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毎年11月、ボジョレーヌーボーの解禁を楽しみにしている方も多いと思います。
ヌーボー(nouveau)とは、フランス語で「新しい」という意味で、その年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインのことを指して呼びます。実は、オリーブオイルにもヌーボーがあります。
通常、オリーブオイルは毎年秋~冬に収穫、搾油・瓶詰めされ世に出回っていきます。オリーブオイルは12月から1月に収穫する完熟オリーブ果実で作られます。しかし、オリーブが持つフレッシュな味わいと香りを楽しむためには、熟しきっていない早摘みの青い実が適していると言われています。
そこで早摘みと呼ばれるシーズン初めの10月下旬から約1ヵ月の間に収穫した、オリーブ果実のみを使用したものを、我々は“オリーブオイル・ヌーボー”(イタリア現地では“ノヴェッロ”)と呼んでいます。
日清オイリオ通信販売では、このオリーブオイル・ヌーボーの販売を2003年より開始いたしました。それが今回ご紹介する『ピエトラ・コロンビナ エキストラバージンオリーブオイル』です。
特長は4つあります。
イタリア・トスカーナ州は、イタリアの中でも、風味が豊かで高品質なオリーブオイルで定評があります。この地域での栽培は紀元前7世紀ごろからの歴史があるなど名産地として知られています。
しかし、実はこのトスカーナ州、丘陵地が多い土地柄で有機栽培に適していますが、その生産量はごくわずかで、イタリアでの流通量は全体の1割にも満たないほどです。『ピエトラ・コロンビナ エキストラバージンオリーブオイル』はこの希少なオリーブを使用しています。
初物(ヌーボー)ならではの味と香りをじっくり堪能していただくため、希少な産地の中で、年に一度、11月中旬までのわずかな期間に収穫されたオーガニックの「早摘みオリーブ果実」のみを使用しています。
この時期だけの若い果実は、青々しい風味にあふれ、爽やかでみずみずしい上質な味わいをご堪能いただけます。その風味は毎年異なり、その異なる味わいをお楽しみいただけます。
何よりこだわっているのは、オリーブオイルの命である“香り”です。まるで搾りたてののオリーブジュースのような香りをお届けするため、ろ過を行わず、自然のままに静置させて上澄みだけを取り分ける「ノンフィルター製法」を採用。うっすらとした濁りこそ、オリーブ果実の搾りたての美味しさをあますことなく凝縮した本物の証です。
収穫した早摘みオリーブの搾りたてを、現地で1本1本丁寧に瓶詰めします。
できたてのフレッシュな味わいをご堪能いただくため、あえて船便ではなく、現地イタリアから空輸で日本へ直輸入しています。お手元に届く『ピエトラ・コロンビナ』の、封を切った瞬間の風味は、まるでトスカーナ州のオリーブ農園で搾りたてを味わっているかのような、そんな雰囲気を味わえます。
毎年冬しか出会うことのできない、トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイル・ヌーボー『ピエトラ・コロンビナ』をぜひご堪能ください。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。