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まだまだ寒い日が続き、食卓に鍋が登場する機会も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、粒黒胡椒とあらびき黒胡椒、2種をたっぷり使った黒胡椒鍋です。ぴりりと辛い黒胡椒がやみつきになるおいしさ。粒の黒胡椒を用意すれば、あとはおうちにある材料でスープを作ることができるので、ぜひ試してみて下さいね。
<スープ>
1. 鍋に黒胡椒(粒)と半分に切ったにんにくを入れる。黒胡椒は瓶の底などで粗くつぶす。
2. 赤唐辛子、水、鶏がらスープの素、醤油、酒を入れ火にかける。沸騰したら弱火にして、肉や白菜など火の通りにくい具材を入れ、ふたをして火が通るまで加熱する。
3. 肉に火が通り、野菜がしんなりしたら水菜など火の通りやすい具材を加える。
4. あらびき黒胡椒を振って完成。
粒黒胡椒の辛さと、仕上げに振ったあらびき黒胡椒の風味がしっかり感じられるスパイシーなスープです。ピリ辛ですが、胡椒の辛さなので比較的食べやすい辛さです。粒の黒胡椒は粗く潰して入れることで香りをより強く感じることができます。
今回はシンプルな黒胡椒鍋をご紹介しましたが、このレシピをベースに水をトマトジュースに変え、チーズを加えた「黒胡椒トマトチーズ鍋」や、ねり黒ごまを加え真っ黒な見た目がインパクト大の「黒ごま胡椒鍋」などのアレンジもおすすめです。お子さまなどと食べる際は、仕上げのあらびき黒胡椒は抜いて粒の黒胡椒のみにすると、辛さが和らぎ風味を楽しめます。
同じ黒胡椒でも、粒の大きさで風味や味わいが違います。家庭でよく使う黒胡椒は、パウダー(粉)かあらびきが多いかと思いますが、実は細かく分けると多くの種類があります。粒が大きい順にホール(粒)>八つ割り>あらびき>グラインド>パウダーと5種類あります。グラインドはホールの胡椒をミルで挽いたサイズに近いものです。粒の細かい方が香りが飛びやすく、辛味が感じやすいのが特徴。粒の細かいものは下ごしらえや仕上げに振って香りが飛ばないうちに楽しむ用、粒の大きいものは煮込み料理などに向いてます。
今回の黒胡椒鍋は粒を煮込んで辛味を抑えながら風味を出し、仕上げにあらびき黒胡椒で辛味をプラスしています。
水菜
サラダや和え物などに使われることの多い水菜ですが、一袋にたくさん入っていて使い切れなかった、しんなりさせてしまった経験はありませんか。生で食べるとかさがある水菜も、熱を加えることでしんなりして食べやすくなります。今回の鍋では2人分で水菜1/2袋を使用しました。
水菜特有のシャキシャキ感を楽しめるよう、仕上げ直前に加えてさっと加熱するのがポイントです。火にかけながら食卓を囲むときは、都度食べる際に加えるのがおすすめです。
油揚げ
鍋に入れる大豆製品は豆腐が定番ですが、油揚げもおすすめです。たくさん入って安い油揚げですが、こちらも日持ちせず使い切れないことが多い食材です。そのまま鍋に入れるのももちろんいいですが、ひと手間加えてトースターで5分ほど焼き、カリッとさせてから鍋に加えるのがおすすめです。黒胡椒のスープをスポンジのようにぎゅっと吸って、味わい深い具材になります。
水菜と同じく食べる直前に入れるのがおすすめです。豚肉と合わせてたんぱく質も補給でき、野菜も多く入っているのでこの鍋ひとつでしっかり栄養が補えますよ。
〆はやっぱりラーメン!
黒胡椒鍋の〆はベタにラーメンがおすすめです。ラーメン×胡椒の相性は抜群!スープをそのまま使用して作るだけでも十分おいしいですが、追い黒胡椒やおろしにんにくを加えてパンチのあるラーメンにしても楽しめます。スープを薄めて市販のラーメンスープの素を加えて味変もできます。醤油や豚骨、味噌などお好みの味で締めくくるのもいいですね。
ほかにご飯、ピザチーズを入れてピリ辛黒胡椒リゾットや、ご飯と溶き卵、ラー油を加えてピリ辛中華雑炊アレンジもおすすめです。
一年で一番寒い時期「大寒」も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。オリーブノートでは体温まる鍋レシピをほかにもたくさん紹介しています。
ひと鍋で野菜も肉類も上手に摂れるので、まだまだ鍋メニューを活用していきましょう。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。