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こんにちは!過去10年間、毎年1万皿以上のパスタを作っていた男。パパイズムです。
プロと主夫の狭間に位置する私が、おいしいおうちパスタの作り方を伝授しましょう!というこのコーナー。
今回はミネラルや食物繊維がたっぷりの食材「ひじき」を主役にしたペペロンチーノです。ひじきにはミネラル、食物繊維の他にも、カルシウムや鉄、カリウムなどたくさんの栄養を効率よく摂取する事が出来る食材ですが、調理法のレパートリーに困る方は多いはず。ひじきについてはこちら(ひじきの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方)にも記載しておりますのでご覧くださいね。
<調味料>
1. まずは材料の下処理から。にんにくは皮を剥いて2㎜幅に輪切りします。ひじきはそのままでも食べられる加熱後のひじきを使用しました。もし生ひじきを使う場合は先に湯通しをして水を切っておくことで独特のにおいを抑えることができますよ。
2. お湯(茹でる用)に塩(茹でる用)を溶かして沸かしパスタを茹でます。
表記時間のマイナス1分で茹でると芯が残ってぷりぷり食感のアルデンテに仕上がります。
慣れないうちはソースが完成してから茹ではじめても大丈夫。このソースには1.6〜1.7mmのパスタがよく合います。
3. パスタを茹でている間にソースを作ります。フライパンにオリーブオイルと種を取った唐辛子、にんにくを入れて中火にかけ、にんにくの両面にきつね色がつくまで(2分程度)こまめにトングでひっくり返しながら火入れします。
オイルから煙が出始めたらにんにくがすぐに焦げてしまうので、一度火から外して余熱でにんにくの中心まで火入れします。煙が収まったら再度中火にかける、というように余熱でじっくりオイルに香りを移すのがポイントです。
4. ベーコンを追加してカリカリに炒めます。
ひじきとベーコン!?と思うかもしれませんが、あくまで主役はひじき。オイルにベーコンのうま味を移すことで、全体の味を引き締める効果があります。
5. ベーコンを炒めたら水気を切ったひじきを追加して更に軽く炒めてます。
6. 強火に切り替えて白ワインを入れます。フライパンを数秒間ぐるぐるかき混ぜてアルコールを飛ばしたら、茹で汁をいれて同様にかき混ぜます。
この時、ソースが白っぽく濁りとろみが付いたら乳化成功のサインです。透明のままの場合は少し沸かしながらかき混ぜ続けてください。
7. ソースが完成したら、塩と味の素で味付けして麺の茹で上がりまで火を止めて待ちます。
8. パスタが茹で上がる直前に一度ソースを温めなおした麺をソースに移して、手早く絡めていきます。
9. 器に盛り付け、仕上げに青のりを振れば完成
ひじきがてっぺんに来るように最後に盛り付けるときれいに見えます。
パスタではなかなか見かけない黒っぽいビジュアルに仕上がったひじきのぺペロンチーノ。
実は今回使った食材の相性はばっちりで、にんにくの風味の奥に香る磯の香りがたまりません。
最初のにんにくを火入れするタイミングでオイルにアンチョビを溶かせばもッと美味しくなったなぁ~これは。
いつもと違った味わいのひじきレシピ、冷蔵庫に使いきれなくなったひじきがあれば是非チャレンジしてみてください!
毎日の料理作りが少しでもおいしく、ラクになりますように。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。