宇宙兄弟、面白いだけじゃない！見ていただきたい理由をお伝えさせてください

オリーブノートらしくないのだけれど、Netflixで一気見してしまうほど面白かった『宇宙兄弟』。もちろんオリーブオイルなんてかすりもしないのだけれど、結論から言うと、家族で見るととてもいいよってこと。人の気持ちの暖かさと科学的な学びがとてもいい感じにちりばめられており、皆さんにも見て頂きたいと、そう感じた次第です。
※PRではありません。

宇宙兄弟とは

・『宇宙兄弟』公式サイト

あなたにとって31歳ってどんな歳でしょうか？大人になり、何となく自分がどの程度の者なのかなんとな〜く分かってくる頃、その年齢を過ぎてから宇宙飛行士を目指す兄と、既に宇宙飛行士になった弟。ほんのちょっと先の未来(2025年)をメインの舞台に、それぞれの目線から綴られる、兄弟2人で一緒に月に立つことを目指す壮大な物語です。

余り上手とはいえない絵柄ですが、キャラクターがわかりやすいタッチで描かれていて、全部同じ顔のように感じる美少女アニメや異世界アニメと違い、個性的で見ていてわかりやすいです。傍目にも「こち亀」？くらいの感じですので見ていてあまり恥ずかしくありません。

小山宙哉による日本の漫画。講談社の漫画雑誌『モーニング』にて2008年1号から連載されている。第56回小学館漫画賞一般向け部門、第35回講談社漫画賞一般部門受賞作品。2012年には実写映画およびテレビアニメ、2014年にはアニメーション映画が制作された。

Wikipedia抜粋

宇宙兄弟、何が面白い？

壮大なSFフィクションドラマです。つまり大嘘物語をとても丁寧かつ要素要素でリアルに描いていて、本物の宇宙飛行士である野口聡一さんが本人役でアフレコに出演したりと、宇宙に行くってそう言うことなのかぁって素直に信じ込ませる力があります。

主人公は自己評価が極端に低い兄、31歳の六太(ムッタ)。その弟である28歳の天真爛漫な日々人(ヒビト)。兄弟のつながり、在り方が心に響きます。

物語では、一人の宇宙飛行士を支える数多の人の想いや、ライバルとの繋がり、家族の在り方。ネタバレになるので余り書けませんが、どんなハリウッド映画にも負けない心に伝わる描写が魅力です。ふと思ったのは、今日的な私たち社会のSNSの在り方と問題。時代背景と社会は同じでも、物語のキャラクターはそういったものを介在せずに、気持ちを通わせており、爽やかで大人な人間味を感じます。SNSエッセンスがほぼないことが、鬱屈した人間の弱みや幼さの様なものを薄めてくれているのかもしれません。

宇宙兄弟は学びが多い

絵はお世辞にも上手いとはいえませんが、要所要所で身近な科学をリアルに描いています。
中でも度々出てくる使い回しのロケット打ち上げシーンは注意して見てみましょう。打ち上げの際にロケットからバリバリと何かが剥がれ落ちてきます。作中でも答えは語られていませんが、誰も知らない“常識”の一つがここで学べます。

1987年、エヴァンゲリオンの庵野秀明さんも関わって作られたアニメ映画『王立宇宙軍オネアミスの翼』と比べると、月とスッポン、せめて映画版くらいちゃんと作ろうよって言いたくなりましたが、月面でのアクシデントや”におい”の話など、示唆に富んで面白いです。

宇宙服は小型の宇宙船です。人が宇宙で過ごすとはどう言うことなのか？が、古今東西のSFドラマを見てなんとなくフワッとしている私には、ここで見られるリアルが時に恐ろしく伝わりました。

宇宙兄弟、おすすめの見方

Netflixでは、2024年1月時点で宇宙兄弟を見ることができます。
『宇宙兄弟#0』は1時間30分の映画で『宇宙兄弟』のドラマの前日譚。制作はあとからですが、先にこちらを見てから本編シリーズをご覧になると良いでしょう。
※Amazonプライムでもコンテンツは用意されていますが、レンタルもしくはアニメタイムズの契約が必要です。2024年1月時点

宇宙兄弟原作の紹介

2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交わしたある約束によって、動き出そうとしていた。
幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。

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