目次
居酒屋なぎさ亭(酒のアテ)
こうポカポカしてくると、体は正直なもので鍋もおでんもなんとなく敬遠するようになる。ポカポカを通り越して気温が上がってくると、火を使う料理はやりたくなくなり、しまいには台所に立つことすら嫌になる。
こうポカポカしてくると、体は正直なもので鍋もおでんもなんとなく敬遠するようになる。ポカポカを通り越して気温が上がってくると、火を使う料理はやりたくなくなり、しまいには台所に立つことすら嫌になる。
といって酒のアテがなければ旨い酒は飲めないし…ということで今から火を使わずにさっとできて旨いアテを研究することにした。
考えてみると、肉や魚はどうしても下処理がいるし、火を使うことが多い。そこで今の時期なら、旬の新キャベツがいいなということで思いついたのが、ストックしてあったツナ缶との組み合わせだ。
ツナ缶というと、オイル漬けとノンオイルがあるのはご存知の通り。
オイル漬けの場合、オイルの味がツナ缶全体の味を左右してしまうので、私はもっぱらノンオイル漬けを使っている。
ノンオイル漬けの漬け汁はちょっとした出汁代わりにもなるし、オイルが邪魔しないので和風にも合う。
オリーブオイル、ごま油と、好きなオイルと合わせれば洋風にも、中華にも合うのでツナ缶の王道だと思っている。これを新キャベツと合わせてホットサラダにしてみよう。以下ご紹介。
新キャベツは味をなじませるためと、面倒くさがり屋でも簡単にできるように、手でひと口サイズにちぎる。柔らかい新キャベツならではの料理法だが、ちぎった部分がギザギザになるので食感も楽しく、味もよくなじむのだ。
【材料】大皿1皿分ぐらい
【作り方】
1. 新キャベツの葉を洗って水を切り、ひと口サイズに手でちぎって大きめのボウルに入れておく。
2. ツナ缶を漬け汁ごと小さめのボウルにあけ、醤油を入れてよくかき混ぜ、ツナに味をなじませる。
3. エクストラバージン・オリーブオイルを2に投入し、混ぜる。醤油を入れて味をなじませてからオイルを入れないと、ツナがオイルコーティングされてしまい、醤油の味が入らないので入れる順番を守るのがコツ。
4. 1に3を入れ、鰹だしの素か昆布茶、粗びきこしょうを振りかけてよく混ぜる。手で新キャベツをもむように混ぜるとよく混ざる。これを皿に盛り、電子レンジ強で2分でできあがり。
新キャベツといっても、生だとモリモリと食べるのは結構しんどい。しかし、レンジに2分ぐらいかけると、ちょっとしなっとなるもののまだパリパリが残り、かつ味もしみる。大皿にてんこ盛りにしても、あっという間に平らげられるほどだ。ツナの漬け汁と醤油、オリーブオイルが和風ドレッシングのようになって、実に深みのある味になる。ビールはもちろん、冷酒、ワインにだって合うことうけあい。新鮮で柔らかそうな新キャベツが手に入ったら、一度はやってみていただきたいレシピだ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。