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2023年10月3日

キャベツの大量消費!カロリー少なめのふっくらお好み焼きを作ってみた

キャベツの大量消費!カロリー少なめのふっくらお好み焼きを作ってみた

やっと火を使う料理をしようかな、と思えるような気温になってきました。気温が30℃を下回ると現金なもので、炒め物や揚げ物、焼き物をしようという気持ちになるから不思議です。

さて、今回はこれからおいしくなる冬キャベツを信じられないぐらいどっさり入れたお好み焼きをつくることにします。キャベツは本来寒い季節が得意な野菜で、気温が下がってくると葉が柔らかくなり、甘みも増してきます。お好み焼きといえばキャベツがつきものですが、とにかくどっさり、こんなので焼き上がるのか?というぐらい入れます。ほとんどキャベツ焼きみたいになりますが、これがおいしいんです。

  • ルイーザ(LUISA)
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さらに、口当たりをフワフワにするために、生地を重曹で膨らませます。これでとても軽い感じのお好み焼きになります。
私が参考にしたレシピにはベーキングパウダーを入れる、とあったものの、どこを探してもない。あーあと思っていましたが、幸い、春に採るワラビのアク抜き用に使った重曹があったので、これを使うことにしました。重曹だっていわゆる“ふくらし粉”です。ベーキングパウダーと何が違うんでしょうか。

重曹とベーキングパウダー、何が違うのか

重曹とベーキングパウダーはどちらも生地を膨らませるのに使いますが、その特徴はかなり異なります。作るものによって使い分けないとまずくなったり、うまく膨らまなかったりしてしまいます。そこでそれぞれの特徴を比べてみましょう。

重曹の特徴

  • 成分:炭酸水素ナトリウムのアルカリ性
  • 香りや味:独特の香り(鉱泉せんべいやどら焼きの皮の香り)と苦み少々。しかしこれがかえっておいしく感じる場合あり
  • ふくらみ方:加熱したとき、またはレモン汁やヨーグルトなどの酸性物質と反応したとき
  • メリット:加熱しないと膨らまないので、重曹を入れてから混ぜて焼くまで焦る必要がない。強烈な酸味を抑えることができる
  • デメリット:生地が黄ばんだり、膨らみのムラができやすい

ベーキングパウダーの特徴

  • 成分:ガス発生剤(重曹)と酸性剤、遮断剤からなるアルカリ性
  • 香りや味:無味無臭
  • ふくらみ方:水と反応すると膨らみ、さらに加熱されて膨らむ
  • メリット:無味無臭なので、素材の味を損なうことがない。食材の色が変わらない
  • デメリット:水で反応してしまうので、混ぜたらすぐ焼く必要がある

日本伝統菓子には重曹、ケーキにはベーキングパウダー

このように重曹とベーキングパウダーにはそれぞれのメリットデメリットがあるので、うまく使い分けると良いと思います。私は重曹のあの香りと味のクセが何となく好きで、黒糖蒸しパンや黒糖まんじゅう、鉱泉せんべいやどら焼き、カルメ焼きなどは大好物です。一方、ベーキングパウダーは自らの味を主張しない優等生なので、膨らませたいお菓子なら何にでも使えると言ってよいでしょう。

キャベツ爆盛りふっくらお好み焼きを作る

さて前置きが長くなりましたが、好きな重曹を使って、ふっくらしたお好み焼きを作ろうと思います。しかもこれからおいしくなるキャベツを爆盛りにしてやります。カロリー少なめなのに、それでいて満腹感バッチリという“粉もん”です。
今回はお好み焼きソースがなかったので、普通のソースとケチャップを半々で混ぜて作っています。

材料(2人前)

  • 小麦粉:50g
  • 重曹:小さじ1/2
  • 水:100ml
  • 鰹だし顆粒:大さじ1
  • オリーブオイル:大さじ1

<具材>

  • キャベツ:250g(1/4個分ぐらい)
  • 溶けるチーズ:お好みで
  • 豚バラ肉:50g

<ソース>

  • 中濃ソース:大さじ1
  • ケチャップ:大さじ1
  • マヨネーズ:大さじ1

<トッピング>

  • 青のり:適量
  • 鰹節:適量
  • 紅しょうが:適宜
お好み焼きを作る
野菜はキャベツのみのシンプルさ

作り方

1. 小麦粉と重曹をボウルに入れて、泡立て器などでむらなく混ぜる。

2. 水に卵を溶いてよく混ぜ、卵水を作る。そこに鰹だし顆粒を入れて溶かしておく。

3. キャベツを千切りにする。

4. 1に2を入れてよく混ぜ、そこにキャベツ、溶けるチーズを入れてざっくり混ぜる。

キャベツに生地が薄く付いている程度

5. フライパンを火にかけ、オリーブオイルをひき、そこに豚バラ肉を円形に並べて焼く。

豚バラ肉
直径20cmぐらいをイメージして

6. 豚肉が白くなってきたら4を豚肉の上に円形に流し入れる。なるべく厚めにまとめるとふっくらしておいしい。

生地
厚めにまとめて丸くする

7. 中火でフタをして5分程度焼いたらひっくり返し、さらに5分程度フタをして焼く。

中火でフタをして5分
こんがりキツネ色。おいしそう!
重曹で膨らむ
重曹で膨らみ、ヒビが入っている

8. 焼き上がったら、中濃ソースとケチャップを混ぜて塗り、お好みでマヨネーズを線状にかける。その上に鰹節、青のり、紅しょうがをのせてできあがり。

お好み焼き
直径20cm以上あり、超ボリューミー
ふっくらお好み焼き
しっかり焼き上がっている

キャベツ爆盛り、カロリー少なめのふっくらお好み焼きのポイント

特に難しいことはありませんが、焼く際に生地を厚くまとめると、中のキャベツのシャキシャキ食感が残ります。といってもキャベツは生ではなく、しっかりと火が通っているけれどシャキシャキなのです。そして生地は重曹効果でふっくら。粉が少ないので、厚みがあるのに軽くてどんどん食べられます。2人前で小麦粉50gといったら、バターロール1~2個分ぐらいの量です。それでたっぷり食べられて満腹感も得られるので、ダイエットにもいいかもしれませんね。

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企画:オリーブノート編集部
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