目次
日本人の国民食ともいえるラーメン。醤油、塩、味噌といった定番から、家系、豚骨、つけ麺、油そば、担々麺など、その種類は多岐にわたり、トッピングも様々です。しかし、美味しい誘惑であるラーメンは、その一方でカロリーや糖質が高く、ダイエットの天敵として認識されています。
特に濃厚な動物性脂質の多いスープや脂身の多いチャーシュー、さらには極太麺のつけ麺などは、カロリーだけでなく糖質も大幅にアップさせる要因となります。頻繁に食べると太りやすいだけでなく、健康面への影響も懸念されます。
今回は、主要なラーメンの種類について、カロリー・糖質・脂質の観点から「太りやすいラーメン」を徹底比較し、ダイエット中のあなたが避けるべき「最凶ラーメン」をランキング形式でご紹介します。
以下の表は、一般的なラーメンのカロリー、糖質、脂質の目安をまとめたものです。麺の量や具材、スープの濃さによって数値は変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
ラーメンの種類 | カロリー(kcal) | 糖質(g) | 脂質(g) | 備考 |
つけ麺(豚骨魚介濃厚太麺) | 700~1000+ | 80~120+ | 20~40+ | 極太麺と濃厚スープが特徴。麺の量が多いため糖質も高くなりがち。 |
油そば | 700~900+ | 70~100+ | 20~40+ | スープがない分、油分が直接絡み、高カロリー・高脂質になりやすい。 |
豚骨ラーメン | 600~900+ | 60~90+ | 20~40+ | 白濁したスープは豚骨の旨味が凝縮されており、脂質が高い傾向。 |
担々麺 | 600~800+ | 60~80+ | 20~35+ | 芝麻醤やラー油による脂質、肉味噌によるカロリーが比較的高め。 |
みそラーメン | 500~700+ | 60~80+ | 15~25+ | 豚骨や担々麺よりは控えめだが、味噌の塩分やラードの使用によっては高くなることも。 |
醤油ラーメン | 400~600+ | 50~70+ | 10~20+ | 比較的低めだが、チャーシューなどの具材や背脂の量で変動。 |
塩ラーメン | 350~550+ | 50~70+ | 10~15+ | 最もあっさりしており、脂質・カロリーともに低い傾向。 |
冷やし中華 | 400~600+ | 60~80+ | 10~20+ | 酢と醤油ベースのタレはヘルシーだが、麺の量や具材によっては高くなる。 |
(※上記の数値は一般的な目安であり、店舗や材料によって大きく異なります。)
上記の栄養成分を踏まえ、ダイエットの観点から「太りやすいラーメン」をランキング形式で発表します。
最凶の理由は「麺の量」と「濃厚スープ」! つけ麺、特に東京で人気の豚骨魚介濃厚スープの太麺つけ麺は、まさにダイエットの最凶ラーメンと言えるでしょう。まず、一般的なラーメンと比較して麺の量が圧倒的に多く、これにより糖質が跳ね上がります。さらに、魚介と豚骨を長時間煮込んだ濃厚なスープは、脂質もカロリーも非常に高いのが特徴です。スープをたっぷり吸い込んだ太麺は、満腹感とともにダイエットへの罪悪感も増幅させます。
スープがないからと侮るなかれ!「油」の量が尋常じゃない! スープがないからヘルシーと思われがちな油そばですが、その名の通り「油」を直接麺に絡めて食べるため、脂質が非常に高いのが特徴です。濃厚なタレとたっぷりの油、さらに追いトッピングでマヨネーズなどを加えることで、カロリーは跳ね上がり、脂質の摂取量はあっという間にオーバーしてしまいます。
白濁スープに潜む「脂」の魔力! 豚骨を長時間煮込んで作る白濁したスープは、その旨味とともに大量の脂質を含んでいます。特に、本場の豚骨ラーメンは、脂の層が厚く、こってりとした味わいが特徴です。替え玉をする習慣がある人も多く、麺の糖質も追加され、ダイエットにはかなりの強敵となります。
「芝麻醤」と「ラー油」がもたらす高脂質! 担々麺の魅力であるクリーミーなスープは、練りごま(芝麻醤)によるもので、これが高脂質の要因となります。さらに、ラー油による油分、そしてたっぷりのひき肉(肉味噌)も加わることで、カロリーと脂質が比較的高めになります。辛味で代謝が上がるとはいえ、全体の栄養バランスを考えると注意が必要です。
冬の定番も意外な落とし穴! みそラーメンは、醤油や塩ラーメンに比べると、味噌の風味を出すためにラードを使用したり、具材としてコーンやバターなどを加えることが多く、その分カロリーや脂質が高くなる傾向があります。地域や店舗によっては、豚骨ベースの味噌ラーメンもあり、さらに高カロリーになることもあります。
一見ヘルシーだけど麺の量は要注意! 夏になると食べたくなる冷やし中華は、酢と醤油ベースのさっぱりとしたタレで、一見ヘルシーに見えます。しかし、一般的なラーメンと同様に麺の量が多いため、糖質は意外と高めです。また、ハムや錦糸卵、中華クラゲなど、トッピングの種類や量によっては、カロリーや脂質が加算されることもあります。
比較的安心だが、油断は禁物! 最もポピュラーな醤油ラーメンと塩ラーメンは、他のラーメンに比べて比較的カロリーや脂質が低い傾向にあります。特に塩ラーメンはあっさりとしたスープが多いため、ダイエット中には比較的選びやすい選択肢と言えます。ただし、背脂の量が多い醤油ラーメンや、チャーシューなどのトッピングが豊富な場合は、カロリーや脂質が跳ね上がるので注意が必要です。
「ダイエット中だからラーメンは絶対食べない!」と諦める必要はありません。いくつかの工夫で、ラーメンを楽しみながらダイエットを続けることができます。
ラーメンは確かに高カロリー・高糖質な食べ物ですが、その美味しさは多くの人々を魅了してやみません。ダイエット中でも、上記のランキングを参考に、賢くラーメンを選び、食べ方に工夫を凝らすことで、無理なくダイエットを続けることができるはずです。
参考文献・参考サイト
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・AI(Gemini)に寄る全国ラーメン提供企業の成分分析結果を基に構成
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。