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ふわふわした軽い食感が人気のシフォンケーキ。フレーバーも色々なものがあり、楽しいですね。
今回は、春らしく桜のフレーバーを使った米粉のシフォンケーキをご紹介します。
グルテンフリーでオリーブオイルを使っているので、健康を気にされる方にもおすすめですよ。
シフォンケーキを作る時のコツやポイントも解説しているので、シフォンケーキを上手に作りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シフォンケーキには、空気を含んだメレンゲが沢山使われています。生地が薄い絹織物であるシフォンのようにきめ細かく薄いので、「シフォンケーキ」と名づけられたと言われています。
ふんわりと軽く、なめらかな食感なのが特徴です。また、シフォン型という専用の型で焼くので、背が高く、真ん中に大きな穴が空いているという特徴もあります。
シフォンケーキはボリュームがあり背が高いので、生焼けになるのを防ぐために型に穴が空いています。真ん中からもしっかりと火を入れて焼き上げることでふわふわの食感になります。
シフォンケーキには、バターではなくオイルを使います。
バターよりも粘度の低い油を使うことで生地の中にまんべんなく油脂がいきわたり、生地がふわふわになります。
サラダ油のように常温でも液体状の油は、生地を膨らませるグルテンをなめらかにして伸びを良くする働きがあり、バターを使った時よりふんわり膨らみやすくてボリュームがあり、軽い生地に仕上がります。
シフォンケーキには、癖のないサラダオイルか太白ごま油を使うことが多いですが、今回のレシピでは、オリーブオイルを使います。
サラダ油を使った場合と比べて違いはあるのでしょうか。
オリーブオイル独特の香りが気になる方もいるかもしれませんが、実は、焼成すると匂いは飛んでしまうので、ほとんど気になりません。
生地の立ち上がりにも影響しないので、オリーブオイルに含まれるポリフェノールやビタミンなどを摂りたい方は、オリーブオイルを使うと良いでしょう。
今回桜の風味づけに使用したのは、山眞産業のWサクラ・プラスという商品です。
塩抜きした桜の花と葉の塩漬けをペースト状にして、天然由来のコチニール色素で着色しています。香料不使用で桜の自然な香りや甘じょっぱさを味わえるのが魅力です。
和菓子はもちろん、洋菓子にも手軽に桜の風味がつけられます。
使用量は、焼き菓子なら生地に対して8%、生菓子は5%が目安です。
焼き上がりは自然な感じで風味が良く、家族にも好評でした!
シフォンケーキを成功させるためには、いくつかコツやポイントがあります。しっかり抑えて、美味しいシフォンケーキを焼きましょう。
卵黄は白っぽくなるまで混ぜ、オイルと乳化させる
卵黄に砂糖を加えたら、白っぽくふわっとした感じになるまで立てます。その後、オイルとしっかり乳化させることでなめらかな生地になります。
米粉は良く混ぜる
米粉は良く混ぜないと生地に粉っぽさが残ってしまうので、しっかりぐるぐると混ぜましょう。小麦粉と違ってグルテンが少ないので混ぜすぎる心配もありません。
卵白は砂糖を入れるタイミングに気を付ける
メレンゲは、砂糖を入れるタイミングで立ち上がり方が変わります。
最初から砂糖を全て入れるとボリュームが出にくくなるので、砂糖は卵白があわ立ってきてから3回に分けて加えましょう。
理想は、ツノは立ちつつもふわっとした柔らかさのあるメレンゲです。
きめ細かい泡になるように卵白を直前まで冷蔵庫で冷やしておくのもポイントです。
メレンゲの一部を卵黄生地と合わせてから全体をなじませる
このようにすると、メレンゲの泡がつぶれにくく、生地を良い状態で合わせる事ができます。
焼き上がったらすぐ生地の空気を抜き、逆さにして冷ます
焼き上がったらすぐ台などに打ち付けて空気を抜き、逆さにして冷まします。
方の中心を瓶などに差して冷ますのも良いでしょう。
生地がしぼむのを防ぐ効果があります。
実際に米粉とオリーブオイルを使った桜シフォンケーキのレシピをご紹介します。
お花見や午後のティータイムにもぴったりの春を感じるレシピです。
<デコレーション>
1. 卵黄と30gのグラニュー糖を白っぽくふんわりするまですり混ぜる。
2. オリーブオイルを3回位に分けて混ぜ、その都度よく乳化させる。
3. 牛乳を2回位に分けて加える。
4. Wサクラ・プラスを加え、米粉を加えて良く混ぜる。
5. 別のボウルで卵白をあわ立てる。白っぽく立って来たら1回目の砂糖を加え、3回に分けて立てながら加える。ツノが立ってしっかりしつつも、柔らかくふわっとしたきめ細かいメレンゲが理想
6. 卵黄生地の一部をメレンゲに加えて混ぜ、残りの生地に加えてゴムベラでふんわりと混ぜる。
7. 型に一気に入れて、空気を抜いて平らにし、180℃のオーブンで15分、160℃に落として15分目安で様子を見ながら焼く。オーブンから出すのが早すぎるとしぼむ原因になるので注意
8. 焼けたら台などに叩きつけてそのまま逆さにして冷ます。中心を瓶などに差して冷ましても良い
9. 型から外し、生クリーム、Wサクラプラス、桜の塩漬けなどを使ってデコレーションする。(型外しは、ナイフを使う方法、手はずしなどいくつかやり方があるので、自分のやりやすい方法を選んで下さい)
春らしさを感じる桜のシフォンケーキはいかがだったでしょうか?
米粉を使えばふるう必要もなく、簡単に作れます。
グルテンフリーでオリーブオイルのポリフェノールやビタミンなども摂れるので、健康を気づかう方にもぴったりのレシピです。
ようやく暖かい日が増えてきて、まだまだ春はこれから。
春にぴったりの桜レシピで、春を楽しんでみて下さい。
参考URL
シフォンケーキの由来や歴史、材料にサラダ油を使う理由などの豆知識 | 天満紙器
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。