目次
やっと火を使う料理をしようかな、と思えるような気温になってきました。気温が30℃を下回ると現金なもので、炒め物や揚げ物、焼き物をしようという気持ちになるから不思議です。
さて、今回はこれからおいしくなる冬キャベツを信じられないぐらいどっさり入れたお好み焼きをつくることにします。キャベツは本来寒い季節が得意な野菜で、気温が下がってくると葉が柔らかくなり、甘みも増してきます。お好み焼きといえばキャベツがつきものですが、とにかくどっさり、こんなので焼き上がるのか?というぐらい入れます。ほとんどキャベツ焼きみたいになりますが、これがおいしいんです。
さらに、口当たりをフワフワにするために、生地を重曹で膨らませます。これでとても軽い感じのお好み焼きになります。
私が参考にしたレシピにはベーキングパウダーを入れる、とあったものの、どこを探してもない。あーあと思っていましたが、幸い、春に採るワラビのアク抜き用に使った重曹があったので、これを使うことにしました。重曹だっていわゆる“ふくらし粉”です。ベーキングパウダーと何が違うんでしょうか。
重曹とベーキングパウダーはどちらも生地を膨らませるのに使いますが、その特徴はかなり異なります。作るものによって使い分けないとまずくなったり、うまく膨らまなかったりしてしまいます。そこでそれぞれの特徴を比べてみましょう。
このように重曹とベーキングパウダーにはそれぞれのメリットデメリットがあるので、うまく使い分けると良いと思います。私は重曹のあの香りと味のクセが何となく好きで、黒糖蒸しパンや黒糖まんじゅう、鉱泉せんべいやどら焼き、カルメ焼きなどは大好物です。一方、ベーキングパウダーは自らの味を主張しない優等生なので、膨らませたいお菓子なら何にでも使えると言ってよいでしょう。
さて前置きが長くなりましたが、好きな重曹を使って、ふっくらしたお好み焼きを作ろうと思います。しかもこれからおいしくなるキャベツを爆盛りにしてやります。カロリー少なめなのに、それでいて満腹感バッチリという“粉もん”です。
今回はお好み焼きソースがなかったので、普通のソースとケチャップを半々で混ぜて作っています。
<具材>
<ソース>
<トッピング>
1. 小麦粉と重曹をボウルに入れて、泡立て器などでむらなく混ぜる。
2. 水に卵を溶いてよく混ぜ、卵水を作る。そこに鰹だし顆粒を入れて溶かしておく。
3. キャベツを千切りにする。
4. 1に2を入れてよく混ぜ、そこにキャベツ、溶けるチーズを入れてざっくり混ぜる。
5. フライパンを火にかけ、オリーブオイルをひき、そこに豚バラ肉を円形に並べて焼く。
6. 豚肉が白くなってきたら4を豚肉の上に円形に流し入れる。なるべく厚めにまとめるとふっくらしておいしい。
7. 中火でフタをして5分程度焼いたらひっくり返し、さらに5分程度フタをして焼く。
8. 焼き上がったら、中濃ソースとケチャップを混ぜて塗り、お好みでマヨネーズを線状にかける。その上に鰹節、青のり、紅しょうがをのせてできあがり。
特に難しいことはありませんが、焼く際に生地を厚くまとめると、中のキャベツのシャキシャキ食感が残ります。といってもキャベツは生ではなく、しっかりと火が通っているけれどシャキシャキなのです。そして生地は重曹効果でふっくら。粉が少ないので、厚みがあるのに軽くてどんどん食べられます。2人前で小麦粉50gといったら、バターロール1~2個分ぐらいの量です。それでたっぷり食べられて満腹感も得られるので、ダイエットにもいいかもしれませんね。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。