目次
最近、スーパーやコンビニ、市役所などに良く置かれているフードドライブ回収BOX。何となく気になっても、どのようなものかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、食品ロス対策としても注目されているフードドライブについて詳しく解説します。
フードドライブについて知り、家庭でもできるフードロス対策に取り組んでみましょう。
フードドライブとは、家庭で余っている食品を回収して、福祉施設や子ども食堂、生活困窮者を支援する団体などに寄付するボランティア活動のことです。
元々はアメリカで、食品ロスの削減と貧困問題の解決を目的に始まったとされています。
よく似た活動に「フードバンク」があります。フードドライブとフードバンクの違いは、フードバンクが企業や農家から提供された食品を配布するのに対して、フードバンクは、一般家庭から集めた食品を活用します。
フードドライブの方が、私たちの生活に身近で、協力しやすい活動と言えるでしょう。
フードドライブは、SDGsとも関わりが深く、多くのメリットがあるため注目されています。
フードドライブの主なメリットについて挙げてみます。
家庭で余った食品を寄付することで、食品ロスを減らすことができます。
無駄になって捨ててしまう食品を減らせるのは、提供する側にとっても嬉しいですね!
食料支援を必要とする人々に届けることで、貧困問題の解消につながります。
近年、食事を十分に取れない貧困層は増加傾向にあり、フードドライブはますます必要とされています。
食品ロスや廃棄の際に出る二酸化炭素の量を低減することができます。
環境負荷を減らして、持続可能性を高められるのは、大きなメリットです。
地域のつながりや結びつきが生まれ、助け合いの精神を育むことができます。
地域と個人との関係が深まれば、社会からの孤立を防げます。
フードドライブを実施するには、事前に計画を立て、ステップを踏んで実行することが大切です。
フードドライブの流れをステップごとに解説します。
1.実施計画を立てる
2.広報活動をして、回収BOXや看板などを用意する
フードドライブを成功させるには、認知活動が重要です。チラシや看板だけでなく、SNSなどを使って周知するのも効果的です。
3.フードドライブを実施する
食品を寄付者から受け取って記録し、種類ごとに分類します。場合によっては、寄付者に受付票を記入してもらう場合もあります。
4.集めた食品を提供先の団体に渡す
寄付された食品を記録したリストと一緒に、提供先の団体に渡します。
<回収できるものの例>
<回収できないもの>
フードドライブを安全に実施して成功に導くためには、いくつか気をつけた方が良いポイントがあります。注意点について、いくつか挙げてみます。
回収できないものについては、最初に周知しておかないと、余計な労力がかかったり、回収後に廃棄しないといけない食品が出てしまいます。
回収できないものは、チラシや箱にしっかり明記しましょう。
フードドライブは、ボランティア活動が中心となる場合が多いので、活動時のコストや負担が大きくなり過ぎないようにする必要があります。
フードドライブで扱う食品は、賞味期限がバラバラです。
品質管理をしっかりして、配布後も安全に食べられるようにしましょう。
集まるものは、寄付者の都合に左右される部分があるので、イベント的に開催する場合など回収品のバリエーションを増やしたい時は、回収期間に余裕を持つ、回収範囲を広くするなど、工夫が必要です。
フードドライブは、家庭で眠っている食品を寄付するだけでできる、身近な食品ロス対策です。少し関心を持てば、今すぐにでも始められるでしょう。これまでボランティア活動をしたことが無い方にも取り組みやすい活動ですね。
食品ロス対策には、こうした小さな取り組みの積み重ねが大切だと思います。
この記事を通してフードドライブに関心が出た方は、ぜひお近くのフードドライブ回収BOXに不要な食品を入れてみて下さい!
参考URL:
・フードドライブ実施の手引き(環境省)
・フードドライブとは?目的ややり方とメリット・デメリット・向いている食品
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。