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近年、日本や欧米でも健康食品として注目が集まっているいるインドネシアの納豆ことテンペをご存知でしょうか?
最近では、大型スーパーや健康志向の高い食料品店の納豆、豆腐コーナーの隅っこの方にひっそりと見かけるようになりました。1袋100gあたり200円前後で売られており、思ったよりも手に取りやすい価格です。
テンペはインドネシア発祥の大豆を使った発酵食品で、東南アジアでは400年以上も食されてきた歴史ある伝統食です。現地では肉や魚の代わりに食べられている庶民の日常食で、味付けして油で揚げたり、炒め料理、煮込み料理にと幅広く調理されています。日本の豆腐屋さんのように市場などにテンペ専門店が必ずあるそうです。
通常、納豆は納豆菌で発酵させるのに対し、“テンペ”はハイビスカスやバナナの葉などにいるテンペ菌 (クモノスカビ)で発酵させて作られており、カマンベールチーズのように表面が白く菌糸で覆われています。
発酵によって大豆に含まれるイソフラボンが消化吸収しやすくなり、また食物繊維も2倍に増え、1日50g(女性でもおやつ感覚で食べれる量)のテンペを4週間摂取したところ、摂取前と比べて排便回数、日数、量が優位に増加し、さらに排便回数は、摂取期間終了後4週間も効果が継続したそうです。
その他にも、ビタミンB群やビタミンE、ミネラル、リノール酸、GABAなども多く含まれており、その抗酸化力は科学者の間では奇跡のレベルとも言われており、アンチエイジングや動脈硬化、生活習慣病の予防など様々な面で期待されています。
まずは、素材そのものの味を知らなくては!ということで袋から開けてそのまま食べてみました。
香りは・・・インドネシアの納豆なんて聞くとちょっと臭そうなイメージですが、大豆そのものの香り。
味は・・・美味しい!大豆臭い感じはなく、ちょっと固めに炊いた大豆くらいの食感で、ホクホクの栗のようなナッツのような素朴な味わい。
しかも、納豆のように糸を引いたり、納豆独特の強烈臭はしないので、これなら納豆嫌いな方も食べられそう!
色々調べると本場では生食することはない(生でも十分美味しいのに)とのことだったので、一番シンプルなテンペゴレンを作ってみることにしました。ゴレンとはインドネシア語で「揚げる」という意味で、「テンペの素揚げ」であり、健康面を考えて少ない油で揚げ焼きにしてみました。
【材料】
【作り方】
これからのパーティーシーズンにも活躍する、おしゃれな“フムス”を作ってみました。映画『SATC2』でサラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公キャリーが旅行先でホルモン剤を没収され、その代わりに“フムス”を女性ホルモン補給の為に食べていたので有名になり、多くの海外セレブが夢中になっているヘルシーフード。
本来は、ゆでたヒヨコ豆(ガルバンゾ)をつぶし、練りごま、ニンニク、オリーブオイルなどを加えペースト状にしたものですが、ヒョコ豆の代わりにテンペを使って、カロリーは1/2なのに栄養満点、料理上手にも見えてしまう“フムス”です。
【材料】(作りやすい量)
【作り方】
全てフードプロセッサーに入れペースト状になるまで攪拌する。
※固ければ豆乳を大さじ2〜徐々に増やし、お好みの硬さになったら塩で味を整える。冷蔵庫で1週間程保存可能。
練りごまやニンニク、オリーブオイルが入っているので濃厚な味わいになり、パンや野菜をつけて食べると、手が止まりません。
もともと大豆が主原料のテンペなので、日本人にとっては長年慣れ親しんできた素材のためか、お肉代わりにカレーに入れたり味噌汁に入れてみたりと、和洋中どんな料理にも応用でき以外と便利なアイテムなことが判明。
しかし、筆者個人的にはおやつ感覚で生のまま食べるのが一番のお気に入りです。
【参考資料】
大豆の栄養と機能性〔今野 宏 秋田今野商店代表取締役社長・農学博士〕
五訂増補日本食品標準成分表
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。