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こんにちは、パパイズムです!
今回はイタリアンシェフらしく、ジェノベーゼソースを作ります。ジェノベーゼソースというのは、バジルで作るのが主流とされているソースなのですが、日本ではバジルが手に入りにくいので、通年購入できる大葉で代用していきます。
ジェノベーゼソースは魚介にピッタリなので、プリプリで甘味のあるホタテと合わせてカルパッチョ仕立てにしていきます。
バジル、松の実、ニンニク、チーズ、アンチョビ、オリーブオイルなどをすりつぶして作るイタリア発祥の緑色のソース。たっぷりのオイルを使うので、瓶詰めで保存も効きます。バケットに塗ったり、パスタのソースにしたりと使い道は様々。
名前は「ジェノバの〜」という意味で、イタリアの街の名前なのですが、面白い話があるのでシェアします。
ジェノベーゼといえば、バジルを使った緑色のソースとして馴染みがあると思いますが、本来の意味は「ジェノバの〜」でした。
これ、実は本当の「ジェノベーゼ」は挽肉や玉ねぎを使った茶色いソースのことで、日本でメジャーな緑色のソースは「ペスト・ジェノベーゼ」と呼びます
そもそも、バジルをすりつぶして作ったソース自体を「Pesto(ペスト)」っていうんですね。
ためにしに「genovese(ジェノベーゼ)」で検索してみましょう。まっ茶色です。
「Pesto genovese(ペスト・ジェノベーゼ)」で検索するとこれです。
なんなら「Pesto」だけでもOKのようです。
勘違いの原因は諸説ありますが、ジェノバという街はバジルが有名な都市名なので「ジェノベーゼ=バジルを使ったソース」という風に伝わったのではないかと言われています。
真実は分かりませんが、こういう話は面白いですね♪
今回の大葉で作るジェノベーゼソースは、家庭用にシンプルに。材料もチーズとニンニクとオイルだけで作りますが、十分なおいしさです。
1. 大葉は茎を落として細かくみじん切り。
フードプロセッサーを使ってもOK。
刻んだ直後はにんにくやオイルの辛味を感じますが、時間が立つとマイルドになります。混ぜて30分程度冷蔵庫で馴染ませるのがおすすめ。
2. 刻んだ大葉をボウルに入れて、
粉チーズ
すりおろしにんにく
塩、オリーブオイルを入れてしっかりかき混ぜる。
オイル漬けなので冷蔵庫で日持ちしますが風味は飛ぶので2~3日以内に使い切るのがベストです。
3. ホタテの水分をキッチンペーパーで拭き取る。
刺身用ホタテは表面の水分が生臭さの原因になったり、後からかけるソースの味が薄まったりするので、しっかりと水分は拭き取りましょう。
4. ホタテの厚みが3cm以上あるものは半分にスライス。
5. 器に盛り付ける。
6. 大葉のジェノバソースをかけて
ピンクペッパー(あれば)をふりかける。
ホタテのカルパッチョ、大葉のジェノバソースの完成です!
大葉と粉チーズ、ニンニクとオイルでシンプルに作ったジェノバソースは、淡白ながらしっかりとした旨みと甘味を感じられる肉厚なホタテに良く合います。
大葉を使うことで、バジルよりも香りがマイルドになるため、素材そのものの味を引き出してくれています。
これ、塩をつけながら食べるのがおすすめの食べ方です。ジェノバソース自体にも塩は入っていますが、ホタテの身にちょんと塩をつけて食べると、よりくっりと味の変化を感じることができます。
このソースは魚介系はもちろん、パスタにソースにしてもよし、お肉にかけてもよし。大葉が使いきれない場合はぜひ試してみてくださいね♪
皆さんの毎日の料理が少しでもラクに、楽しくなりますように。
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