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6月から30℃を超える真夏日が続き、今年の夏は例年以上に厳しい暑さが予想されます。こんな時は、冷たくてのど越しの良いものが食べたくなりますよね。
その中でも、年代や男女を問わず人気なのがアイスクリーム。クリーミーでなめらかな食感と豊富なフレーバーが魅力です。冷凍庫に常備しているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アイスクリームの美味しさの秘密に迫りながら、暑い夏にぴったりなオリーブオイルを使った手作りアイスクリームのレシピをご紹介します。
猛暑日が続きそうな今年の夏は、安心素材で作るおうちアイスを楽しんでみませんか?
なめらかな口どけのコツも丁寧に解説しますので、ぜひ最後までご覧下さい。
アイスクリームが幅広い層に支持される人気のスイーツである理由とは?その美味しさの秘密に迫ってみましょう。
クリーミーでなめらかな食感
アイスクリームには、乳脂肪や空気が含まれているため、なめらかでクリーミーな食感が特徴です。
日本では、乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)のものをアイスクリームと呼び、それ以下のものを「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」などと分けています。
脂肪分の高いアイスクリームが一番リッチで濃厚な味わいを楽しめます。
冷たさによる爽快感
アイスクリームの冷たさは体温を下げ、暑い夏にはぴったり。冷たさが気分を切り替える効果もあり、気分転換にも最適です。
バリエーション豊富なフレーバー
定番のバニラ以外にも、チョコレート、ストロベリー、抹茶など様々なフレーバーがあります。ナッツやチョコレート、ソースなどを混ぜ込んだ商品もあり、様々な味を飽きずに楽しめるのも人気の理由です。
糖分による幸福感やリフレッシュ感
アイスクリームに含まれる糖分が、脳に幸福感をもたらすホルモン(セロトニン)を分泌させる働きがあります。疲労回復やリラックス効果があるので、「自分へのご褒美」として食べる方も多いのではないでしょうか。
お家でアイスを手作りすると、食感がシャリシャリしたり、スプーンが入らない位硬くなってしまうという場合も多いと思います。
材料は同じでも市販のものと食感が違うのは、専用の機械で作ったアイスクリームと家庭用の冷蔵庫で作った手作りアイスクリームでは、凍るまでにかかる時間と抱き込む空気の量が異なるからです。
家庭用の冷蔵庫だと凍結に時間がかかるため、急速凍結するアイスクリームより氷の結晶が大きくなります。この大きな結晶がシャリシャリした食感の原因です。
また、アイスクリームは空気をたくさん含んでいるほど、ふわっと軽く、口どけが良くなります。市販のアイスクリームが完全に凍らせてもガチガチにならないのは、このためです。
手作りのアイスクリームは、機械で作るもののように、急速凍結したり、空気をたくさん含ませることは難しいので、市販品に比べるとどうしても硬めの仕上がりになります。
ただ、シャリシャリ感や硬さを緩和する方法はあります。
家庭で作る時は、いくつかの方法を組み合わせて、少しでも好みの食感に近づけましょう。
1. 空気を含ませる
なるべく空気を含ませるようにすると硬さが緩和されます。
固まりかけで何回か混ぜると空気の含有量が増えて、氷の粒も小さくなります。
固まったらそのまま食べることもできますが、直前にフードプロセッサーやミキサーなどにかけると、さらになめらかな食感が楽しめます。
泡立てた生クリームや卵白などを加えるのも空気を含ませるのに効果的です。
2. 油脂を入れる
油脂を多めに入れると、アイスクリームが硬くなりにくく、味にもコクや濃厚さが出て、食べ応えが増します。
生クリームやココナッツオイル、ココナッツミルクなどを加えると、風味も良くなってリッチなアイスクリームになります。
3. 水あめやはちみつを入れる
手作りアイスクリームは、粘りが不足していることが多いので、水あめやはちみつを加えると、ねっとりした食感が加わって満足感が上がります。
また、アイスクリームがガチガチになるのも防いでくれます。
ここでは、オリーブオイルを使ったアイスクリームのレシピをご紹介します。
オリーブオイルとはちみつ、泡立てた生クリームによって、なめらかな口どけとリッチな風味を両立させたレシピです。
1. 卵黄にてんさい糖を加えてホイッパーですり混ぜる
2. 温めた牛乳を加えて鍋にこしながら戻し、弱火でアングレーズソースを炊く
ゴムベラで絶えず混ぜながら、とろみがつくまで加熱します(83℃まで上げて火からおろし、そのまま3分ほど混ぜて火を入れると衛生面でも安心です。温度が高くなると分離しやすいので、気をつけてください)
3. 炊き上がったアングレーズソースはボウルに移し、氷水にあてて冷ます
4. 冷めたら、はちみつ、オリーブオイル、バニラエッセンスを加えて混ぜる
5. 別のボウルで生クリームをツノが立つまでしっかり泡立てる
6. アングレーズと生クリームを合わる
7. 6をジップロック袋に入れ、平らにして凍らせる
※1時間おきに袋をもみほぐして空気を入れ、氷の粒を小さく保ちます
8. 固まったらアイスをもみほぐして器に盛り付けます。
この段階でフードプセッサーやミキサーにかけるとさらに口当たりが良くなります。冷凍時間が長すぎると再びガチガチになるので、2時間以内位に提供するのがおすすめです。
今年の夏は、体に優しい素材で作る手作りアイスクリームに挑戦してみませんか?
オリーブオイルやはちみつ、生クリームなど、コクやなめらかさを引き出す食材を使えば、家庭でも本格的でリッチな味わいが楽しめます。
冷たくて優しい甘さのアイスは、家族のおやつや自分へのご褒美にもぴったり。
暑い夏を乗り切るために、手作りならではの美味しさと楽しさを、ぜひ体験してみて下さい!
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。