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缶詰晩酌道場
忘年会もたけなわですね、皆さま今年も一年ご苦労様でした。ところで12月になると色々なモノが最も売れる時期でもあります。
代表格はおもちゃでしょうか。なんでもクリスマス需要に始まり正月にかけて年間40%のシェアを誇るとか。にもかかわらずニンテンドースイッチの在庫不足が恨めしいとニュースになっていましたね。年中通して売っているモノの中で見て行くと、特にすごいなと思うのが「かに」。あのヤフーショッピングでは1〜11月通した総売上の、なんと1.5倍を12月単月で売り上げるそうですよ。
しかしながらここ数年、暴騰していてなかなか口に入る機会がありません。2014年に結ばれたロシアとの密漁・密輸出に関する協定や中国の需要拡大によって、残念なことに今後も安くなることはないと言われています。特にタラバガニは高嶺の花、そう思うとますます恋しくなるというのが人の常。
前置き長くなりましたが、今回思い切って買っちゃいましたよ、かに缶を。
いつものスーパーに行くとベニズワイガニほぐし身659円也が売っていましたが、そこは漢たるもの偶の贅沢をケチっちゃあいけません。お向かいの成城石井さんへ勇気を出してレッツゴー。ありました!
内容量は違えど、うーん・・・むむう・・・と、永世七冠「羽生善治」よろしく長考に突入。財布と相談してみたら打ち手は1つ、本ずわいかに脚肉詰の一手詰みとなったのでした。ではちゃっちゃと一手間をご紹介。
【材料】(5〜6人に一口づつ入る程度)
今回はたま絞め搾りのごま油を使ってみることに。
【作り方】
1.きゅうりを薄くスライス(12-3枚)したらザックリと千切りに。
2.胡麻豆腐小さめ二丁にかにをのせる。そのままでも頂きたいので1/3づつ。
3.きゅうりをドンとのっけて、ごま油を少々、ちょっと悩んでぽん酢をかけて見た。はい完成。
こんな高いかに缶買ったことあったっけ?という程度には慎ましく生きてきましたので、正直なところ、これに素晴らしく良い香りがするごま油をかけるのには勇気が要りました。
キンと冷えたキリンラガーをチェイサーに、熱々の辛口酒でいただきます。
「う、うまい・・・美味しいね・・・?」
あれれ、なんだかかにの美味しさがよくわかりません。そ、そんな時のために残してあったかに缶1/3をそのままちょいと一口。
「美味いではないか!」
ほんのり甘く、上品なあの味。もう缶詰でいいよ、かには。いや、むしろ缶詰だよな〜。曖昧に頷く家族に試作品を勧めてみると、
「かにが台無し」
「何がやりたかったのか」
「正直、かにの味が消えてる」
と、容赦ない感想が降り注ぐ。まぁね、なんだか嫌な予感はあったのよね。ある意味想定内ですよ、だ・か・ら、1つ残しておいたのさ。本命はこっち、日清オイリオの鈴木さんだって、アレはなんにかけてもいいっていってたし、ふふ。
はい、オリーブオイル♪万能のかけるオイル、オリーブオイル様の前では、餡子だろうがかにだろうが恐れることはないのであります。
おいコラ、ピエトゥラ〜コロンビナ様・・・全然ダメじゃん。どなたか、かに缶に美味しく合わせるかけるオイルの使い方ご存知ありませんか。
追伸。ぽん酢だと思ったんだけどなぁ・・・、バラバラではなくて悪い意味で味がまとまってた。
ピエトラ・コロンビナ
トスカーナ州産の実を使用したオリーブオイルの「ヌーボー」
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。