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毎年ゴールデンウィークをはさんで、その前と後はいくらやっても終らないぐらい仕事が立て込んでしまう。まして今年はいつもの倍以上の忙しさだった。これも10連休というケタはずれの長さのせいだったからだが、休日出勤するほどまじめじゃなく、自分も一緒になって休んだんだから文句は言えない。
とりあえず怒涛の5月が終わったものの、まだ片付け切れていないものをこなして家にたどり着くと、何かを作る余力がほとんど残っていない。でもすきっ腹じゃ眠りにも差し障るし、といってどーんとしたものを食べるのも胃が重くなるし…。
スーパーに買い出しにも行けてないからなぁと冷蔵庫をあさると、出てきたものは切らしたことがない納豆に卵。今朝食べた納豆たまごかけご飯と一緒じゃないかと思ったものの、他にこれといった材料がない。
と、ふと以前、発酵学の大先生が簡単発酵メニューとして紹介されていた「焼き納豆丼」を思い出した。
「納豆を焼く」という、ちょっとひと手間かけた料理で、納豆をパックからそのままごはんにかけて卵を溶きもせず、その上からパカッと割ってのせるだけの「あー、私料理してないなぁ」感満載の「納豆たまごかけごはん」とはちょっと違うぞ。
用意するものはごはんと納豆、卵、鰹節、ゴマという、納豆たまごかけごはんと変わらないメンバー。いたってシンプルだ。ただ違うのはオリーブオイルを使うこと。まず納豆を焼くのに使い、仕上げに器に盛ってから全体に回しかけてコクを出す。ここでオイルにこだわり、ちょっとリッチな有機エキストラバージンオリーブオイルLUISAを使う。香りが高くて贅沢な旨味が出るのだ。
【材料】1人前
【作り方】
1.納豆にタレを混ぜてかき混ぜておく。熱くなったフライパンにオリーブオイル大さじ1/2をひき、納豆をドーナツ状に入れる。
2.納豆がじりじりと音をたてて焼けてきたら、卵を穴に落としいれる。フライパンにふたをして蒸らし焼きする。卵の表面に膜を作りたければ水を少したらしてふたをするときれいな膜ができる。
3.お好みの卵の焼き加減で火を止め、どんぶりに盛ったご飯の上にのせる。
4.鰹節、ゴマ、長ネギをかけてからちょっと醤油をたらし、最後にオリーブオイル大さじ1/2を回しかけてできあがり。
納豆は卵に混ぜてオムレツなどにしたことはあるが、納豆そのものをフライパンで焼いたことがなかった。焼いてみると、納豆の水分が若干飛んでパラパラになり、味が濃縮される。しかもオリーブオイルとの相性も抜群、焼き目のついたところが香ばしいのだ。半熟の目玉焼きの黄身、鰹節やゴマと混ぜて食べると、納豆たまごご飯より数ランクも上のおいしさ、最後にかけたオイルの香りとコクも相まってもはやごちそうの領域。しかも調理時間はわずか5分程度。
このどんぶり、平らげたあとも胃が不思議と重くない。明日もなんとかがんばれそうだ。
有機エキストラバージンオリーブオイル ルイーザ(LUISA)
有機栽培オリーブ果実100%のエキストラバージンオリーブオイル
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。