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みなさんは、「ロスコン・デ・レジェス」というお菓子をご存じでしょうか?
日本ではあまりなじみがありませんが、クリスマスや新年を祝って食べられるお菓子のような甘いパンです。オレンジ風味のブリオッシュ生地に、フルーツやナッツを飾った華やかな見た目が特徴です。
今回の記事では、オリーブオイルを使った簡単な生地の作り方と、作り方のコツ、ロスコン・デ・レジェスがどのようなお菓子なのかについてご紹介します。
ぜひクリスマスや年末年始に、オリーブオイルを使ったパン作りを楽しんでみてください。

ロスコン・デ・レジェスとは、スペインでクリスマスシーズンに食べられるリング状の甘いパンです。特に、1月6日の新年を祝う公現祭(エピファニー)で食べられることが多いです。
「ロスコン」は大きなリング、「レジェス」は王様を意味します。
砂糖漬けのフルーツやナッツが散りばめられたリング状のパンは、王冠に見立てられているので、「王様のケーキ」とも呼ばれています。
中に「フェーブ」と呼ばれる小さな陶器の人形や、「繁栄」の意味があるそら豆(ソプレサ)を一粒忍ばせて、当たった人は一日王様になれる運試しもあります。
ロスコン・デ・レジェスは、家族で新年を祝って楽しむ「幸運のパン」です。
ロスコン・デ・レジェスが食べられる「公現祭」は、キリスト教の三大祝祭の一つです。
1月6日の夜明けに、東方からラクダに乗った3人の王様がやって来て、イエス・キリストに誕生のお祝いをした記念日になります。
今でもスペインでは、1月5日に東方の三賢王のパレードが開催され、ロスコン・デ・レジェスは、この日を祝うためのパンとして作られるようになりました。
同じく新年を祝うお菓子として有名なものに、フランスの「ガレット・デ・ロワ」という伝統菓子があります。こちらも「王様のお菓子」という意味で、中にフェーブが入る点も共通です。
見かけはパイ生地とパンで大きく異なりますが、キリスト教圏で似たような習慣があるのは面白いですね。

フランスでは、フェーブは幸運の象徴ですが、スペインでは、2種類の意味があります。
陶器の人形は、フランスと同じく「幸運」を意味しますが、乾燥そら豆が入っていた場合、ロスコン・デ・レジェスの代金を全額負担や、翌年のロスコン・デ・レジェス代を支払うなど、罰ゲームのような形で使われる事もあります。
国が変われば、風習も変わりますね。

バターが使われることが多いロスコン・デ・レジェスですが、オリーブオイルを使うと、冷めても固くなりにくい、軽やかな生地に仕上がります。
<作り方のコツ>
1. ぬるま湯にドライイーストを溶かし、10分ほど予備発酵させる。

2. 強力粉、薄力粉、砂糖、塩をボウルに入れ、ホイッパーで混ぜ合わせる。

3. 1.のイースト、卵(少しだけ上塗り用に残す)、オレンジジュース、牛乳、オリーブオイルを加えてよくこねる。

生地が手につかず、なめらかになるまで15分ほどこねる
4. 生地をボウルに入れて、ラップをして40℃のオーブン発酵機能で40〜50分ほど発酵させる。

5. 2〜3倍になったらガス抜きをして10分休ませ、リング状に成形する

6. 上にフルーツの砂糖漬けなどの飾りをのせて、オーブンの発酵機能40℃で40〜50分二次発酵させる。

7. 2倍ほどになったら表面に残しておいた卵液を塗り、上にスライスアーモンドやザラメなどを散らして、180℃のオーブンで15分程焼く。

ロスコン・デ・レジェスは、新年に家族の幸運を願って楽しむスペインの伝統的なパンです。バターで作るレシピが多いですが、オリーブオイルで作れば冷めても固くなりにくく、風味豊かで、軽やかな食感に仕上がります。
材料も家にあるものばかりなので、ご家庭でも挑戦しやすいのが魅力です。フルーツやナッツが華やかな印象を与え、クリスマスや年末年始の食卓を彩るのにもぴったり。
今年は、オリーブオイルを使った手作りパンで、特別な季節を楽しんでみませんか。
<参考URL>
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル










ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。