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フレッシュないちじくが出回る季節になりましたね。いちじくは、まさに今が旬の果物。とろっと柔らかく、ぷちぷちとした食感が特徴で、しっかりとした甘さが美味しいですよね。このぷちぷちした部分、実はいちじくの花です。いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花が無いというわけではなく、外側からは花の部分が見えないので、このように書かれるようになりました。
また、「不老長寿の果物」と言われるほど、魅力的な栄養素が豊富に含まれています。
●ペクチン
水溶性食物繊維の一種で、糖やコレステロールの吸収を抑制する働きがあるため、血糖値上昇の抑制やコレステロール値を下げる効果があります。
また、腸内環境を整えてくれるので、便秘や下痢の改善にも効果が期待できます。
●鉄
赤血球をつくるのに必要な栄養素で、酸素を全身に運ぶ働きを担っています。貧血予防だけでなく、骨や皮膚を健康に保つためにも必要な栄養素です。
●カリウム
塩分(ナトリウム)を排出するはたらきがあり、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。
●カルシウム
骨や歯の健康を保つのに欠かせない栄養素。実は果物の中で、カルシウムの含有量がトップクラスです。
●アントシアニン
ポリフェノールの一種であり、強い抗酸化作用をもちます。目の健康を保つ効果や、髪や肌を若々しく保つアンチエイジング効果も期待できる、女性に嬉しい栄養素です。
今回は、美容や健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれるいちじくを、パンと合わせて美味しく食べられるレシピを紹介します。
酸味が少なく甘みがしっかりしているいちじくと、塩気や香りが強めのブルーチーズは、とても相性の良い組み合わせ。ピンクペパーの香りが良いアクセントになっていて、ちょっぴり大人な味わいを楽しめるタルティーヌです。
1. いちじくは皮ごと洗って、8mm幅程度の輪切りにする。
2. カンパーニュにクリームチーズを塗り、1を並べ、ブルーチーズを散らす。
3. 3分間トーストする。
4. はちみつをかけて、ピンクペパーを散らす。
たんぱく質、野菜、フルーツがすべてとれる栄養バランスの良いサラダを食パンにのせました。フレッシュな水切りヨーグルトといちじくの甘さに、オリーブオイルの芳醇な香りが美味しいオープンサンドです。
1. いちじくはヘタを切り落とし、皮をむいて、縦6等分にする。
2. ★を混ぜ合わせる。
3. 食パンにベビーリーフを敷いて、1のいちじくと水切りヨーグルトを盛り、2をかける。
4. 砕いたくるみとブラックペパーを散らす。
※水切りヨーグルトは、ボウルにザルをのせてキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトをのせて冷蔵庫に一晩おけば完成します。ドリッパーとコーヒーフィルターを使って同様にしても、簡単に作れますよ。できあがりは使用したヨーグルトの半量ほどになります。
甘酸っぱいバルサミコソースがいちじくの甘さをいっそう引き立ててくれます。バニラアイスと一緒にのせて、贅沢なアイストーストにしました。分厚い食パンやデニッシュを使用しても美味しいですよ。
1. いちじくは皮ごと洗って水気をとり、縦8等分に切る。
2. オリーブオイルを中火で熱し、いちじくを炒める。
3. しんなりしてきたら砂糖、バルサミコ酢を加え、とろみがついたら火を止める。
4. 食パンに切り込みを入れてトーストし、バニラアイスをのせて、3をかける。お好みで粉糖をかけても素敵です。
美味しいいちじくのポイントは、全体が赤褐色に色づいていること。さらに、ふっくらと丸くて皮にハリがあり、耳たぶくらいの程よい弾力があるものがおすすめです。
おしりの部分をチェックするのも大切。中が少し見える程度に裂け目ができているのが完熟のサインです。大きく割れてしまっているものは、熟しすぎているので注意しましょう。また、ヘタの切り口に白い液がついているのは新鮮さの証です。全体をしっかりチェックして、美味しい完熟いちじくを選んでくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。