分解する

このどちらかが叶えばオッケーです。
ひとつめはお肉の水分を抜けにくくする方法。お肉って弱酸性なんですけど、水分が失われやすい状態なんです。これを思いっきり酸性か思いっきりアルカリ性にしてしまえば水分が抜けにくい。つまりぱさつきにくくなルンです。

2つめは、肉質自体を柔らかくする方法。肉に含まれるたんぱく質は焼くと結合して固くなるんですけど、このたんぱく質を柔らかくするプロテアーゼという酵素の力を使いましょうって話です。

もっと具体的にピックアップしていきます。

炭酸に浸す

炭酸水やビール、コーラにお肉を漬け込み、お肉をより酸性に近づける。
よくビールやコーラにお肉を浸すと柔らかくなるっていうじゃないですか?あれです。(糖はさらに水が抜けにくくなる効果もある)

酸性のマリネ液に浸す

炭酸以外で漬け込むのにいいのは、お酢、レモン汁、ワインなど

果物を使う

キウイ、パイナップル、梨などはプロテアーゼが含まれるので、刻んで混ぜたり、すりおろしたりシして漬け込むと効果的。プロテアーゼは熱に弱いのでなるべく生の状態が望ましい。

すりおろし玉ねぎを使う

プロテアーゼは果物だけでなく野菜にも含まれますが、代表格としては玉ねぎ。すりおろして1〜2時間ほど冷蔵庫で漬け込む程度で十分です。漬け込みすぎると色素に反応が起きて緑色になつ場合あります。別に食べられますがびっくりするので気をつけてください。

たまねぎドレッシングに漬け込んだジューシー豚ももを作ってみる

さて、お肉のうんちくも語ったことですので早速作っていきます。今回はすりおろし玉ねぎが入ったドレッシングに漬け込むとのことでしたが、理由はもうわかりますか?

そう!お酢とお砂糖の力でお肉を酸性にしつつ、玉ねぎの酵素を使ってたんぱく質を柔らかくしましょうという試みなんです。化学的で面白いでしょ?あと、下味もついでに出来て一石二鳥なんです。
あと、豚肉だけじゃなんか寂しいので冷蔵庫にあったもやしを追加しました。もやしには深い意味はありません。

材料(大人2人前)

  • 豚もも肉 500g
  • もやし 1パック
  • すりおろし玉ねぎドレッシング お肉が浸かる量
  • 塩 適量
  • 小ねぎ 適量

作り方

1. もやしをボールに入れて、熱湯でつけ洗いしてざるにあげ、青臭さをとる

もやし

2. 豚もも肉を2cm角のサイコロ状にカット。

豚もも肉をサイコロ状にカット

3. 大きめのボールにカットしたもも肉ともやしを入れて、たまねぎドレッシングを注ぎ

たまねぎドレッシングを注ぐ

ラップでフタをして、冷蔵庫で2時間寝かせる。

冷蔵庫で2時間寝かせる

ドレッシングの量はラップでフタをして抑えたときにギリギリ浸る程度でOK。

4. フライパンを温めて、できるだけ余分な水分を切った3を炒める。

炒める

5. 豚肉のピンク色がなくなった段階で火を止める(もしくは弱火)

豚肉のピンク色がなくなったら火を止める

フタをしてじっくり火入れする。

フタをしてじっくり火入れ

6. 豚肉をカットして中心まで火が入っていれば塩で味を調整。

7. 器に盛り付けてネギをトッピング。

ネギをトッピング

作るときのポイント

お肉が柔らかくなる工夫を活用しましたが、やはり一番重要なのは火の入れ方、つまり温度です。豚肉を加熱しすぎると固くなリすぎるので、予熱でじっくり火入れを心がけましょう。

ジューシー豚もも肉を食べてみて

いざ実食。甘酸っぱくていい香りが立ち上って食欲をそそる。気になる豚肉はというと、ややジューシー!笑

もも肉はもも肉なので魔法のように全く別物レベルに柔らかくなるわけではありませんが、確実にジューシーでスジっぽさが軽減されています。普通に焼くとゴムみたいな弾力になるのですが、歯切れも断然良くなっています。

一緒に入れてもやしのシャキシャキ食感も相性がよく、味付けもたまねぎドレッシングなので甘みもあり、さっぱり飽きることなく食べられます。節約にもなりますが、これはダイエットにもいいかも?たっぷりのサラダの上に盛り付けてサラダ風メインディッシュにすると映えそうですね♪

ちなみに今回ご紹介した「お肉を柔らかくする方法」は鶏肉でも牛肉でも使えます。ぜひ、チャレンジしてみてください。皆さんの毎日の料理が少しでもラクに、楽しくなりますように。

企画:オリーブノート編集部
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