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最近、特に物価高を痛切に感じるようになってきました。ここのところオリーブオイルが高騰していると、頻繁にニュースにも取り上げられていますが、円安と世界の穀物庫を巻き込んだ紛争はいつ終結するのでしょうか。
といって、ここで世界情勢を語っても意味がないところなので、今回は魚肉ソーセージのおつまみ3選に続いてこの物価高でもあまり値段が上がっていない“ちくわ”を使って、お弁当のおかずやおつまみなどを作ってみました。
ちくわというと、高級なものを除いて3〜5本入って100円台で手軽に買うことができます。ただ、あまりに安いと穴が大きくて身が薄いということがあります。うまく考えられたものです。袋に入っているとわからないのでお気を付けください。
さて、とても身近な食材のちくわですが、実は“高タンパク、低脂質”という栄養学的に見てもすぐれた食品です。たとえば、鶏卵と比べると、100gあたりカロリーは80%、脂質は20%程度ですが、タンパク質は同量含まれています。卵は高タンパクと言われますが、その卵と同量にタンパク質が含まれていて、しかも低脂質というのはオトク感満載です。
カロリーも少なめで、ちくわ1本あたり約35kcalぐらいですが、同じ重さのロールパン1個だと約93kcalあり、1/3ぐらいのカロリーということになります。
このように栄養学的にもすぐれているちくわですが、焼き目をつけると香ばしくカリカリの食感が出て、しょうゆはもちろん、マヨネーズにもケチャップにも合い、特にチーズとの相性も抜群という、もう良い所しか目につかない食品のひとつといえるでしょう。
そこで、今回はお弁当のおかず、おつまみ、そしてパンにはさむというレシピをご紹介します。
まず、ヤンニョムちくわをつくります。ヤンニョムとは、薬味や香辛料などを混ぜ合わせた韓国料理に使う合わせ調味料のことですが、一からつくるのは大変なので、焼肉のタレで代用し、ボリュームを出すために中にチーズを入れます。味が濃いめなので、お弁当にもぴったり。片栗粉をまぶし、表面にタレをからませやすくするのがおいしさのコツです。
1. チーズをちくわの穴の大きさに切り、ちくわの穴に詰める。
2. 1を三等分して、片栗粉を薄くまぶす。
3. フライパンを熱し、オリーブオイルをひいてから2を軽く焼き目がつきチーズが溶け始めるまで炒める。
4. 焼肉のタレを加えてちくわを転がし、まんべんなくタレをからめてできあがり。
ちくわを縦割りし、溝を生かしてケチャップとマヨネーズを流し入れ、上からパン粉とオリーブオイルをかけて焼くだけです。カリカリしたパン粉と、ちくわのシコシコ感がなんとも病みつきになる味です。ビールに合う、超簡単おつまみです。ケチャップやマヨネーズ、パン粉はお好きなだけどうぞ。
1. ちくわを縦半分に切る。
2. ちくわの溝にケチャップ、マヨネーズをそれぞれ流し入れ、上からパン粉をかける。
3. 2の上からオリーブオイルを回しかけ、オーブントースターで10分程度焼き、パン粉に焼き目がついたらできあがり。
札幌市の名物のひとつに“ちくわパン”という、ちょっと想像がつかない組み合わせの惣菜パンがあります。テレビの情報番組でもしばしば取り上げられて全国的に有名になったもので、その意外性とおいしさが人気を呼び、たくさんのベーカリーがオリジナルレシピで作っているようです。
本来は具材を詰めたちくわをパン生地で巻いて焼き上げたものですが、今回はパンを焼くのは大変なので、コッペパンにはさむ簡単なレシピにしています。
1. 玉ねぎをみじん切りにする。
2. フライパンを熱してオリーブオイルをひき、玉ねぎとツナ缶を汁ごと、1を入れて水分がなくなるまで炒める。
3. 2にコショウ少々を振り、麺つゆ(または正油)をいれて軽く混ぜ、火を止めて冷ます。
4. 3を冷ましている間に、ちくわに縦に切れ目を入れておく。
5. 3が冷めたらポリ袋に入れ、そこにマヨネーズを入れて手でもんで混ぜる。
6. 5の袋の角をほんの少し切って絞り袋のようにして、ちくわの切れ目に絞り出して詰める。
7. パンに切れ目を入れ、6を詰めてできあがり。
ちくわは安いのに生、焼き、煮、揚げ、和洋中何にでも化ける、コスパ最強食材の一つだと思います。低カロリーで高タンパク、味も食感もよく、食卓に何か一品足りないなと思う時にはぜひちくわレシピを活用していただきたいものです。
ちくわ料理のポイントは、ちくわは焼き目をつけるとカリカリと香ばしくなるので、加熱する料理はなるべく焼き目をつけるように、斜めに切るなどして表面積を広くして、その部分を焼き付けることです(今回は焼き付ける系のレシピは紹介していませんが)。また意外と塩分があるので、中に何か詰めたり、炒め物など調味料を入れる際には少し控えめにするとよいと思います。
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