編集部が選ぶ、絶対美味しいエキストラバージンオリーブオイル Vol.01／オリーブクエスト

世界で高まるオリーブオイルの人気

今や日本国内でもしっかりと定着したオリーブオイル。実は世界でも大幅にその消費量が増え、特にエキストラバージンオリーブオイルの需要が高まっています。

世界オリーブオイル協会（IOC）によると、日本の消費量は2017年の段階で25年前と比較すると8倍に増大しており、近年においてはコロナ禍の影響による「おうちごはん」需要もあり、世界的なオリーブオイルブームとなっているとのこと。

オリーブオイルの生産地は、イタリア、スペイン、ギリシャをはじめとした地中海沿岸の国々が中心で、世界の75%を生産しております。世界にはオリーブの品種が3000種（国連FAOの調査では1275種）もあるといわれており、アメリカやオーストラリア、日本などでも様々なオリーブからオリーブオイルが作られています。

そんなオリーブオイルの中から、編集部おススメの絶対に外さないオリーブオイルを紹介していきます。

オリーブクエスト23／希少なエキストラバージンオリーブオイル

世界各地に点在するオリーブオイル生産者。中でも、安全で手間のかかるこだわりの農法で育てられたオリーブから作られる特別なエクストラバージンオイルは、小さな農園で生産されることが多く、その為に希少性も高く熱い注目を集めているようです。

そんなオリーブ農園を世界中から厳選し、少量生産の貴重なエクストラバージンオリーブオイルを国内に提供しているサービスがあります。

今回ご紹介するのは、日清オイリオのエクストラバージンオリーブ、オリーブクエストシリーズです。このシリーズは、IOC国際オリーブ協会が認定する、カポパネル（鑑定士のリーダー）資格を持つオリーブオイルの専門コンサルタントであるドゥッチョ・モロッツォ・デッラ・ロッカ氏が、世界を巡って希少で優れたエキストラバージンオリーブオイルをセレクトし、日清オイリオから2～3か月に一度の割合で発表・販売されているものです。

ドゥッチョ氏についてもう少し調べてみると、世界で最も信頼のおけるオリーブオイルのガイドブック「フロス・オレイ」で品質評価を行う重要な役割を担い、世界中のオリーブオイルの鑑定・評価を行っている人物で、世界各国でオリーブ栽培や農園経営者のコンサルティングをも手がけるオリーブオイルの世界的スペシャリストでした。

そんな、ドゥッチョ氏がプロデュースしたオリーブクエストとはどのような味なのでしょう。

エキストラバージンオリーブオイル・テイスティング

エキストラバージンオリーブオイルのテイスティング方法について

オリーブオイルは鮮度が命です。テイスティングを行う時は、できるだけ開封直後のオリーブオイルで行いましょう。

【テイスティング方法】

(1)色を確認

透明なグラスにオリーブオイルを少量入れ、オイルの色や濁りなどを確認します。
少し小さめのグラスがおすすめです。

※各5段階評価

• 透明度　薄　★★　　　　濃
• 濃度　　薄　★★★　　　濃

　◎色　　　緑ががった黄色

(2)香りを確認

手のひらをつかってグラスを覆うように持ち、片手で蓋をしてオリーブオイルを体温で温めます。※約28℃が一番香りが出る温度とされています。
オリーブオイルが温まったら、じっくりと香りを確認してみましょう。

• 香りのタイプ　青いバナナ、リンゴの皮の様な爽やかな香り。濃厚に立ち上り、鼻の奥にツンと残る。
• アロマの強度（香りの強さ）
  ※5段階評価　　
  弱　★★★★★　強

(3)味を確認

ティースプーン1杯程度のオリーブオイルを口に含み、舌全体で味やなめらかさを確認します。
次に、歯の隙間から空気を啜るように吸い込んで、味わうと、オリーブオイルの香り・
辛味・苦味・フルーティーさが際立ちます。

※各5段階評価

• 苦み　　　　　★★★★
• 辛み　　　　　★★★
• 渋み　　　　　★★★
• フルーティ感　★★★★★

テイスティングが終わったエキストラバージンオリーブオイルを保存する際は、風通しがよく遮光された涼しい場所で保存してください。オリーブオイルは紫外線に弱いので、遮光されたガラス瓶に入っているものを出来るだけ選んでください。

編集部おすすめ食べ方

上質なワインのような気品あるオイル。トロリとした濃厚さとフルーティーさを最大限に味わうには、出来れば「生食+塩」で食べるのがおすすめ。組み合わせる食材の風味も引き立たせるので、よりシンプルな素材と合わせるようにしましょう。

• 香ばしく焼いたバゲットに　オイル+塩
• 冷ややっこに　オイル＋塩
• バニラアイスに　オイル+塩　こちらもGood！

オリーブノートアンバサダーのテイスティングレポート

オリーブノートアンバサダーの皆さんにも味わっていただきました。
色・香り・味わいを確認頂いた後、

• TKG（たまごかけご飯）：いつものTKGにオリーブオイルをかけて
• 冷ややっこ：オリーブオイルとお塩で
• パン（なんでもOK、焼いても生でもお好きに）：オリーブオイルとお塩で

以上の方法で食べ比べをしていただきました。

■Na’miさん（@nmymd369）のテイスティングレポート

オイルの感想

(色)
見た目的には普段のオリーブオイルとは変わらない
(香り)
とてもフレッシュ
(味)
味は搾りたてのオリーブそのもの
渋みもなく、やや甘いめでオリーブオイル初心者様でも楽しみやすいかと思うほどクセが少ない
そしてクセになるほど入りやすいオリーブオイル

美味しかった順番

1. TKG（たまごかけご飯）

予想を覆す程美味しく感じた
最初は玉子と塩味で味わうともの足らなさを感じましたが、オリーブクエストをプラスするとそれぞれの味が引き立ち玉子かけご飯＝醤油　の常識が覆る！

2. 冷ややっこ

こちらも玉子かけご飯同様に予想を覆す結果である
大豆の甘味がこんなに引き立つなんて！

3. パン

食パンとオリーブクエストの組み合わせは、なんとフレッシュトマトの味に似たような。
子供もこれは美味しいと唸るくらい。
豆腐と食パンの順位は、甲乙つけがたいです。

■sana からだに優しいレシピさん（@sanaluke2）のテイスティングレポート

オイルの感想

(色)
鮮やかなイエロー
(香り)
フルーツのような香りに爽やかなほんのり苦味
(味)
オリーブオイル特有の辛味は感じない

美味しかった順番

1. 冷ややっこ

岩塩とオリーブクエスト
これは以前よりよくいただくけどやっぱりオリーブオイルによって風味が全然違う
まるでチーズのようなお豆腐に青々しさを感じる爽やかな風味に
そしてお豆腐の甘味も強く感じる
まるでチーズのオイルコンフィみたい！

2. TKG（たまごかけご飯）

岩塩とオリーブクエスト
ご飯がもちもちになり、卵黄と相性の良いオリーブオイル
普通の卵が濃厚な旨味に
お醤油よりも岩塩の方が尖っていなくて美味しい！
TKGがまるでリゾットっぽくなって新しい発見！

3. パン

岩塩とオリーブオイル
これはテッパン！間違いなく美味しい組み合わせ
オリーブオイルのハーブのような風味がパンによく合う

■MOMOさん（@Iipmomo230）のテイスティングレポート

オイルの感想

（色）
透明感のある鮮やかなイエロー
（香り）
爽やかな甘酸っぱい香り、フレッシュなグリーンハーブのような草の香り
（味）
フルーツのような渋味、苦味、喉の奥に感じるピリッとした辛味、りんごのようなフルーティーなあと味

美味しかった順番

1. 冷ややっこ

オリーブオイルをたっぷりかけても油っぽくならずに、ヘルシーであっさり食べられて美味しい。どれも美味しく甲乙つけ難いですが、この食べ方が特に気に入りました。

2. パン

パンに染み込んだオリーブオイルが美味しいのと、今までパンに塩をかけた事が無かったのですが、この塩気も意外と美味しかったです。

3. TKG（たまごかけご飯）

ご飯の温かさでオリーブオイルの風味が際だって、卵黄の濃厚さも合わさって美味しい。
色々なトッピングのアレンジも楽しんでみたいです。

今回紹介したエキストラバージンオリーブオイル

企画：編集部
記事：編集部
協力：パパイズム、オリーブノートアンバサダー