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2026年4月15日

こねないのにもちもち!自宅で作るチャバタの簡単レシピ|高加水パンの作り方とコツ

もちもちチャバタはイタリアの高加水パン、簡単レシピで焼き目もシマシマ

チャバタ(Ciabatta)は、強力粉・塩・ドライイースト・水の4つだけで作れるイタリアの食事パンです。こねる必要はなく、「折りたたみ」を2回行うだけで生地が仕上がります。外はパリッと薄皮、中はもっちもち。初めて高加水パンに挑戦する方にも、このレシピで作れます。


「高加水パン」を知っていますか?食パンなどのパン生地は、粉に対して水分が65%前後というのが一般的ですが、「高加水パン」は80%近く水分を入れたり、100%を超えたりするものもあります。たっぷりの水分を含むことでもちもちの食感が生まれ、高加水パンならではの美味しさが楽しめます。

自分で作るなんて難しそう、と思っていませんか?実はおうちでも十分作れます。しかもこのレシピ、生地を手でこねる工程がありません。ボウルの中で混ぜて、折りたたんで、焼くだけ。コツさえ掴めば、思いのほか簡単にできあがります。

今回は、高加水パンの代表格「チャバタ」のレシピを紹介します。


チャバタとは?正式名称・由来・特徴

チャバタ(Ciabatta)は、イタリアを代表する食事パンです。イタリア語で「スリッパ」を意味し、形がスリッパに似ていることが名前の由来です。

項目内容
正式名称チャバタ(Ciabatta)
原産国イタリア
水分量粉に対して約85%(一般的なパンは65%前後)
主な材料強力粉・塩・ドライイースト・水
特徴卵・乳製品不使用・ヘルシー・アレルギー対応
食べ方そのまま・サンドイッチ・パニーニ

水分が多いほどもちもちになる一方、生地がやわらかく扱いにくくなります。今回はこねずに折りたたむ製法で、初心者でも扱いやすいレシピに仕上げています。

チャバタにチキンやハム・チーズ・野菜をサンドして波型鉄板で焼いたパニーニも、イタリアの定番です。日本でもコンビニやパン屋で見かけますが、おうちでも十分に再現できます。


もちもちチャバタのレシピ(3個分)

もちもちチャバタ

冷蔵発酵でじっくりと時間をかけて作ることが多いですが、今回はより手軽に作れるよう冷蔵発酵なしで作ります。力を使ってこねる作業はなく、ボウルの中で混ぜ合わせるだけで生地ができあがります。

材料(3個分)

材料分量備考
強力粉150g種類によって吸水率が異なります
3g
ドライイースト1.5g(小さじ1/2)
ぬるま湯130g慣れないうちは120gから始めてもOK

💡 ぬるま湯の目安温度:35〜40℃。手首に当てて温かく感じる程度です。熱すぎるとイーストが死んでしまうので注意してください。

作り方

1. ボウルに強力粉、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせる。

強力粉・塩・ドライイーストをボウルに入れて混ぜている写真
粉類をよく混ぜてから水分を加えます。順番を守ることでダマになりにくくなります

2. ぬるま湯を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせ、粉っぽい部分がなくなったら、ラップをして室温(20〜25℃)で20分休ませる。

室温(20〜25℃)で20分休ませる
生地を休ませます

3. ゴムベラで生地をすくい上げ、反対側に折りたたむ。これを4〜5方向から行い、生地をまとめる。
※伸ばしすぎると生地がちぎれるので、ちぎれないギリギリの高さまで持ち上げて折りたたんでください。

生地をすくい上げる
ゴムベラで生地をすくいあげる
生地を反対側に折りたたんでいる写真
すくい上げて折りたたむ。これを4〜5方向から行います。ちぎれないギリギリの高さまで持ち上げるのがポイント

4. ラップをして再び室温で20分休ませ、同じ作業を行う。
💡 ここがポイント! 1回目より生地の伸びが良くなっているはずです。これが「生地が繋がっている」証拠。こねる作業と同じ効果が生まれています。

2回目の折りたたみ作業の写真。1回目より生地がよく伸びている
2回目は生地の伸びが明らかに違います。「生地がつながってきた」サインです

5. ラップをして発酵させる。
※温度が高すぎると生地がダレて扱いにくくなるので、28℃程度で発酵させてください。
※発酵が完了するタイミングでオーブンの予熱(250℃)が完了するよう、天板ごと予熱しておいてください。

ラップをして発酵させる
28℃程度で発酵させます。透明容器を使うと様子が確認しやすくておすすめです
ラップをして発酵させる

透明の容器で発酵させると発酵の様子が見えるのでおすすめです。裏から見ると、しっかり気泡ができているのがわかりますね。

透明容器の裏から見た気泡の様子。しっかり気泡ができているのが確認できる
裏から見るとしっかり気泡が。これが発酵完了のサインです

6. 生地が2倍に膨らんだら、生地と台に強力粉をふり、ゴムベラを生地とボウルの間に入れてからボウルを裏返し、生地を落とす。
※生地をひっぱらないよう、自然に落としてください。

ウルを裏返して生地を台に落としている写真
ボウルを静かに裏返して生地を落とします。引っぱると気泡がつぶれてしまいます

7. 生地の下に手を入れるようにして、やさしく広げる。20×20cmが目安です。
⚠️ 気泡を潰さないよう、とにかくやさしく扱ってください。

生地をやさしく20×20cmに広げている写真
手の平で押すのではなく、やさしく広げるイメージで。気泡を守ることがもちもち食感につながります

8. 生地を三つ折りにする。

チャバタ生地を三つ折りにしている写真
三つ折りにすることでチャバタらしい細長い形になります

9. カード(スケッパー)で3分割してクッキングシートを敷いた板にのせる。
※スケッパーとは、生地を切ったり分割したりするためのカード状の道具です。 ない場合は包丁でも代用できます。

スケッパーでチャバタ生地を3分割している写真
スケッパーで3等分。断面に気泡が見えているのが高加水パンの証です

10. 切り込みを1本入れる。
💡 生地の表面がべとついていたら打ち粉をふり、素早く削ぐように切ってください。クープナイフやカミソリを使うと綺麗に入ります。

切り込みを1本入れる
素早く削ぐように切るのがコツ。もたつくと生地がつぶれてしまいます

11. 熱した天板(250℃)にクッキングシートごと移し、230℃に下げて13〜15分焼く。
💡 スチーム機能がある場合は最初の3分入れる。なければ庫内に素早く霧吹きを4〜5回してから焼いてください。

外はパリッと薄皮で、中はもっちもちのチャバタが焼きあがりました!

230℃で13〜15分焼いて完成したチャバタの写真
焼き上がり!外はパリッと薄皮で、中はもっちもち。大きな気泡がたっぷり入っています

焼き上がり!外はパリッと薄皮で、中はもっちもち。大きな気泡がたっぷり入っています

大きめのポコポコした気泡があり、薄い膜がきらきらしているのが高加水パンの特徴。気泡がつまっているようであれば、発酵が足りていない、成形の際に気泡をつぶしてしまった等の原因が考えられるので、その点に注意して作ってみてください。

チャバタの断面。大きな気泡と薄い膜がきらきらしているのが確認できる
断面の大きな気泡と、きらきら光る薄い膜。これが高加水パンの証です

生地の扱いになれるまでは水を120gから始めてもOKです。生地の作り方や扱いに慣れてきたら、徐々に水分を増やしみてくださいね。強力粉の種類によって吸水率も違うので、お使いの粉に合わせて調整してください。


美味しく焼くための2つのポイント

天板ごと予熱で温めておく

水分が多い生地をしっかり上に膨らませるためには、下火の強さが大切です。家庭のオーブンでは、予熱の段階で天板も一緒に温めておくことで、生地を下からもしっかり加熱することができます。生地をのせたクッキングシートを天板よりやや小さいサイズの板にのせ、予熱した天板にクッキングシートをスライドさせて焼きましょう。

スチームを入れる

焼くときにスチーム(蒸気)を入れることで、生地の表面が乾燥せずふっくらと焼きあがってくれます。スチーム機能がない場合は、生地を天板にスライドさせたらすぐに庫内に向かって霧吹きを4〜5回吹きかけてください。庫内の温度が下がらないよう、素早く行いましょう。


チャバタのおすすめの食べ方

焼き立てのチャバタに、エキストラバージンオリーブオイルと塩をつけて食べるのが、最もシンプルで本場イタリアに近い楽しみ方です。

チャバタはシンプルな味わいなので、どんな具材ともよく合います。

  • オリーブオイル+塩:本場の食べ方。EVOの香りが引き立ちます
  • サンドイッチ:ハム・チーズ・野菜をたっぷり挟んで
  • パニーニ:波型鉄板で挟んで焼くイタリアの定番
  • スープのお供:ミネストローネやトマトスープと相性抜群

チャバタにエキストラバージンオリーブオイルをつけて食べるのが好きな方には、早摘みオリーブオイルって何?魅力と美味しい食べ方もあわせてどうぞ。


まとめ

材料4つ・こねない・冷蔵発酵なし。そんな簡単なレシピで、あのもちもちのチャバタが焼けます。うまくいくかどうかのカギは、折りたたみと、気泡をつぶさない丁寧な扱いの2点です。

「高加水パンって難しそう」と思っていた方にこそ、ぜひ一度試してみてほしいレシピです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。


Q. チャバタとフォカッチャはどう違いますか?

A. チャバタは水分量が多く、薄くて細長い形の食事パンです。フォカッチャはオリーブオイルをたっぷり使い、平たく厚みのある形で焼きます。どちらもイタリアのパンですが、食感と用途が異なります。チャバタはサンドイッチ向き、フォカッチャはそのままおつまみ感覚で食べることが多いです。

Q. こねる工程は本当に必要ありませんか?

A. 必要ありません。「折りたたみ」を2回行うことで、こねると同様にグルテンが形成されます。高加水の生地はこねるより折りたたむ方が扱いやすく、気泡もつぶれにくいのでこの製法がおすすめです。

Q. 気泡がつまってもちもちになりませんでした。原因は?

A. 主な原因は3つです。①発酵が不十分(生地が2倍になるまで待つ)、②成形のときに気泡をつぶした(やさしく扱う)、③ぬるま湯の温度が高すぎてイーストが弱った。特に②は見落とされがちなので注意してください。

Q. スチーム機能がないオーブンでも作れますか?

A. 作れます。生地を天板にスライドさせたらすぐ、庫内に霧吹きを4〜5回吹きかけてください。庫内の温度が下がらないよう素早く行うことがコツです。

Q. 保存方法と日持ちを教えてください。

A. 焼いた当日が最もおいしい状態です。翌日以降はラップで包んで常温保存し、食べる前にトースターで温め直すとパリッと感が戻ります。長期保存は1個ずつラップで包んで冷凍(約1ヶ月)がおすすめです。

Q. 強力粉がありません。薄力粉で代用できますか?

A. チャバタには強力粉を使うことをおすすめします。薄力粉はグルテンが少なく、もちもちの食感が出にくくなります。手に入らない場合は準強力粉や中力粉が代用になります。


編集部より:2026年4月15日 加筆・修正しています。

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参考:パンのはなし

企画:オリーブノート編集部
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