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急に暑さの厳しい日も多くなり、すでに本格的な夏がやってきたようですね。そこで、ちょっとでもこの暑さをまぎらわせられるような、涼しげなスイーツを紹介したいと思います。今回の主役は「アガー」。アガーは海藻から抽出したカラギナンが主原料の凝固剤で、ぷるんとした食感と透明感が特徴です。無色無臭なので、食材の風味を生かしたスイーツ作りに向いています。また30〜45℃で固まるため、常温においていても溶け出すことがないのも特徴です。ゼラチンや寒天のように、液体に溶かして冷やし固めて使用しますが、ダマになりやすいのがアガーの注意点。あらかじめアガーと砂糖を混ぜ合わせておいたり、少しずつ液体と混ぜ合わせたりすることで、ダマになりくくなります。その点だけ注意すれば、とっても簡単にぷるぷるの美味しスイーツが作れます。今まで「アガー」を使ったことがないという方も、ぜひこの機会にアガーを使ったひんやりスイーツを作ってみてくださいね!
「水ゼリー」をご存じですか?その名の通り、水で作るゼリーですが、なんといっても見た目が特徴的!ぷるぷるで透き通った丸いゼリーは、アガーだからこそ生み出せます。
1. 小鍋に砂糖、アガーを入れて混ぜ合わせる。
2. 水を少量ずつ注ぎながら混ぜ合わせる。
※アガーがダマにならないよう、水を少しずつ加えて溶くようにしましょう。
3. 混ぜながら火にかけ、煮立ったら弱火で1分ほど混ぜてアガーをしっかり溶かす。
※ボコボコ沸かさず、フツフツと沸く程度の火加減で加熱しましょう。
4. 容器に注いで冷やし固める。
※直径の大きすぎない容器で作る方が、丸っこく仕上がります。気泡があれば取り除きましょう。
5. 固まったら、ひっくり返して器に出す。
まさに水をまるごと味わうかのような水ゼリー!見た目も味わいもスッキリ透明感のある仕上がりです。お好みで、黒蜜やきなこをかけていただいてくださいね。きれいな透明感を出せるよう、砂糖はきび糖などではなく、真っ白なグラニュー糖などを使用しましょう。
このきれいな透明感とぷるぷる食感が出せるのは、アガーだからこそ。寒天やゼラチンにはないアガーの特徴が存分に発揮されています。型はおうちにある小さめの湯飲みやグラス、プリンカップなどでも作れますが、100円ショップなどで販売されている、小さめの丸い製氷皿で冷やし固めると、より丸っこくかわいく仕上がりますよ。
紅茶をアガーで固めてゼリーにしました。容器で冷やし固めて、グラスに取り分けていただきます。
1. 熱湯に紅茶(ティーバッグ)を入れ、フタをして2~3分蒸らす。
2. 小鍋に砂糖、アガーを入れて混ぜ合わせる。
3. 1の紅茶を少量ずつ注ぎながら混ぜ合わせる。
※ティーバッグはしぼって取り出しておきましょう。
4. 混ぜながら火にかけ、煮立ったら弱火で1分ほど混ぜてアガーをしっかり溶かす。
※フツフツと沸く程度の火加減で加熱しましょう。
5. 容器に注ぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
※気泡があれば取り除きましょう。
6. スプーンですくって器に入れる。
紅茶の香りが楽しめるぷるぷるゼリーができあがりました!ぷるんとなめらかなやわらかさで、蒸し暑い日にもさっぱり楽しめるスイーツになっています。紅茶は香りがしっかり感じられるアールグレイを使用するのがおすすめですが、お好みでハーブティーなどを使用してみても良いかもしれません。ゼリーにすることで、飲む紅茶とはまた違った美味しさが楽しめますよ。
仕上げに生クリームやコーヒーフレッシュをかけるのもおすすめです。ミルキーな味わいがプラスされ、ミルクティーのような美味しさが楽しめます。細かくクラッシュして牛乳と混ぜ合わせて、クラッシュミルクティーにするのも良いですね。気分に合わせて、いろんなアレンジで楽しんでみてください。
いかがでしたか?今回は、「アガー」を使用したひんやりスイーツを紹介しました。アガーの特徴である透明感を最大限に生かした水ゼリーと、簡単に作れていろんな楽しみ方ができる紅茶ゼリーの2つ。アガーに馴染みがないという方でも、一度使ってしまえばその手軽さにハマっちゃうかもしれません。常温で固まるので、ゼラチンよりも冷やし固める時間が短く済むのも嬉しいポイントです。暑くて食欲がなくなりがちな時期ですが、ぷるんとなめらかなひんやりスイーツで、美味しい時間を楽しんでくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。