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2021年8月10日

浜名湖のたきや漁を体験!美味なる伝統漁の面白みと釣果は?

浜名湖のたきや漁を体験!美味なる伝統漁の面白みと釣果は?

たきや漁ってどんな漁?

浜名湖で独特の伝統漁法を「たきや漁」といいます。歴史は古く、明治初頭から行われており、昭和43年から観光で行われるようになりました。

たきや漁は初夏から秋にかけての毎夜、夏の最盛期に行われ、浜松の夏の風物詩として地元の人々を中心にとても人気があります。

浜名湖は南北に分けると北部の水深が深く南部は浅くなっており、浅い湖の南部へ出船し、集魚灯で魚やカニを集めて銛(もり)で突いて捕獲するとても原始的な漁法です。
それだけに、とてもスリリングで面白く、何より獲った獲物を漁師さんが料理をして食べさせてくれるという、ほっぺたが落ちそうな美味しく楽しいイベント!
編集部としては絶対に体験したいと強く思うのでした。

たきや漁の時期と獲れる魚

たきや漁は、5月の連休明けから9月30日まで行われ、時期によってとれる獲物も変わります。

たきや漁の時期と獲れる魚

主な獲物

  • カニ(タイワンガザミ、イシガニ)
  • クロダイ
  • スズキ、マダカ
  • サヨリ
  • クルマエビ、ボソエビ
  • タコ
  • コウイカ
  • タチウオ
  • ウナギ

など様々な獲物を採取可能です。カニが良く取れるのは6月、タコやイカは6月後半など、時期で獲れる獲物が変化します。なぜこんなにいろいろな魚が獲れるのかといえば、秘密は浜名湖にあります。

浜名湖でいろいろな魚が獲れる理由

静岡県浜松市にある浜名湖は、ウナギ、ノリ、カキ、スッポンの養殖が盛んです。
もとは淡水湖だった湖が、1498年の明応地震と高潮により砂州(※)が決壊して海とつながり汽水湖になりました。湖の面積は国内10番目の大きさです。

浜名湖がこんなにも豊かな秘密は、この汽水湖にあります。汽水湖は海水と淡水の栄養が集まるため、生き物が多く集まってくるのです。なんと魚種だけでも401種、甲殻類59種、軟体動物84種も生息しているといわれています。

運が良ければ、珍しい高級魚ゲットも夢ではありませんね。

※砂州とは:海岸や湖岸に近くに、水や風によって運ばれた土砂が堆積してできた洲(す)で、対岸に届きそうな形で伸びているもの。

大漁?編集長とリョウガがたきや漁に挑戦してきた

大漁?編集長とリョウガがたきや漁に挑戦してきた

編集部が初めてのたきや漁に挑戦です。大漁目指して意気込み十分。
この日の天気は快晴無風、指定された船着き場からいざ出船!

指定された船着き場からいざ出船

船からの景色は、360度ぐるりと美しい湖面が続き、およそ20ノットで進む船上には心地よい風があたり、暑さを忘れさせてくれます。

船からの景色

ところどころに湖上に見える杭は、海苔の養殖をゴミから守るためのもので、「ごんどよけ」というそうです。

この日お世話になった船頭さんは幸陽丸の坂下 智起さん。
脱サラして15年のキャリアを積むベテラン漁師。サラリーマンの経験も豊かなこともあって、話しも巧みで無骨な漁師さんのイメージと違ってとても親しみやすくご指導いただけました。

たきや漁で獲物をゲットするコツ

漁場につくと、早速船頭の坂下さんから獲物を上手に突くコツを教えていただきます。

上手に突くコツを教えていただく

たきや漁に使う銛の長さは4.8メートル!

漁に使う銛

先端には鋭い歯がたくさんついています。

利き腕を上にしっかりと立てて持ち、獲物のそば約30センチくらいまで銛の先端をそっと近づけ、狙いを定めます。銛は支えている手を滑らせるようにしてまっすぐに獲物を狙って突いてゆきます。

この日のメインで狙う獲物は、「タイワンガザミ(カニ)」・「サヨリ」・「クロダイ」です。
カニは力強く突きすぎると甲羅が割れてしまったり、また、狙いがぶれると手足がもげて逃げてしまうので、繊細な力加減が求められます。

クロダイは上から見ると黒い流線型の線になっていますが、出来るだけ頭を狙って、美味しい身の部分を傷つけないように狙います。魚はヒットしたら、もう一度ググっと銛が抜けないように押し込み、まっすぐに竿を手繰るように素早く上に引き揚げます。

坂下さん曰く、この時期絶対に味わってほしいのが旬のサヨリ。獲れたてを天ぷらにしていただくと、えもいわれぬ美味しさだそうです。なんとサヨリはタモ網で掬い取るとのこと。
そんなことホントにできるのか?少々不安になりました。

なんとか最初の獲物をゲット!しかし難しいぞ、たきや漁

実は、この日の天候は漁を行う分にはベストではないというお話です。大漁を目指すなら曇天で月明かりがない日が一番良いそうです。そんな話を聞いて、ちょっと不安になるチームオリーブノート。。。

難しいぞ、たきや漁

さらには、聞くとやるでは大違い、とにかく4.8メートルもあるこの銛の扱いが大変です。
また、カニを突くときは、うまく狙えても力が入りすぎてしまい、ついつい大事な獲物をつぶしてしまいがち。。。

四苦八苦している間に、船頭の坂下さんはテンポよく獲物をゲットしてゆきます。

ここは全集中!で肩の力を抜いて、、、

タイワンガザミを初ゲット

なんとかタイワンガザミを初ゲット!
獲った獲物は船底にどんどん貯蔵してゆきます。

一度ゲットすると、何となくコツがわかって、リョウガもテンポよくカニを突いてゆきます。そしてついに!

クロダイをゲット

30センチを超える大物のクロダイをゲットしました。
これはすごい!船頭の坂下さんもびっくりです。

ふと空を仰ぐと、そこには満天の星空。
いつぶりにこんなにきれいな夜空を眺めたことでしょうか。スリリングでエキサイティング中、心地よい湖上の夜風と美しい星空に癒されながら、楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきます。

なんとあの高級魚を編集長がゲット!

この日最高の獲物は、なんと編集長が仕留めました。

60㎝クラスの大物マゴチをゲット

「マゴチ」です。
60㎝クラスの大物マゴチをゲットすることに成功。坂下さんも、これは珍しい!よく獲ったと賞賛してくださいました。この後、大物の舌平目を打ち損じたのは残念でしたが、かたき討ちとばかりに、坂下さんが大物マダカを獲ってくださいました。

カニとクロダイ、マゴチにマダカと美味しいお宝高級魚を大漁に獲ることができたので、最後にサヨリ狙いで漁場を変えてゆきます。残念ながら、俊敏なサヨリをタモで救うのに必死で写真はありませんが、釣果は上々でした。

大漁!たきや漁で高級魚が沢山獲れました

試食ベースへ向かいます

時計の針は22時を周り、大漁の獲物を抱えて試食ベースへ向かいます。
このスペースで、獲った獲物を漁師さんがその場で美味しく調理してくれます。

この日獲ることができた獲物はこちらです。

この日獲ることができた獲物はこちら

マゴチに、坂下さんが突いてくれたマダカ(スズキになる前の一番おいしいサイズ)、クロダイはみんなで突いて6枚。

タイワンガザミは30匹以上ゲット

タイワンガザミは、この写真のほかにも大漁。30匹以上ゲット!

旬のサヨリも14-5匹

旬のサヨリも14-5匹は掬うことが出来ました。

たきや漁、獲った魚をその場で美味しくいただきます

湖に浮かぶ、調理&お食事スペース

湖に浮かぶ、調理&お食事スペース、たきや漁BASE?のようなこちらのスペースで、船頭さんが調理してくださり、出来たてを次々美味しくいただきます。

船頭さんが調理
クルマエビと浜名湖名物のボソエビ
クルマエビと浜名湖名物のボソエビ

最初にいただいたのは、クルマエビと浜名湖名物のボソエビ。エビは坂下さんが朝の漁であらかじめたきや漁のお客さんのために準備いただいていたものです。揚げたてのエビ天に軽く塩をふってパクリ!
「う・・・・うまい!なにこれ、無限に食べられる!」
クルマエビはもちろんのこと、ボソエビの甘くてコクと深みのある美味しさがたまりません。これ、銀座で食べたら一本いくらするんだろう。。。アルミのトレイいっぱいに3セット、およそ40~50匹は食べちゃいました。

大本命!旬のサヨリ

そして、大本命!旬のサヨリ。
むぅ、、なんだ、このうまさは???
ふわっふわ!全く癖のないキス?いや、もっとふわふわで甘みがあって。。。
こんなにおいしい魚の天ぷらは初めてです。これは絶対に来年も味わいたい!

クロダイはエスニック風ニンニクソテーでいただきます

磯の癖が少々あるクロダイはエスニック風ニンニクソテーでいただきます。
そうなのですよね、クロダイって本当においしくいただくのって少しコツがいる気がしていました。が、さすがプロ。浜名湖の味を知り尽くしている漁師さんの料理は絶品です。
これ、ご飯が何杯でも食べられるやつ!ってことで、持参した塩結びと一緒におなか一杯頂きました。

タイワンガザミが登場

やめられない止まらないタイワンガザミが登場!
これ、本当にぜーんぶ平らげました。食べ方はちょっとコツがあって、上手な食べ方を船頭さんが丁寧にレクチャーしてくれます。おなかから殻を外しカニ味噌と胴体の身をすすっていただきます。もちろんハサミと足にもしっかり身が詰まっています。身は比較的ポロリと簡単に抜け出てきますので、こちらもテンポよく爆食いしてゆきます。

ベテラン船頭の坂下さんも、リョウガの食欲にはびっくり!テレビの大食いの人みたいだねと笑っておられました。

イシガニの味噌汁

〆にいただいたのがイシガニの味噌汁。こちらのイシガニはとても美味しい出汁が出るとのことで、これも船頭さんがあらかじめ朝の定置網で準備してくださったものです。
栗というか、ホックホクの甘みのあるカニをバクつきながら、こちらも鍋ごと飲み干しました。

本当に美味しかった!ごちそうさまです。

ごちそうさまです

補足ですが、ビールや缶チューハイなど各種飲料やおにぎりなどの食べ物は持ち込み自由です。宿泊施設も周囲にたくさんありますので、浜名湖の美味しい魚料理とお酒でお腹いっぱいになったあとは、ホテルの温泉に入ってぐっすり眠りにつくことが出来ますよ。

お土産は自己責任で

食べきれなかった魚は持ち帰ることもできます。ただし自己責任で。アニサキスなど、寄生虫が忍んでいることも考えられますので、ワタはその場で取り除いてたっぷりの氷で冷蔵して持ち帰るようにすることをお勧めします。今回編集部は、持ち帰ったマゴチとマダカは刺身とから揚げに、マダイはアクアパッツァにしていただきました。夏のフグと言われるマゴチの薄造りと唐揚げは絶品でしたよ!

マゴチの薄造り

浜名湖、たきや漁のまとめ

たきや漁、いかがでしたでしょうか。たきや漁の魅力は大きく三つ。

(1)美しい浜名湖の景観と夜空を楽しむナイトクルーズ
(2)浜名湖でしかできない伝統漁を体験
(3)獲れた獲物を湖上で調理いただいておなか一杯、美味しくいただける

連休明けのシーズンから、9月いっぱいまで19時出船と22時出船の2コースで楽しむことができます。

1艘の船で4名まで乗船可能、料金は1艘3万3,000円(税込み)でした。

お世話になった漁師さん

幸陽丸 船頭 坂下 智起さん

今回お世話になった漁師さんは、幸陽丸 船頭 坂下 智起さん
ホームページ:https://takiyaryou.jp/
住所:静岡県浜松市西区雄踏町山崎3461-1

月明かりが邪魔をし、台風後で透明度が低い中、的確なポイント操船とていないな指導をしてくださり、編集部は大漁に獲物を捕ることができました。
また、クルマエビに特産のボソエビ、まんまるに太ったイシガニをお腹いっぱいになるように準備頂いた上に、料理の腕前は編集長のお墨付き。とても素敵な漁師さんでした。

来年も、是非ともよろしくお願いします!
いや、年内にタチウオ狙いでもう一度行っちゃいそうかな。

皆さんも、たきや漁に挑戦してみてはいかがでしょうか。

企画:オリーブノート編集部
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