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「七草がゆの日」として知られている1月7日は、「人日の節句」という五節句のひとつにあたります。古くは春の七草を入れた粥を食べることで、無病息災などを祈る習慣がありましたが、現在ではお正月の偏った食事や暴飲暴食で疲れた胃を休める意味でも用いられています。
ところで皆さんは春の七草、全て言えますか?「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の七種で、この時期はこの七つがセットになった七草がゆパックなども販売されています。
とはいえ最近は七草がゆを食べる習慣も薄れてきましたよね。そこで今回は春の七草の中でも「すずな」と呼ばれるかぶ、「すずしろ」と呼ばれる大根の2つを使った、人日の節句に食べたいレシピをご紹介します。七草全てを揃えるのは大変ですが、なじみのある野菜を使用したホッとするメニューでお正月の疲れた体を労りましょう。
1. 大根はよく洗い汚れている部分を取り除き、皮ごと1cm弱のいちょう切りにする。
2. 豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。青ねぎは小口切りにする。
3. フライパンに豚バラ肉を入れ、中火で炒める。
4. 全体的に色が変わったら大根を入れ、さらに5分ほど炒める。
5. ★の材料を入れる。
6. キッチンペーパーなどで落としぶたをし、中火で煮込む。
7. フライパンの底にうっすら汁が溜まるくらいまで煮詰めたら、ごま油を回しかけ、火を止める。
8. うつわに盛り、青ねぎを散らして完成。
短時間で味しみ、フライパンで作る豚バラ大根のレシピです。醤油、みりん、酒という定番の調味料でホッとする味付けに。
今回は青ねぎを使用しましたが、この時期は葉付きの大根も多く売られているため、大根の葉を散らすのもおすすめです。大根は葉が緑黄色野菜、根が淡色野菜という珍しい野菜で、大根の葉には栄養が満点。傷みやすいので、買ってきたらすぐに使用しましょう。
旬の大根がたっぷり味わえるレシピです。2人分で大根約1/3本を使用するため、大根の大量消費レシピとしてもおすすめ。豚肉の使用は少量ですが、豚バラ肉を使うことで旨味とコクがアップします。豚バラ肉を炒める際は油を敷かず、バラ肉の脂で肉と大根を炒めるのがポイントです。仕上げのごま油も香りとコクをプラスします。
大根の皮付近にはビタミンCや食物繊維が含まれています。皮を剥いてしまうとせっかくの栄養を無駄にしてしまうことも。しっかり洗って汚れている部分を取り除き、皮ごと調理しましょう。生ゴミの削減にもなり、フードロスにも貢献できるため嬉しいことづくしです。
1. かぶは食べやすい大きさにくし切りにする。葉は細かく刻む。
2. 鍋に1、水、顆粒和風だしを入れ火にかける。沸いたら弱火にし、10分煮る。
3. かぶが柔らかくなったらむきえび、塩麹を加える。
4. えびの色が変わったら水溶き片栗粉でとろみをつける。かぶの葉をちらし、火を止める。うつわに盛り完成。
油を使わず、淡泊なえびを使用した胃に負担をかけないレシピです。塩麹の優しい甘さで味付けをし、心も体も温まる一品です。ほかにも白だしやゆず胡椒など、かぶの色が引き立つよう淡い色の調味料で味付けをするのがおすすめです。
大根と同じくかぶも葉が緑黄色野菜、根が淡色野菜に分類されます。葉には食物繊維や鉄、カロテンやビタミンCなどが豊富に含まれています。煮込みすぎないよう、最後に加えて仕上げましょう。
かぶに含まれる成分の中には、煮る工程で煮汁に溶け出してしまうものもあります。しかし煮汁ごと調理し、とろみをつけることで一緒に食べることができ、溶け出した成分も逃さず補うことができます。
大根もかぶも胃腸の働きを助ける成分が含まれており、お正月で疲れた胃を和らげるにはうってつけの食材です。今年はステイホームもあり、いつもよりゴロゴロしてしまった、食べ過ぎてしまった、という方もここからしっかり体調を整えていきましょうね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。