目次
常に人気のツナ缶レシピですが、今回は視点を変えてツナを手作りしてみようかと思います。ツナの材料はオイルとマグロやカツオなどの魚。おうちでも手軽に作れて、ツナ缶にはないメリットもたくさん。エキストラバージンオリーブオイルでぜひチャレンジしてみて下さい。
レシピの前に、少しだけツナ缶に種類について解説します。ツナに利用される魚は主にびんながまぐろ、きはだまぐろ、めばちまぐろ、かつおです。
調味液の半分以上が油のものを「油漬け」、調味液の油が半分未満のものを「油ひかえめ・油入り水煮」、油麩使用のものを「水煮・ノンオイル」と言います。
手作りツナは使用方法により油漬けと油控えめ、どちらも楽しむことができますよ。
1. 刺身は表面に塩を揉み込み、常温で10分置く。今回はめばちまぐろを使用しました。
2. 水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取る。
3. にんにくは薄切りにする。
4. 鍋に2、にんにく、お好みのハーブを入れ、エキストラバージンオリーブオイルを注ぐ。今回はブーケガルニのパックタイプを使用しました。
5. 弱火で加熱する。オイルが温まってから5分くらい経ったら裏返し、もう片面も5分加熱する。
6. 火を止め、ふたをして余熱を加える。
7. あら熱が取れたら清潔なふた付き容器に入れ、冷蔵庫で保存。
手作りツナを使用する際は、箸でほぐして使用してください。市販のものよりごろっと粗く崩れるので、魚の旨味や食感がしっかり感じられます。オイルから取りだしてほぐすと、ノンオイルのようなさっぱりとした味わいです。油漬けのようなコクを感じたい場合は、オイルを適量混ぜながら使用するのがおすすめ。市販の油漬けのようなしっかりとした油はないので、油切りが不要で、ほかの料理と合わせやすいのもいいですね。
また身がしっかりしているので、包丁で好みのサイズにカットすることもできます。角切りや千切りにして炒め物やサラダのトッピングにするのもおすすめですよ。
今回使用したハーブはブーケガルニという、セロリ、ローリエ、パセリ、タイムなどのハーブが束になったものを使用しました。ローリエや粒胡椒、クミン、タイム、ローズマリーなど、どんなハーブでも合いますよ。
この手作りツナはもちろん通常のツナ缶と同じように使用できます。今回はいくつかおすすめレシピをご紹介します。
手作りツナをほぐして、漬けていたオイルを回しかけると洋風冷や奴の完成!めんつゆやしょうゆ、塩で頂くのがおすすめです。
定番具材のツナマヨおにぎりも、手作りツナで作るとツナの存在感がしっかり。油を切ってほぐした手作りツナに、めんつゆ、マヨネーズを和えるだけ。ご飯にたっぷり入れて握れば、コンビニにも負けないごちそうおにぎりの完成です。
オリーブノートで紹介しているツナを使用したレシピも、手作りツナで作ることでさらにごちそうに!
手作りツナで作れば、ごろごろツナが主役に!炒め油にツナを漬けていたオイルも活用できます。
夏にぴったりのアレンジ。レシピで作る場合、油を切ってほぐした手作りツナがおすすめです。ごま油を漬けていたエキストラバージンオリーブオイルに変えた洋風アレンジも合いますよ。
せっかくの良質なエキストラバージンオリーブオイル、ツナを食べ終わった後捨ててしまうのはもったいない!ここまでご紹介したように、炒め油や和え物などで一緒に使ったり、アヒージョのオイルとして再活用するのもおすすめです。
余ってしまったまぐろやかつおの刺身も、ツナに加工すれば日持ちします。ツナ缶は一度に使い切れない一人暮らしの方や、たくさん使いたい食べ盛りのお子さんがいるご家庭にもおすすめです!
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。