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青梅、黄色い梅、南高梅など、いろいろな梅が店頭に並ぶ季節になりました。私は毎年、無農薬、無肥料の梅の木の実を採って梅干しを漬けています。
無農薬、無肥料と言うとかっこいいですが、なんのことはない、ただほったらかしている梅の木だというだけです。実家と、とある場所にあるアジトに生えている梅の木は何も面倒見ていないのにもかかわらず、今年もけなげにたくさん実ってくれました。
実家の梅は白加賀という梅だということがわかっています。アジトの梅は種類もわからないのですが、なんか赤くなるし、実も柔らかいので南高梅ではないかと思います。いずれも野性味たっぷりの梅ちゃんたちです。
今年はどういうわけか大量に実ったので、先日頑張って梅干しを漬けました。8月中旬にはおいしくできあがることでしょう。
でも、まだ消費しきれていない去年の梅干しがたくさんあります。梅干しは寝かせるほど塩味が丸くなっておいしいと言いますが、私の梅干し漬けは塩分を控えているせいか、出来立てが一番おいしいのです。
そこで、今年の梅干しを迎えるべく、まずは去年の梅干しの大量消費を目指して梅レシピを考えることにしました。
梅干しにはクエン酸がたっぷりなので、疲労回復や熱中症予防にそのまま食べたり、おにぎりの具材、あとは種を取って叩いてペーストにしてから和え物やパスタに使うことが多いですね。でも、そのまま使いは別として、いちいちペーストにするのが面倒です。そこで、時間のあるときに大量にペースト化してしまうことを考えました。といって、ただの梅ペーストではつまらない。オリーブオイルと鰹だしの素を混ぜて柔らかくしておいしく、使いやすくすることにしました。これがあれば梅味の料理はこれだけでOKのはずです。
まず梅干し+オリーブオイル+鰹だしの梅ペーストをご紹介。オリーブオイルは生で食べることも考えて、やっぱりおいしいエキストラバージンオリーブオイルを使います。
1. 梅干しの種をはずし、果肉を包丁で叩いて滑らかにする。
2. みりんと醤油、鰹だしの素を入れ、よく混ぜてからオリーブオイルを入れてさらに混ぜてできあがり。醤油は梅干しの塩加減を見て調整する。
ベースの梅ペーストができたら、大さじ1程度をラップに包んで冷凍しておけば、好きな時にさっと出して調理に使えるという時短調味料になります。
アレンジとして、ベースの梅ペーストにちりめんじゃこ、鰹節入りも作ることしました。ベースと同じぐらいのじゃこ、鰹節をそれぞれ混ぜればできあがりです。なお、ちりめんじゃこはシラスでもOKですが、柔らかいので混ぜる時は注意してください。
作った梅ペーストで2品作ります。
まずは王道の梅ご飯です。米1合に対し、梅ペースト1個分(大さじ1程度)、日本酒少々を入れてから普通の水加減で炊き上げるだけです。炊き上がったら、青シソのせん切りと白ゴマをふりかければ、おかわり必至の梅ご飯に。
私は今は廃線になってしまった、信越線の横川駅の峠の釜めし弁当の器(益子焼)を使っています。1人前にはちょうど良い大きさです。
オリーブオイルが入っているので炊き上がりはごはんがツヤツヤ!コクがあり、梅の酸味が立ち、これだけでガンガンいけます。鰹だしの素も効いていて、食欲のない時や忙しくておかずが作れない!という時にはピッタリです。
これも王道です。ゆで上げたパスタにオリーブオイル小さじ1をふりかけてからジャコ入りの梅ペーストを混ぜるだけです。あとはお好みで青シソの千切りをのせ、粗びき胡椒をかければできあがりです。
ジャコ入り梅ペーストパスタは梅風味とジャコの旨みと食感がたまらないおいしさです。調理法としてはパスタをゆでるだけなので、簡単時短です。パスタの代わりにうどんやそうめんでもおいしいと思います。うどん、そうめんの場合は鰹節入りの梅ペーストでもいいかもしれません。
梅干しをアクセントに使った料理はたくさんあります。ただ、その都度叩いてなめらかにするのは面倒です。しかも梅干しだけだと材料になじみにくい欠点があります。その点、この万能梅ペーストだとオリーブオイルが入っているので、なめらかで材料になじみやすいのです。しかも塩分もだしも入っているので、他に味付けがいらないほどです。時間のあるときにたくさん作って小分けにし、冷凍しておけば忙しい時にもたすかります。
今回は作っていませんが、もちろんサラダのドレッシングにも最適ですし、そうめんやバンバンジーのタレなどにも使えます。鶏のササミや胸肉をソテーしたものにつけてもおいしい。
自分は梅干しが好きだな、と思った方は簡単なのでぜひ作ってみてください。
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有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。