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MCTオイル
私はラーメンが大好きです。特に麺よりもむしろスープ。もちろん一滴も残さず最後までスープ飲む派です。健康とダイエットに良くないと知りつつ、おいしいスープに出会ったら最後までスープを飲み干してこそ、作った方へのリスペクト、ラーメン道の流儀だと思っています。
そんな私ですから、今までスープのない”油そば”など邪道中の邪道。街中華のメニューにラーメンと並んで”油そば”なんて書かれていようものなら、一人憤慨していました。しかも油=即デブのイメージが強く、デブが怖い私の眼中には、まったく”油そば”はなかったわけです。
しかし・・・今回異常事態が発生しました。MCTオイルを使ったおいしいレシピはないものかと考えていたら、オイル=油という発想から、つい、名前に”油”が付いている“油そば”を思いついてしまったのです。本当に“つい”、です。MCT油そばは、油そばに対する悪いイメージである油=即デブというイメージが、MCTオイルを使うことで薄れてしまうではありませんか。油そばを躊躇する理由が一つなくなってしまうわけです。とすれば、残るは味。おいしくなかったら、ラーメンから眼をそらして油そばを発想してしまった自分を恥じることにします。
実際、油そばをググってみると、タレもさまざま、具材もさまざまです。しょうゆベースのタレにチャーシューにメンマ、長ねぎなどのラーメンの血統を守るものから、タレにマヨネーズなどを入れ、水菜、トマト、レタスなどサラダ野菜をのせたサラダ風のものなど千差万別、玉石混交です。
とはいえ、ここはやはりラーメンに敬意を表して、正統派のしょうゆベースのラーメンの具材をのせることにしました。万が一おいしくなかったら、即刻スープを投入してラーメンに転用できるようにするためでもあります。
果してラーメンの具材を踏襲した油そばを正統派と呼ぶのかわかりませんが、とにかく材料を揃えて作り始めましょう。
【材料】
調味料
【作り方】
1.丼に調味料をすべて入れ、よく混ぜてタレを作る。
2.麺を少し固めにゆで、ゆで上がったらザルにあけてよくお湯を切る。固めにゆでるのは、麺をゆで上げてから、食べるまでに多少時間がかかるため。
3.2を丼に入れ、麺をタレとよくからませる。
4.好きな具材をのせてできあがり。
実は私は、家で鶏ガラからスープをとり、チャーシューや煮卵、メンマも自作してラーメンを楽しんでいます。が、自作ラーメンで何が大変かといえばスープづくりです。2時間以上も鶏ガラや煮干し、長ねぎの青い部分や人参などを入れた鍋の番をしてアクを取るやら、火の加減を見るやら。しかも欲張って一度にたくさん作るので、できたスープの収容がまた大変。空のペットボトルを用意して、スープをこしてから冷やして詰める作業は、本当に手間です。
ところが、油そばにはその苦労が一切ない。ちなみに具材は海苔以外は自作しましたが、楽をしておいしいものにありつけるわけがないでしょうと思いつつ、実食しました。さて?
うーむ。残念ながら…うまい。なんだ、これは?!
麺にタレとMCTオイルがうまくからんで、見た目もピカピカ、食欲をそそります。麺を食べてみると、きわめてツルっとしたノドごし。特にMCTオイルがよい働きをしています。なにしろサラっとしていてクセがないので、麺とのからみやすさが抜群なんだと思います。しかもスープが入っていないので、最後まで麺がのびることがない。チャーシューなどの具材との相性もバッチリ。これは間違いなくアリ!アリですよ。
結局、油そばにスープを投入することもなく、あっという間に食べ切ってしまいました。で、あとで念のために用意していたスープは味を調えて後で飲みました(結局スープも飲むんかい、ってね)。
MCTオイルで油そばなら罪悪感がなく、手軽で時短でおいしいときたら、やらない手はないでしょう。しかも後で調べたら実は油そばよりラーメンの方が、スープまで飲み切るとカロリーが高いということがわかってしまいました。知らなかった…
今回は、MCTオイルの他に油は入れませんでしたが、お好みでラー油を少し入れると辛味と風味が出て、また違った味になると思いますし、バリエーションは多いでしょう。自分なりにアレンジすると、楽しくおいしく食べられるということです。ごちそうさまでした。
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日々の運動にMCTオイルを使って、さらに効果を高めてみましょう。MCTオイルは油ですが、油は主成分となる脂肪酸の種類にって分類され、MCTとは「Medium Chain Triglyceride」(ミディアム チェーン トリグリセリド)の頭文字からとっており、日本ででは中鎖脂肪酸といいます。中鎖脂肪酸はココナッツなどヤシ科の植物の種子に多く含まれている天然成分で、母乳にも含まれています。
・消化吸収がよく効率的にエネルギーに変換される
一般的な油の4~5倍も早くエネルギーとして消費されます。体に蓄積される前に、筋肉がMCTオイルのエネルギーを消費し始めます。運動するときのエネルギーチャージとしても素早く変換されるので、効率的に運動を続けることができ、体脂肪の燃焼を効果的に促進します。
・燃焼されやすく、カラダに蓄積されない
体脂肪は長鎖脂肪酸の油です。これを分解するためには筋肉を使って蓄積された体脂肪を分解する必要があります。MCTオイルは筋肉の代謝を促し、蓄積された体脂肪を分解するエネルギー源として素早く消費され、カラダに蓄積されません。
分子が短い中鎖脂肪酸は、一般的な植物油よりも炭素の数が少ないので、体内での分解が早く進みます。そして中鎖脂肪酸が分解されると、体内でケトン体と呼ばれる成分が生成されます。つまり中鎖脂肪酸は、効率的にケトン体に代わるのが最大の特徴なのです。
では、ケトン体にはどのような物質なのでしょうか。
かつては、脳を働かせる唯一のエネルギー源がブドウ糖だと考えられていました。しかしその後の研究で絶食時に脳が使っているエネルギー源を調べたところ、60%以上がケトン体でした。脳でブドウ糖が不足した場合、代わりにケトン体がエネルギー源として利用されることがわかったのです。つまり、ケトン体は考えるためのエネルギーになる物質で、認知症の対策としても有効なのではないかと注目を集め、研究が進められています。
中鎖脂肪酸は分子が短いことで、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入れるため、一般的な植物油よりも4~5倍も早く消化吸収されます。そしてあっという間にエネルギーとなって消費されるので、皮下脂肪として体に定着しにくい構造なのです。
一方、一般的な植物油は腸から消化・吸収されたあと、リンパ管や静脈を通って体中に運ばれます。そして必要に応じて分解されたり、エネルギーを使わないようなら体内に貯蔵されたりします。つまり、消費エネルギー量が低ければ、皮下脂肪として蓄えられてしまうのです。このように、中鎖脂肪酸は効率的にエネルギーになって燃えてくれるので、未熟児や手術後の患者さんのエネルギー補給など、医療現場で長年利用されてきました。最近では体に溜まりにくいエネルギーということで、ダイエット食品としても注目を集めています。
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日清MCTオイル
美容や運動に関心の高い方の良質なエネルギー補給に
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。