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行きつけの呑み屋の大将に誘われて、ノビル(野蒜)の山菜狩りに行ってきました。東京近郊でまさかノビル(野蒜)が採れるなんて!とっても感動・美味しい山菜狩りでしたよ。
春が来たら、河原の土手や田んぼのあぜ道を覗いてみてください。ニラのような細い葉が群生していたら、それがノビル(野蒜)かもしれません。

全国の野原や河原の土手、田んぼ周辺に自生する多年草です(写真参照:こんな感じで生えています)。ニンニク、ネギ、ニラ、ラッキョウ、そしてノビルを合わせて五葷(ごくん)といい、香り、というよりは臭いの強い野菜を指しています。
📌 正式名称:ノビル(野蒜)/Allium macrostemon 科・属:ヒガンバナ科ネギ属(旧ユリ科)の多年草 旬の時期:3月〜5月頃 自生地:全国の野原・河川の土手・田んぼ周辺 特徴:ニンニク・ネギに似た香り、ピリッとした辛味、根の球根部分がホクホク

葉の形はニラに似ています。根の肥大した球根の部分は直径1センチくらいから大きくても3センチくらい。味はエシャレットよりも野趣が強く、ニラやネギに似た香りがあり、ピリッとした辛味が特徴です。
ノビルは、仏教において「五葷(ごくん)」と呼ばれる香りの強い野菜5種のひとつです。
| 五葷の5種 | 特徴 |
|---|---|
| ニンニク | 強い香り・疲労回復効果 |
| ネギ | 辛味・体を温める |
| ニラ | 独特の香り・スタミナ食材 |
| ラッキョウ | 甘酢漬けでおなじみ |
| ノビル | 野生種・山菜として採取できる |
五葷はいずれも強い香りと栄養を持つ野菜で、古くから薬草としても利用されてきました。
| 比較項目 | ノビル(野生) | エシャレット(栽培) |
|---|---|---|
| 入手方法 | 自採り | スーパーで購入 |
| 香り・風味 | 野趣があり強い | 穏やか |
| 球根の大きさ | 直径1〜3cm | やや大きい |
| 価格 | 無料 | 数百円 |
| 旬 | 3〜5月 | 通年 |
味はエシャレットよりも野趣が強く、ニラやネギに似た香りにピリッとした辛味があります。独特の香りとホクホクした芋のような食感が大人のお酒のつまみに最高です。
| 成分 | 期待される効果 |
|---|---|
| アリシン(硫化アリル) | 疲労回復・血行促進・抗菌作用 |
| ビタミンB1 | アリシンと結合してエネルギー代謝促進 |
| カルシウム | 骨・歯の強化 |
| ポリフェノール | 抗酸化作用 |
特にアリシンはニンニクと同じ成分で、疲労回復・免疫力アップに効果があるとされています。
独特の香りと、ホクホクした芋のような食感がとてもおいしく、大人のお酒のつまみに最高です。
ノビルは全国の野原・河川の土手・田んぼ周辺に自生しています。東京近郊でも河原や農地のそばで見つけることができます。葉の形はニラに似ており、採取前に必ずちぎって香りを確認しましょう。

ノビルの根は5センチ~10センチくらい深く埋まっているので、園芸用のスコップが必須。美味しい根の部分を傷つけないよう丁寧に掘りましょう。
ノビルの根(球根)は地下5〜10cmほどに埋まっています。スコップで丁寧に掘り起こし、美味しい球根部分を傷つけないようにしましょう。葉だけ引っ張っても球根が取れないので、必ずスコップを使います。
ノビルと間違えやすい有毒植物があります。採取前に必ず確認してください。
| 植物 | 見た目 | 香り | 毒性 |
|---|---|---|---|
| ノビル | ニラ状の葉・白い球根 | ニンニク・ネギに似た強い香り | なし(食用) |
| スイセン | ノビルに似た葉 | ほぼ無臭 | 強い毒性あり・死亡例あり |
| タマスダレ | 細い葉 | 無臭 | 毒性あり |
⚠️ 最重要チェックポイント:葉をちぎってニンニク・ネギに似た強い香りがすればノビルです。香りがしない場合は絶対に食べないでください。スイセンによる食中毒は毎年報告されており、死亡例もあります。不安な場合は経験者と一緒に採取してください。
採ってきたノビルは丁寧に水洗いをして根切りをします。
💡 ポイント:球根はそのまま生食できます。葉は刻んで薬味として使えます。
生で酢味噌をつけていただくか、天ぷらがおススメ。採ってきたノビルは丁寧に水洗いをして根切りをします。

生で酢味噌をつけていただくのが、ノビルの味と香りを最大限に楽しめる王道の食べ方です。エシャロットと同じイメージで、採ってきたら生でいただくのが絶対に美味しい!
材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ノビル | 適量 |
| 味噌 | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 酢 | 大さじ1 |
作り方
味噌に砂糖と酢をよく混ぜれば出来上がり。ノビルはさっと茹でていただくよう、レシピメディアに書いてあるケースが多いのですが、エシャロットと一緒です。採ってきたら生でいただくのが絶対に美味しい!※編集部ではそう感じました。
💡 アレンジ:お好みによっては、お気に入りの味噌でそのまま、ほか、この手の料理は自分の経験。好きな味にするのが一番おいしいです。マヨネーズで食べてももちろん美味しい!いろいろ試してみましょう。


筆者の好みはこちらの味噌でいただくほう。
揚げることで香りがまろやかになり、ノビルが苦手な方にも食べやすくなります。球根のホクホク感と衣のサクサク感のコントラストが絶品です。
作り方
余ったノビルの保存に最適。ラーメン屋さんのニラ醤油と同じイメージです。
作り方
卵かけご飯・冷奴・ラーメンの薬味として大活躍します。
山菜は余るほど採っちゃダメ!でももし余ったら、醤油漬けやラッキョウのように酢漬けにして冷蔵庫に置いておきましょう。醤油漬けはノビルの葉も刻んで漬け込み、薬味としていただくと、とても美味しいですよ。ラーメン屋さんのニラと同じイメージですね。
| 保存方法 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 冷蔵(生のまま) | 2〜3日 | 湿らせたペーパータオルで包む |
| 醤油漬け | 1週間程度 | 葉も刻んで漬け込む |
| 酢漬け(ラッキョウ風) | 1ヶ月程度 | 球根のみ使用 |
| 冷凍 | 1ヶ月程度 | 刻んで冷凍保存 |
⚠️ 山菜採りのマナー:必要な分だけ採りましょう。採りすぎは生態系への影響につながります。また私有地や国立公園内での採取は禁止されている場合があります。

お誘いいただいてついていっただけなのだけれど、自然の中で直接手で野や山に触れて、植物を採取する。本当に久しぶりの体験でした。
子供のころは何でもない日常のことだったけれど、久々に手で土を掘り、植物を識別して採取、今となってはこんな体験ってなかなかありませんよ。何といっても後からご褒美、採れたての山菜と冷えたビールで一杯!そんな楽しみが待っていますからやめられませんね。
今週末あたり、また行ってみようかな。
こんなご時世だし、人がだーれもいないので、ちょうどよい暇つぶしにもなりますね。
協力:やきとり そうま 市が尾店 マスター 松下 道夫 様
編集部より::松下様は2024年に逝去されました。本記事は当時の貴重な足跡を振り返るものとして、一部リライトして掲載しています)
A. 全国の野原・河川の土手・田んぼ周辺に自生しています。東京近郊の河川敷でも見つかることがあります。3〜5月が採取の旬です。
A. はい、生食できます。むしろ採りたてを生で酢味噌や味噌でいただくのが、香りも食感も最も美味しい食べ方です。
A. 最も確実な方法は葉をちぎって香りを確認することです。ノビルはニンニク・ネギに似た強い香りがします。スイセンはほぼ無臭です。香りがしない場合は絶対に食べないでください。
A. 直径1〜3cmほどです。小さいものから大きいものまであります。大きいほど食べ応えがあります。
A. 生のままなら冷蔵で2〜3日。醤油漬けにすれば1週間程度保存できます。葉は刻んで冷凍保存も可能です。
A. はい。同じ水辺・田んぼ周辺に自生しているため、一緒に採れることが多いです。田セリの詳しい採り方・レシピはこちらをご覧ください→田セリ(田ぜり)は身近で美味しい春の山菜
ノビル(野蒜)は、河原や田んぼのそばで誰でも採れる春の山菜です。採りたてを生で酢味噌でいただく美味しさは格別で、一度食べたら病みつきになること間違いなし。天ぷら・醤油漬けなどアレンジも豊富で、採ってきたその日のうちに冷えたビールと一緒に楽しんでください。
この春、スコップを持って近くの河川敷へ出かけてみてはいかがでしょうか。










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。