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いよいよ受験も本番に差し掛かってきました。この2年、受験生やそのご家族にとってはコロナとの闘いも重なり、心が折れそうになることが何度もあったのではないかと思います。私自身の受験はもうはるか昔ですが、数年前、息子がこともあろうにセンター試験の1日目の午前中にインフルエンザを発症し、午後は高熱に浮かされながら受験したことを思い出します。
予防接種もしっかりしていて、まさかインフルとは思っていなかったので、市販の風邪薬を飲ませたら、それが奇跡的に効いて熱が下がり2日目も受験できた、という苛酷な状況になりました。インフルエンザだったということは2日目の翌日、猛烈に具合が悪くなって受診してわかったことでしたが、隣席の受験生の方々には迷惑をおかけしたと思います。その方々への申し訳なさと、あの土壇場に追い詰められた、ひりついた感情は今でも心に残っています。
こういう事は実際にあるし、まして今はインフル+コロナという大変な状況なので、これから受験されるお子様をお持ちのご家族はくれぐれもご注意ください。
そこで今回は受験生の皆さんとご家族を、簡単に作り置きできてレンチンでおいしく食べられる“食”で応援したいと思います。
お母さんが用意する受験生の夜食というと、消化の良いうどんやサンドイッチ、おにぎりというイメージがあります。でも、夜遅くなってから作ってあげるのは大変です。夕ご飯を作って、片付けてやっと一息したらすぐ夜食、ではお母さんも休んでいる暇がありません。といってジャンクフードをつまみながら勉強、というのもなんだか…
こんなことからも生まれたであろう冷凍食品が焼きおにぎりでしょう。夜、小腹がすいたときにちょっとつまめて、しかもジャンキーじゃないから罪悪感がない。お弁当はもちろんですが、夜食ならレンチンして、スープの一つもつければもう十分すぎるぐらいです。
今回は、作ってから冷凍し、いつでもおいしく食べられる焼きおにぎりレシピを考えました。味は2種類、王道の鮭を具にした焼きおにぎりと、チーズを具材にしたケチャップ味の焼きおにぎりです。“焼き”おにぎりといっても、直火焼ではなくオリーブオイルを使ってフライパンで焼き、レンチンした時にツヤツヤでふっくら、おいしく食べられるように工夫しています。オリーブオイルだとコクも増すし、オイルの質が良いので胃にもたれることもなく、夜食にはもってこいです。
また具材は何でもOK。ケチャップ味の方は、ツナやコンビーフなどを入れても良いと思いますが、どこから食べてもおいしいように、最初にご飯に味をつけておきます。
1. 炊きたてのごはんに醤油、ケチャップを入れてさっくり混ぜる。混ぜすぎるとごはん粒がベタベタになるので注意。また、醤油、ケチャップを入れすぎるとごはんがまとまらなくなるので、少なめかな?ぐらいでちょうどよい。
2. ラップに1をのせ、具材を入れてしっかりめに握る。ここでしっかり握っておかないと、焼いた時に崩壊するので注意。
ケチャップごはんの方はチーズが外に出ないように握る。
3. フライパンを熱してエキストラバージンオリーブオイルをひき、2を入れて中火で焼く。早めに焼き目がつくように焼く。こうすると形が崩れにくい。両面をしっかり焼く。
4. 表裏面が焼けたら、おにぎりを立てて側面も焼いてできあがり。
5. 冷凍する場合は、冷めてからラップに1つずつ包む。食べる時はレンチンしてから少しオーブントースターで焼くと表面がカリっとしておいしい。
焼きおにぎりは普通、握ったら醤油などを塗って直火かオーブントースターで焼きますが、今回は上質のオリーブオイルで焼いてみました。結果、旨みとコクが加わってぐっとおいしさが増し、冷凍して焼き直してもオイルのコーティングが効いてごはんがふっくらしました。オリーブオイルはケチャップとチーズのおにぎりはもちろんですが、醤油と鮭の純和風おにぎりでもばっちり合います。
オリーブオイルで焼く場合のポイントは、ごはんにあまり醤油やケチャップを入れすぎないことと、しっかりごはんを握ること。調味料を入れすぎると、ごはんがまとまらないし、握りが甘いと、途中でオイルがしみ込んでおにぎりが崩壊してしまいます。ただのチャーハンになってしまった、ということにならないように握っておきましょう。
お弁当に持って行ってもおいしく食べられますので、ぜひ試してみてください。私は春に採集した竹の皮(タケノコが伸びた時に、そばに落ちている)でおにぎりを包んでいます。江戸時代の旅人みたいですが、竹の皮自体が呼吸するのでごはんがムレずにおいしく食べられます。先人の知恵です。
桜咲くまであと2ヶ月。全力を尽くしてがんばる人たちを、陰ながら応援したいと思います。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。