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2023年6月29日

暑い夏に!おうちでわんこそばパーティをやってみた

暑い夏に!おうちでわんこそばパーティをやってみた

いよいよ蒸し暑くなってきました。これからの時期は熱いものはたべたくないし、のど越しのいいものを…となって、冷たい麺の出番が多くなると思います。

冷たい麺の代表というと、冷やし中華やそうめん、もりそばあたりになるかと思いますが、これらはささっといただく昼ご飯にはいいけれど、すぐ食べ終わってしまうし、物足りなさを感じるものです。みんなでテーブルを囲んでわいわい食べよう!とはならないわけですが、今回はそばを使って、みんなで楽しく、しかも大満足できる具だくさんのわんこそばパーティをやってみようと思い立ちました。

  • ルイーザ(LUISA)
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「わんこそば」とは?

わんこそば(椀こ蕎麦)とは、岩手県花巻市の郷土料理で、熱いそばつゆをくぐらせた一口大のそばを客のお椀に入れ、食べ終わるたびに、給仕のおねえさんがそのお椀に次々とそばを入れ、お客さんが満腹になりフタを閉めるまで食べ続けるものです。実際入れてもらうそばの量は本当に一口で、すぐ食べられるのですが、それでも何十杯も続ければおなかがいっぱいになります。

大体、店にもよりますが、10〜15杯でかけそば1杯分ぐらいのようです。といっても挑戦する皆さんはそんな数ではわんこそばの醍醐味がないわけで、大体平均女性で30~50杯、男性だと70~90杯を平らげるようです。数字だけでおなかいっぱいになりそうです。

このように、わんこそばは何十杯も食べるので、飽きないようにいろいろな薬味やおかずが付いてきます。ネギや大根おろしなどからはじまって、てんぷら、刺身、とろろ、納豆などバリエーション豊かでとても楽しいものです。
お姉さんがそばについて掛け声をかけてくれたり、平らげたお椀を積み上げたりと、おいしいだけでなくパフォーマンスとしても人気があります。

わんこそばをおうちで再現するには

うちでわんこそばを再現してみんなで食べようと思っても、お姉さんがそばについてくれるわけではないし、お椀が何十個もあるわけではないし、その都度一口ずつ温めたつゆにくぐらせてお椀に盛るというのも面倒なので、そばはゆでてから大きな器にどーんと盛ることにします。そうなると次に出てくる問題はそば同士のくっつき問題です。その解決策はこれ、“オリーブオイルがそばのくっつき課題解決!グンと美味しい「そば弁当」を作ろう”です。ゆでたら、オリーブオイルをまぶしておけばくっつくことなく最後までおいしくいただくことができます。

また、乾麺のそばを使うので、ゆでる際には“そば乾麺を美味しく茹でる簡単裏ワザを使って鴨南風つけそばをつくる”の裏ワザを使って、生そばのようなつるつるシコシコ感と時短を狙います。
薬味やおかずは好きなものや、冷蔵庫の余りものを使います。種類が多いほど楽しいので、一見“?”となるようなものでも、同じぐらいの大きさに切って、大皿に盛り付けてみてください。一気に賑やかになるし、意外にそばに合っておいしいものです。

わんこそばの具材を作る

具材としては、錦糸卵、豚肉の甘辛煮、油揚げ、梅肉、なめこなどを作ったり、下処理が必要です。そこで作る具材のご紹介。

錦糸卵

錦糸卵は薄く焼き上げるときれいです。でもフライパンに薄く伸ばすと持ち上げた時、切れてしまうことがあります。そこで薄く焼き上げるには卵1個に対して片栗粉小さじ1/2を混ぜます。あとは砂糖大さじ1/2、日本酒小さじ1程度を入れてよくかき混ぜます。
片栗粉を入れることで卵が丈夫になって、薄くうまく焼くことができます。
焼き上がったら、細く切っておきます。

豚肉の甘辛煮

意外と合うのがこれ。東京・新橋の閉店してしまった某そば店の人気メニューでした。豚肉100gに対して醤油大さじ1/2、日本酒大さじ1、砂糖大さじ1/2で煮汁がなくなる程度まで煮てできあがりです。

油揚げ

細く切ってから、豚肉の甘辛煮の調味料と同じ割合で甘辛く煮ます。きつねそばの油揚げと同じです。

なめこ、きゅうり、ちくわ、梅肉、天かす、薬味など

なめこは電子レンジで1分程度加熱し、きゅうりは千切り、ちくわは輪切りにします。天かすはそのまま、薬味として大根おろし、長ネギを用意します。梅肉は梅干しの種を取り、少し包丁で叩いて白ごまをふっておきます。

具材は自由です。それこそウインナーを細く切って焼いたものや、とろろなど好きなものを盛り付ければそれでOKです。

具材は自由
大皿ににぎやかに盛り付ける

主役のそばを用意

乾麺のそばはそのままゆでるとボソボソすることが少なくありません。そこで裏ワザ、20分程度水浸けにします。またそばは大きな器に盛り、時間をかけて食べることになるので、くっつきやのびも最小限にとどめるワザを使います。

わんこそば用乾麺のそばの作り方

1. 乾麺のそばが全部入るバットなどを用意し、そこにそばを広げる。

2. 1に水をたっぷり入れ、20分程度放置する。

乾麺のそば
そば全体を水に浸ける

3. 放置している間になべに湯を沸騰させ、20分水を吸わせたそばをゆでる。2分程度ゆでればOK。

20分水を吸わせたそば
水浸けで驚くほどふにゃふにゃ

4. ゆだったら、水にとり、流水でもみ洗いしてぬめりを取る。ザルにあけ、上から手で押して水気を切る。

5. 4をボウルに入れ、オリーブオイルを回しかけてよく混ぜてから器に盛り付ける。

オリーブオイルを回しかける
なかなか豪華に見える

わんこそばパーティを開催

具材とそばが揃ったら、わんこそばパーティを開催しましょう。本来わんこそばは、温かいつゆにくぐらせたそばをお椀に入れるのですが、これからの時季は冷たい麺つゆをお椀に入れて、そこに好きなだけそばと具材を入れて食べると良いと思います。これ、とてもおいしいし、何より楽しいです。冷蔵庫の余りものなどを盛り付けても豪華に見えるのがうれしいところです。

わんこそばパーティのポイント

まずそばをおいしくゆでること、ゆでてしばらく置いていてもある程度おいしさが保たれるようにすることがポイントです。また具材は同じぐらいの大きさに切ることで、何度も書いていますが、割となんでも合うのでいろいろ試してみてください。
夏休みももうすぐ。子どもたちとのお昼にも活用できる、おいしくて楽しいそばの食べ方をぜひ試してみてください。

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企画:オリーブノート編集部
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