目次
今が旬のアジ。新鮮なものは刺身やたたきが美味しい。脂がのってプリプリの身は食感も旨味も強い。いつもは薬味を効かせた醤油でいただくのだが、今回は香り高いエキストラバージンオリーブオイルが手に入ったので、これでいただくことにした。
最近ではレバ刺しにお目にかかることがなくなったが、以前はレバ刺しと言えばゴマ油でつるっといただくのが定番だった。
レバーそのものにはあまり味がなくても、油の旨味でつるっといけるのが美味しかったのだと思う。ならば、ただでさえ美味しいアジの刺身を上質のオリーブオイルでいただけば、レバ刺しの比ではないだろうということで、以下ご紹介。
アジは新鮮なものが一番。アジの皮のむき方は「オリーブオイルさんが焼き」にもあるが、割と簡単にむける。さらにオイルでいただく刺身は切り方を工夫したい。そんなのできない!と思われる方は、スーパーで刺身を購入してももちろん可。
<薬味>
1. アジは3枚におろし、頭の方から指で皮をつまみ、包丁でおさえながら尾の方に向けて皮をむく。
2. 皮をむいたアジを斜めに5mm幅ぐらいで細く切り、盛り付ける。
3. 小皿に塩をひとつまみ入れ、すりおろしショウガ、万能ネギのみじん切りを入れてオリーブオイルを注ぎ、よく混ぜて出来上がり。
今回試したオリーブオイルは「ディエボレ ノッチェラーラ」。青味の強い香りとフルーティな味わいだとのこと。魚介類に合うらしい。カルパッチョに仕立てればもちろん美味しいに決まっている。しかし、今回はあえて和食の王道、刺身で合わせてみた。確かに口に入れた瞬間はオイルが強くアジが負けてバランスが崩れるかな?と思ったが、オイルのわずかな苦味がアジと合わさると旨味と甘味に変わって絶妙な味わいだ。シンプルな塩との組み合わせでいただいたので、特にオイルの個性が引き立った。これは美味しい!オイル×味噌、オイル×醤油でもおそらく喧嘩することがないだろう。
これから刺身をいただく際には、醤油やポン酢の他に「オリーブオイル」を加えたいと思う。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。