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缶詰晩酌道場
寒露も過ぎ、体育の日には清々しい筋肉痛を癒すよう生ビールをぐいぐい流し込んだ皆様、いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ辛口の熱燗が恋しくなり始めたんじゃあありませんか。とくればこの時期旬を迎えるむかごを喰わねばなるまい。 さっと塩茹でするだけでもっちり野趣に富んだ栄養の塊のようなアテになる。これを辛口の“美少年”か“キクマサ”あたりをアッチッチにしてね、むふふ・・・ココロが踊る。
なんてロマンが胸にアタマに膨らんだ折、街はTシャツで溢れ、全国49箇所で30度を超える気温を観測する日がございました。「 おいっ!おいらの“美少年”とのロマンをどうしてくれんだいっ!」って、お酒の話ですよ、お酒の。
でもね、そこは心穏やか臨機応変に楽しめるのが大人の酒呑みってものです。機転を利かせた今宵はキンキンに冷えたホッピーでひと勝負することになりました。
一人暮らしでない御仁(ごじん)に伺うが、あなたがたは冷蔵庫の占有率をどのくらいお持ちか?
真夏ならまだしも秋も深まるこの時期、ビール以外にホッピーだのキンミヤだのと、たまの家飲み用保管庫として使えるスペースなんて猫の額程度が嫁ちゃんの許容範囲。なんて具合のご家庭が多いんじゃあありませんか?我が家もそう。
したがって、ホッピービバレッジが推奨する三冷の法則には大賛成なんだが、いかんせんスペースがない。急なホッピーシフトゆえ、真夏でない今宵のホッピーに氷を入れる事をどうかお許し下さい。 と先にバッカスさんに謝っておく。 で、缶詰の話。 こんな急なホッピーには常備されたあれしか無い。
ほていの焼き鳥“塩缶”となる。
ホントは買った先から食べちゃうし、普段買いは“たれ”なのでコンビニ調達ってことだけれど、こいつだけは第2の保管庫コンビニに必ず常備されているってこと。じゃがりこ、柿ピーという絶対王者に次いで缶詰界のキングに未だ君臨している”ビッグボスほていの焼き鳥たれ缶・塩缶”。そいつが無けりゃコンビニを名乗ってはいけない。
さて、こいつは何をどうアレンジしても美味しくいただける方法は、おおむねやられ尽くしちゃっているから今更ではあるかもしれないが、たれと違って塩は”塩梅”がよろしくない。ちょっとしょっぱくないか?
でもね、オリーブオイルとニンニク、鷹の爪、たっぷりのネギという酒を飲ませるドラッグ系名脇役を使うと、塩梅よろしくホッピーと真正面から四つで組み合う最強のアテへと変身させるのである。
作り方はなんてことない、載せてかけてあっためる。まぁ何より簡単なので、スマホでとった写真でサクッと解説して参る。
1.まず、材料。ほてい焼き鳥は量が少ない。嫁ちゃんと飲む時はふた缶必要。
のせるニンニクは包丁でトンと叩いて軽く潰しておく。潰さなくて良いがお好みで。 鷹の爪はふた缶で一本程度。オリーブオイルは適量が難しい。多くてもダメ少なくてもダメ。三回くらいなのだが、まぁ失敗もまた良しだ。
トースターで10〜12分、缶ごと焼く。 キャンプのときは焚き火で下から炙れば良い。グツグツ煮えれてから5分くらいまつ。
おいらはこれにネギだくだ。ネギは後から載せてくださいね。
オイルの力で熱が閉じ込められているから、ネギに余熱で程よく熱が入り煮えてゆく。 ”ほてい焼き鳥塩缶”は塩がキツめなので、多めのネギを入れることが美味くいただく秘訣なのだ。
そう、思い出した。 巷のアレンジだと塩分キツすぎないか? 絶対缶詰晩酌道場流がウマイと思うのだがね。 とはいえもちろん、缶詰は自由なのだ。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。