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チャバタ(Ciabatta)は、強力粉・塩・ドライイースト・水の4つだけで作れるイタリアの食事パンです。こねる必要はなく、「折りたたみ」を2回行うだけで生地が仕上がります。外はパリッと薄皮、中はもっちもち。初めて高加水パンに挑戦する方にも、このレシピで作れます。
「高加水パン」を知っていますか?食パンなどのパン生地は、粉に対して水分が65%前後というのが一般的ですが、「高加水パン」は80%近く水分を入れたり、100%を超えたりするものもあります。たっぷりの水分を含むことでもちもちの食感が生まれ、高加水パンならではの美味しさが楽しめます。
自分で作るなんて難しそう、と思っていませんか?実はおうちでも十分作れます。しかもこのレシピ、生地を手でこねる工程がありません。ボウルの中で混ぜて、折りたたんで、焼くだけ。コツさえ掴めば、思いのほか簡単にできあがります。
今回は、高加水パンの代表格「チャバタ」のレシピを紹介します。
チャバタ(Ciabatta)は、イタリアを代表する食事パンです。イタリア語で「スリッパ」を意味し、形がスリッパに似ていることが名前の由来です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | チャバタ(Ciabatta) |
| 原産国 | イタリア |
| 水分量 | 粉に対して約85%(一般的なパンは65%前後) |
| 主な材料 | 強力粉・塩・ドライイースト・水 |
| 特徴 | 卵・乳製品不使用・ヘルシー・アレルギー対応 |
| 食べ方 | そのまま・サンドイッチ・パニーニ |
水分が多いほどもちもちになる一方、生地がやわらかく扱いにくくなります。今回はこねずに折りたたむ製法で、初心者でも扱いやすいレシピに仕上げています。
チャバタにチキンやハム・チーズ・野菜をサンドして波型鉄板で焼いたパニーニも、イタリアの定番です。日本でもコンビニやパン屋で見かけますが、おうちでも十分に再現できます。

冷蔵発酵でじっくりと時間をかけて作ることが多いですが、今回はより手軽に作れるよう冷蔵発酵なしで作ります。力を使ってこねる作業はなく、ボウルの中で混ぜ合わせるだけで生地ができあがります。
| 材料 | 分量 | 備考 |
|---|---|---|
| 強力粉 | 150g | 種類によって吸水率が異なります |
| 塩 | 3g | |
| ドライイースト | 1.5g(小さじ1/2) | |
| ぬるま湯 | 130g | 慣れないうちは120gから始めてもOK |
💡 ぬるま湯の目安温度:35〜40℃。手首に当てて温かく感じる程度です。熱すぎるとイーストが死んでしまうので注意してください。
1. ボウルに強力粉、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせる。

2. ぬるま湯を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせ、粉っぽい部分がなくなったら、ラップをして室温(20〜25℃)で20分休ませる。

3. ゴムベラで生地をすくい上げ、反対側に折りたたむ。これを4〜5方向から行い、生地をまとめる。
※伸ばしすぎると生地がちぎれるので、ちぎれないギリギリの高さまで持ち上げて折りたたんでください。


4. ラップをして再び室温で20分休ませ、同じ作業を行う。
💡 ここがポイント! 1回目より生地の伸びが良くなっているはずです。これが「生地が繋がっている」証拠。こねる作業と同じ効果が生まれています。

5. ラップをして発酵させる。
※温度が高すぎると生地がダレて扱いにくくなるので、28℃程度で発酵させてください。
※発酵が完了するタイミングでオーブンの予熱(250℃)が完了するよう、天板ごと予熱しておいてください。


透明の容器で発酵させると発酵の様子が見えるのでおすすめです。裏から見ると、しっかり気泡ができているのがわかりますね。

6. 生地が2倍に膨らんだら、生地と台に強力粉をふり、ゴムベラを生地とボウルの間に入れてからボウルを裏返し、生地を落とす。
※生地をひっぱらないよう、自然に落としてください。

7. 生地の下に手を入れるようにして、やさしく広げる。20×20cmが目安です。
⚠️ 気泡を潰さないよう、とにかくやさしく扱ってください。

8. 生地を三つ折りにする。

9. カード(スケッパー)で3分割してクッキングシートを敷いた板にのせる。
※スケッパーとは、生地を切ったり分割したりするためのカード状の道具です。 ない場合は包丁でも代用できます。

10. 切り込みを1本入れる。
💡 生地の表面がべとついていたら打ち粉をふり、素早く削ぐように切ってください。クープナイフやカミソリを使うと綺麗に入ります。

11. 熱した天板(250℃)にクッキングシートごと移し、230℃に下げて13〜15分焼く。
💡 スチーム機能がある場合は最初の3分入れる。なければ庫内に素早く霧吹きを4〜5回してから焼いてください。
外はパリッと薄皮で、中はもっちもちのチャバタが焼きあがりました!

大きめのポコポコした気泡があり、薄い膜がきらきらしているのが高加水パンの特徴。気泡がつまっているようであれば、発酵が足りていない、成形の際に気泡をつぶしてしまった等の原因が考えられるので、その点に注意して作ってみてください。

生地の扱いになれるまでは水を120gから始めてもOKです。生地の作り方や扱いに慣れてきたら、徐々に水分を増やしみてくださいね。強力粉の種類によって吸水率も違うので、お使いの粉に合わせて調整してください。
水分が多い生地をしっかり上に膨らませるためには、下火の強さが大切です。家庭のオーブンでは、予熱の段階で天板も一緒に温めておくことで、生地を下からもしっかり加熱することができます。生地をのせたクッキングシートを天板よりやや小さいサイズの板にのせ、予熱した天板にクッキングシートをスライドさせて焼きましょう。
焼くときにスチーム(蒸気)を入れることで、生地の表面が乾燥せずふっくらと焼きあがってくれます。スチーム機能がない場合は、生地を天板にスライドさせたらすぐに庫内に向かって霧吹きを4〜5回吹きかけてください。庫内の温度が下がらないよう、素早く行いましょう。
焼き立てのチャバタに、エキストラバージンオリーブオイルと塩をつけて食べるのが、最もシンプルで本場イタリアに近い楽しみ方です。
チャバタはシンプルな味わいなので、どんな具材ともよく合います。
チャバタにエキストラバージンオリーブオイルをつけて食べるのが好きな方には、早摘みオリーブオイルって何?魅力と美味しい食べ方もあわせてどうぞ。
材料4つ・こねない・冷蔵発酵なし。そんな簡単なレシピで、あのもちもちのチャバタが焼けます。うまくいくかどうかのカギは、折りたたみと、気泡をつぶさない丁寧な扱いの2点です。
「高加水パンって難しそう」と思っていた方にこそ、ぜひ一度試してみてほしいレシピです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
A. チャバタは水分量が多く、薄くて細長い形の食事パンです。フォカッチャはオリーブオイルをたっぷり使い、平たく厚みのある形で焼きます。どちらもイタリアのパンですが、食感と用途が異なります。チャバタはサンドイッチ向き、フォカッチャはそのままおつまみ感覚で食べることが多いです。
A. 必要ありません。「折りたたみ」を2回行うことで、こねると同様にグルテンが形成されます。高加水の生地はこねるより折りたたむ方が扱いやすく、気泡もつぶれにくいのでこの製法がおすすめです。
A. 主な原因は3つです。①発酵が不十分(生地が2倍になるまで待つ)、②成形のときに気泡をつぶした(やさしく扱う)、③ぬるま湯の温度が高すぎてイーストが弱った。特に②は見落とされがちなので注意してください。
A. 作れます。生地を天板にスライドさせたらすぐ、庫内に霧吹きを4〜5回吹きかけてください。庫内の温度が下がらないよう素早く行うことがコツです。
A. 焼いた当日が最もおいしい状態です。翌日以降はラップで包んで常温保存し、食べる前にトースターで温め直すとパリッと感が戻ります。長期保存は1個ずつラップで包んで冷凍(約1ヶ月)がおすすめです。
A. チャバタには強力粉を使うことをおすすめします。薄力粉はグルテンが少なく、もちもちの食感が出にくくなります。手に入らない場合は準強力粉や中力粉が代用になります。
編集部より:2026年4月15日 加筆・修正しています。
参考:パンのはなし










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。