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夏野菜の代表の一つ、ナス。
料理をする方ならご存じだと思うが、ナスはスポンジのように容赦なく油を吸う。だからナス自体はそれほどカロリーがなくても、たとえば麻婆ナスやてんぷらは、やりかた次第でまるで油のかたまりのような状態になるから、実におそろしい。
だからといって、漬物や味噌汁の具だけでは物足りない。何せナスは油との相性が抜群だからだ。ならば上質でおいしく、体にもやさしいオイルで料理しようではないか。
そこで思いついたのがエキストラバージンオリーブオイル。オリーブオイルと言えば、コレステロール値の改善や便秘解消、抗酸化作用や免疫を高める働きがあるので、ナスに使うのならもちろんこれだろう。
都合よく、我が家には”LUISA“という心強い味方がいるので、この”LUISA”を使ったナスの味噌炒め煮をご紹介。
このナスの炒め味噌煮は最初、フライパンでナスを炒めるのだが、炒める際にオイルをたくさんひいても、スポンジ役のナスがいくらでも吸ってしまうので、最初は焦げ付かない程度にひくのがコツ。
できあがってから最後にオイルを回しかけることで、熱を通さないフレッシュなままのおいしいオイルの味が加わるのだ。
味付けは味噌と醤油だが、それに加えてオリーブオイルが第三の調味料ということになる。だからこそ、エキストラバージンオリーブオイルをぜひ使っていただきたい。この料理は特にオイルのおいしさが味を左右するのだ。
【材料】
【調味料】
【作り方】
1.ナスはヘタと先端を切り取り、ピーラーで4本縦に筋を入れ、乱切りにする。
2.1を水に10分浸けてアクを抜き、ザルにあげて水を切る。
3.青シソは重ねてからくるくると丸めて千切りにしておく。
4.水にだしの素、砂糖、日本酒、味噌、醤油を入れ、よく溶いておく。
5.フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、鷹の爪の輪切りを入れて熱し、辛味を出す。辛いのが苦手な場合は鷹の爪なしでOK。
5.4にナスを入れ、焦げ目がつくまで中火で2~3分炒める。焦げ目がついたら、4を入れて時々かき混ぜながら煮る。
6.煮汁が少なくなってきて、とろみがついてきたら青シソの2/3量ぐらいを投入してかき混ぜ、火からおろす。シソは煮すぎると香りが飛ぶので、なるべく火は通さないのがコツ。
7.器に盛り、残りのオリーブオイル大さじ2を上から回しかけ、青シソの残りをのせてできあがり。
この炒め煮は、ナスに出汁とオイルのうまみがじゅっとしみ込んでいて、ごはんにのせてかきこむと本当においしい。
うんと冷たくしたら酒のアテとしてもいける。どんなに冷やしても、さすが、オイルくささはまったくなく、ナス5本なんて1人でペロリだ。
ピリ辛で青シソの香りも爽やか。作り置きもできるので、簡単な夏のお惣菜としてオススメだ。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。