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まだまだ暑い日が続きます。オリンピックも終わってなんだかぽっかり穴が開いたような気分の上に、コロナ禍でいよいよ外に出にくくなり、つまらない気分で家にいる、という人が少なくないと思います。
とはいえ、家でもおいしく一杯やりたいなぁと思っているのは私だけではないでしょう。
そこで、今回は今が旬のピーマンを使って、簡単ですぐできる3種類のおつまみを作りたいと思います。
その前に、結構奥深いピーマンの栄養や切り方などについてご紹介しましょう。
ピーマンというと、あの緑色からカロテンを思い浮かべるかもしれませんが、実はビタミンCが非常に豊富で、ピーマン100gだと76㎎含まれています。同量のトマトは15㎎、きゅうりは14㎎なので、トマトの約5倍のビタミンCが含まれているのです。
あまり市場には出回らないので見かけることが少ないのですが、ピーマンは完熟すると緑色から赤色に変わります。この赤ピーマンのビタミンCの量はなんと、緑のピーマンの約2.2倍にもなります。それに甘みが出てきてやや柔らかくなって、とても食べやすくなるという、メリットだらけなのです。なぜあまり出てこないのか理由はわかりませんが、もし見かけるようなことがあれば即買いでしょう。
ちなみにパプリカなら黄色や赤色がありますが、黄色より赤色の方が栄養価が高いそうです。ただ、黄色の方が甘みがあっておいしいと言われています。
ピーマンは苦くて青くさい匂いが嫌だと、特にこどもには嫌われる野菜の代表です。でも切り方で味も食感も変わるので、これは覚えておくと便利です。
まず、ピーマンの繊維は縦に走っているので、横に切ると繊維を断ち切ることになり、細胞からあの独特の匂いや苦みが強く感じられるようになります。一方、繊維に沿うように縦に切ると繊維を傷つけることが少ないので、匂いや苦みを抑えることができます。
また、横に切るとふんわりと柔らかい食感になり、縦に切るとシャキッとした食感になります。だから、生で食べるサラダやさっと火を通す料理なら横に切り、火を通してもシャキッとした食感を残したい場合は、縦に切るとピーマンのおいしさをよりうまく引き出すことができます。
たかがピーマン、されどピーマンという感じですが、今は旬だし、とにかく安い!ので簡単おつまみを紹介しましょう。
安飲みおつまみの代表、ちくわとピーマンを炒めてコチュジャンで甘辛く仕上げます。ちくわをオリーブオイルでカリっと焼き付けることがおいしさのポイントです。シャキッとした食感を出したいので、ピーマンは縦千切りにします。
1. ピーマンは縦に千切りにし、ちくわは斜め切りにする。
2. 醤油、砂糖、コチュジャンを混ぜておく。
3. フライパンを熱し、オリーブオイルをひいて、ちくわを焼き目がついて表面が少しカリカリするまで焼き付ける。
4. ピーマンを入れて少ししんなりするまで炒める。
5. 4に2を入れてからめ、コショウを振ってできあがり。
ピザにはピーマンはつきものですが、ピザ生地がないけどなんかピザ食べたいなぁと思う時におすすめです。しかも生地なしなので、カロリーも抑えられます。ピーマンは二つ割にして器がわりにします。
1. ピーマンを縦に2つ割りにし、種を取っておく。ミニトマトはヘタを取り、横半分に切る。
2. ソーセージまたはウインナーを1のピーマンに入る大きさに斜め切りにする。
3. 1のピーマンに2を入れ、ミニトマトをのせてケチャップをかけ、溶けるチーズをのせる。
4. オーブントースターで8~12分焼いてチーズに焼き目がつき、ピーマンが柔らかくなったらできあがり。トースターの熱量が異なるので、時々ピーマンをつまんで柔らかさをチェックするとよい。
ネットでもしばしば話題になる無限ピーマン。おつまみはもちろん、ごはんのおかずがないなと思う時にはぜひおすすめ。白メシにのせると本当に無限。塩昆布がよいアクセントになります。レンジで2分程度しか加熱しないので、ピーマンは横千切りにして柔らかく仕上げます。
1. ピーマンは種を取り、横にせん切りにする。
2. 耐熱容器に1を入れ、オリーブオイル、鶏ガラスープの素、塩昆布を入れてよく混ぜる。
3. レンジ強(600W)で2分加熱する。
4. 器に盛って白ごまを振ってできあがり。
料理に合わせた切り方が一番のポイントになります。たとえば青椒肉絲であれば縦千切りだとか、できあがった時にどういう味や食感ならおいしいかを考えて切るのがピーマンをおいしく食べられるコツということだと思います。
おつまみを作る場合は簡単で時短がベストですが、ピーマンはそれに最も向いている食材の一つだと思います。栄養も豊富だし、皮をむくこともなく面倒がない。しかも時には器がわりにもなるというすぐれた野菜ですから。
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