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缶詰晩酌道場
缶詰晩酌道場第二弾は、今やTwitterフォロワー2万人を誇る”ノザキのコンビーフ”で一杯といこう。
“ノザキのコンビーフ” を手にされたことはあるだろうか?ねじ巻きのような例の棒は正確には“巻取り鍵”というそうだ。アレの先端に空いた穴へ本体の巻取り爪を差し込み、くるくると巻き上げながら開封していく。「ああ!このような開封の仕組みを持つ缶詰があったであろうか?」
コンビーフ缶詰が日本で採用された1950年より今日まで続いているカラクリなのだそうだが、この開封の儀式がなんとも大好きなのである。この開封儀式だけでもコンビーフを買った甲斐があるというものだ。しかし厄介なのは中身のお味。
古の名作TVドラマ『傷だらけの天使』のオープニングで、主演のショーケンこと荻原健一が、牛乳片手にコンビーフを缶からムッシムッシと頬張るシーンを覚えているだろうか。当時子供だったおいらは、その演技と男のエネルギー補給の神々しさに憧れた。いつか大人になったらマクドナルドのハンバーガーとコンビーフを腹いっぱい食ってやるんだ!そう思ったものである。
時は流れその時はやってきた。ハンバーガーの話は今回割愛するとして、コンビーフには参った。まったくもって旨くない。いや、不味いのだ。
似たような思いの読者諸兄は少なくないことであろう。そんなに安くなくてまずいコンビーフ、いったいどうしていまだに売っているのであろうか?
ところがこれが、わずか1分手間をかけるだけで、絶品つまみへと変身するのである。
【材料】(今夜は俺一人分)
【作り方】
コンビーフ開封後、マヨネーズとコショウを混ぜてほぼ終了。たったこれだけであの油ギッシュな臭い塊が驚くほど旨くなる。
こいつの素晴らしいところはビールにハイボール、ワインにチューハイなんでもよく合う。しっかりほぐして空気を含ませることによって、ノザキのコンビーフの品質の良さもわかってくる。わずか300円程度で塩漬けされた牛肉料理をふんわりと楽しむことができる。ああ、やっぱり缶詰って素晴らしい。
実はこのつまみ、1990年代足しげく通った名古屋のバーのマスターから教えてもらったつまみなのだ。こってりした具に負けぬよう、ザクザク感のある「全粒粉クラッカー」がおすすめだが、ふと”リッツVSルヴァン”騒動を思い出し、無塩はルバンしかなかったのでこちらを手に取った。まぁいろいろな事情があるのだろうけれど、カールやリッツ、慣れ親しんだスナックが消えゆくのは寂しいものだ。(リッツはまだあるけどさっ)
ちなみに、マヨペッパーコンビーフ、揚げたてのフライドポテトにドサッとまぶしてくってもうまいぞ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。